「回るカメラ、青、赤、紫、緑。」WAVES ウェイブス だいずさんの映画レビュー(感想・評価)
回るカメラ、青、赤、紫、緑。
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前半の主人公、タイラーは『ルース・エドガー』の真意が読めない主人公ルース役だった人です。ケルビン・ハリソンJrさん。
タイラーとエミリーの(継)母役の人は、ドラマ『グッドワイフ』でケイリーの同僚だった検事さんだと思います。役名忘れたけど。かの有名なミュージカル『ハミルトン』のオリジナルキャストでもあらしゃるそうな。レネー・エリス・ゴールズベリイさん。なんとアリーマイラブにも結構出てるとネットにありまして、うそうそどこよーと思ってます。どうやらアリー達が良くいくバーのシンガー役みたいです。DVDでさがそ。
お兄ちゃんが歩んだ破壊の道は、古臭い男らしさの呪いだと思いました。弱くても逃げてもいいのに、それを自他共に認めない思想が、脆さを生んだと思います。
加えてアメリカにおけるアフリカ系アメリカ人の置かれている立場が、より現実を厳しくしたのだと思いました。
妹ちゃんのパートはお兄ちゃんの事件の後の再生を描いていきます。妹ちゃんと、ルーカスヘッジスのシーンはどれもぐっときました。
全体を通して、バリージェンキンス的な色彩を感じる映像が綺麗でした。
お話は、苦しくて切ないエモーショナルな、いいお話でした。
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