「見応がとにかくあり、引き込まれる映画だった。」コントラ KONTORA えみさんの映画レビュー(感想・評価)
見応がとにかくあり、引き込まれる映画だった。
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父親に年頃のよくあるどのように接していいのか、分からない高校生のソラ。唯一心を開いていた祖父の急死、祖父の手に持っていた日記を見つけたときから物語が動いていく。
オープニングの始まり方は、とてもすてきだし、突如現れた後ろ向きに歩く男が物語が進むに連れて、ソラの家族と関わっていく。
頑固ですぐに頭に血が上るタイプの父と、反抗的で少し荒っぽい態度をとるソラは本当はとても優しかったり、後ろ向きに歩く男にも親切に接する。
祖父が埋めたとされる、戦争中の銃を見付けたことや、見つける過程にて親子の関係もよくなっていき、後ろ向きに歩く男も一緒に暮らすようになっていくのだが、視聴者も気になっている【何故後ろ向きに歩くのか】そこを問いただし始めるが、結局明確の答えが出ないまま終わっていく。
最期にソラの似顔絵とメッセージ、後ろ向きに玄関を出た後に前を向き走り始める男。
私の解釈は、祖父の日記を読んだことにより、戦時中の若き青年が現れ、祖父の中では自分が亡くなったあとに気がかりの親子関係を心配し、出てきたのかなと考える。
時間軸が過去に戻っていくのを巻き戻しのような演出として後ろ向きなのか、観たあとにもたくさん考えられて楽しい。
前編モノクロで、場面に大きな動きはないけれど
出演者たちの演技や動き、気になっていく展開にすっごく引き込まれました。
観れてよかったです。
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