「IMAXの迫力!」地獄の黙示録 ファイナル・カット shantiさんの映画レビュー(感想・評価)
IMAXの迫力!
ベトコンの村を襲撃し、ナパーム弾で椰子林を焼き払うシーンが、まさに圧巻。現実の戦場に居るような気がして、恐ろしさを覚えた。オープニングやところどころで流れるドアーズ「The End」が凄い迫力で迫って来るのも、音にこだわるIMAXならではであり、全く感無量だった。もちろんワーグナーの「ワルキューレの騎行」もこれから始まる戦闘シーンを否が応でも盛り上げていた。久々に劇場で見たこの作品はCGとは根本的なところでは全く違うものだと分かった。臭いまでありありと嗅いでいる気にさせるのが、現実にあるセットなのだと理解した。映画監督なら、CGなど一切使わずに作品を撮りたい撮りたいと思うのも無理はない。金が湯水の如く使えるならば、是非そうしたいだろう。それだけの意味はあるのだ。
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