「話し合うことの大切さ…」WAVES ウェイブス ケイさんの映画レビュー(感想・評価)
話し合うことの大切さ…
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家族だと中々折り入ってできないかもしれない。物語は2つの構成に分かれる。前半は兄の転落人生。レスリング部で活躍する高校生タイラーは綺麗な彼女もおり、厳格な父親に育てられながらも、継母の愛も深く、正にリア充。しかし、肩の怪我でレスリングの夢が絶たれる、恋人の妊娠発覚、中絶拒否→酒、ドラッグ服用→恋人を殺してしまう→終身刑、と人生を転げ落ちてしまう。後半は残された家族、特に妹のエミリーを中心に描かれる。殺人犯の妹ということで学校でも誰とも話さない生活。しかし、全てを知った上で理解するルークという恋人ができる。一方、母親は息子を厳しく躾け、追いやった父親を受け入れずにいた。ルークを虐待し、生き別れたルークの父が癌となり、二人で看取るうちに、家族の絆の大切さ、今いる家族の大切さをエミリーは改めて感じる。エミリーから連絡を受けた母親も父親を受け入れようと努力する。人生は一寸先は闇、そこからの家族の再生を描いている。全体的に映像、色彩がとても鮮やかで、夕焼け、テイラーの部屋窓、パトカーのサイレンの赤、青が印象的。
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NOBUさんのコメント
2021年8月18日
おはようございます。
”全体的に映像、色彩がとても鮮やかで、夕焼け、テイラーの部屋窓、パトカーのサイレンの赤、青が印象的。”
同感ですね。音楽も併せて、感性に訴えかけてくる映画でした、私にとっては。では、又。