「今一つ入り込めないんだよなー、面白くないんだよなー」コントラ KONTORA バリカタさんの映画レビュー(感想・評価)
今一つ入り込めないんだよなー、面白くないんだよなー
大きく深いテーマ。映像美。散りばめられた断片が形を成していく展開は嫌いじゃないし、よくぞこんなの思い付きましたな!って感じです。突拍子もない設定ですが、なるほどね!って感じで終われました。
しかし、しかし。ストーリーに入り込めなかった。
なぜだろ?と考えました。
舞台を日本にしたのが足枷になってしまったのでは?
全編日本語以外の言葉にして、日本語字幕にしたほうが日本語会話の違和感が払拭できたのではないかな?
父娘の日常会話で「フェア」なんて単語、使わないですよ。日本語会話の監修してあるのかなー?本作。
それと、ソラがあまりにエキセントリックかつ感情の起伏激しすぎて、、、。動静のコントラストがキツすぎて心情がはかりきれない。おじいちゃんとのエピソードがあまりに薄くて、どーにも乗っていかない僕の気持ち。
あと、ソラの親父がアホすぎていらつくんですよね。
何にも考えていない感が半端ない。だからソラを大事にしてるんだよ、のセリフが表面的に映るんだよな。
それと、親戚関係のエピソード、必要だったのかな?
なんのために必要だったんだろ?よくわからん。
シーン毎の絵はとっても綺麗。本当に。
ラストシーンは印象的で、すごく良いです。
けどね、描きたいテーマとラストシーンありきで脚本作ったんじゃ?とおもえる無理展開と感じてしまう僕がいたんですよね。もっとちゃんとフォーカスして描くべきだったのでは?
残念でした。
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