クロスレンジ 報復の時のレビュー・感想・評価
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制作がイギリス、フランス、アイルランドとあり、レッドベレーが出てき...
制作がイギリス、フランス、アイルランドとあり、レッドベレーが出てきたので、北アイルランド紛争ものと分かります。
ワルにしては凶悪過ぎる若者は、私には理解し難いですが、殺す連鎖がまだ続く国ではそんな人間が居てもおかしくはないという事なんでしょうか。
その中で、レッドベレーに家族を殺されて、自身も苦しみながらも、殺した側の苦悩を知る事で許すことの出来た彼女が強くて好きです。
お酒も強いし、とっても美しいし。
アルプスの雪や、ドレス、ママのバイオリン、女性が美しかった。
人が殺し合うということは悲しいことであるけど、そこにこんなドラマがあるって皮肉です。
人間ドラマを描きたかったのでしょうが・・・
元特殊部隊で誤って子供撃ち殺してしまったトラウマを抱える主人公と、殺された子供の姉である女性を描く物語。
テーマがぼやけた映画、との印象を持ちました。女性から見た復讐劇と主人公の反撃、或は女性の復讐心との葛藤などが描かれるのかと思いましたが、違ったようです。
素性を隠し、主人公に接近する女性。その女性を歓待する主人公の母親。そして歓待を受け入れる女性。それらが淡々と描かれています。女性の殺意や葛藤、戸惑い等を見ることは殆ど出来ず、鑑賞する側の戸惑いの方が募ります。
後半からの展開は少し驚きましたし、無残なラストに虚しさも覚えました。しかし、映画全体としては、テーマを曖昧にした展開でしかありませんでした。正直、時間を作って鑑賞する映画ではない、が私的評価です。
タイトルなし
幼い頃に父と弟を殺され、復讐のため、追う女、弟を誤って射殺してしまったことから苦悩し、山深いアルプスに盲目の母と共に引きこもり、人と関わらない生活を送る元特殊部隊の男。設定は面白いのに、途中から女に一方的に思いを寄せるストーカー男とそのクレイジーな友人が出てきて、がっかり。何で女を殺そうとするか、特に友人の殺意が謎。また、復讐に燃えるはずの女が男の母の優しさに触れ、ドレスを着たり、3人で歓談する様はちょっと理解できない。
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