「これはエミリーの物語」WAVES ウェイブス ヨコヨコさんの映画レビュー(感想・評価)
これはエミリーの物語
前半1時間、ハイスクール生活を満喫していたタイラーに焦点が当たり、突然それは終わる。そしてタイラーの妹、エミリーにスポットライトが当たり、家族のその後が描かれる。
エミリーのボーイフレンド、ルークの父親の話も絡め、両親、タイラー、エミリーの家族が再生へ向けて僅かな光が見え始めた所で、話は終わる。
この映画は、黒人の肌が非常に美しく撮られている。色彩と、光と音楽。多少音楽は過剰気味に感じたが、とにかく画面が美しかった。反面、物語は切なく重く、苦しい。
今を生きる、愛を伝える、家族であり続けることの難しさ。アメリカということで一見派手に見えるけれど、抱える問題の根は同じなのだと思った。
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