サイコマニアのレビュー・感想・評価

ロック好きな人なら､たぶん知ってるカルトムービー。 前から観たかったんですが､ミニシアターで､やっと観れた。 英国製のバイク､トライアンフに乗り､英国製の革ジャンを着こんだ､英国バイク乗りスタイル､ロッカーズ。 このロッカーズスタイルの暴走族リビングデッド､が主役です。 リビングデッドは､生ける死者って意味なんですが… 映画的には､B級で結構つまらんです(笑) 僕は､ロッカーズが大好きなので､ファッション的には､すごく楽しめました。 ただ､後半コメディっぽい部分があってゲンナリ… 終始クールに徹してほしかった。 音楽も合ってない､陽気なファンク使ったり… 僕なら､デッドビーツやジョンソンファミリー､トールボーイズ､辺り使って､超クールにキメる。 リメイクしたい(笑) あとTシャツ買いました(笑)

バイカーに悪魔崇拝のオカルトが混ざったハイブリッドムービー。俳優陣の衣装とバイクが秀逸。革ジャンはルイスレザーだと何かの紹介記事で目にしたのだが、本当だろうか？バイクはトライアンフにBSAといった英国の名車が揃っていて楽しめた。その辺りに関してはちょっとマニア向けなのかもしれないが、作品自体の内容も悪くはない。やはり、このチープなムードに私は惹き寄せられるのだ。

リビング・デッドを名乗る暴走族のロッカーズスタイルが格好良い、イギリスだから当然か、Ｌｅｗｉｓ Ｌｅａｔｈｅｒｓの革ジャンにＴｒｉｕｍｐｈで爆走する場面は陳腐な物語に反して迫力のあるカーチェイスがリアルで痛々しく、劇中で流れるサイケデリックな音楽を含めて最高な世界観。 リーダーが埋葬されるバイクに乗ったまんまな格好が滑稽にも、ロッカーズ版『さらば青春の光』を期待しながらオカルト要素が満載に、恐怖を感じずに自殺からの蘇りを試みるメンバー達が選ぶ方法は多少なりともコミカル描写で笑えてしまう。 とっておきのヴィンテージと化したＬｅｗｉｓ ＬｅａｔｈｅｒｓとＴｒｉｕｍｐｈ、ファッションやカルチャーが好みで観る方が楽しめる、あとは根っからのＢ級映画好きが、ＤＶＤよりもデカいスクリーンで鑑賞する快感。