「人それぞれ」星の子 Normanさんの映画レビュー(感想・評価)
人それぞれ
習慣、信じるもの、宗教とか
本当に家庭ごとに違うものがあり
それが当たり前で育った家庭
それがいいと信じている家庭
やはり育った環境、考え
最初の教えから信じて生きてきたとか
それが正しい、でもおかしい
けど家族、とか色んな思いになりますね。
他人から見たら、不審者。
自分から見たらいつもの家族。
水の中身を水道水に変えた、おじさん。
怒鳴り散らかす妹夫婦。
協力したはずの妹夫婦の娘も、
怒鳴り散らす父母をみて
帰って!と叔父に包丁をむける。
やっぱり家族愛が勝ったのだと。
おかしいと思ったから叔父に相談したのに
やっぱり家族が勝ってましたね。
不審者だ。って先生に言われてる時の
芦田愛菜ちゃん、切ない悲しいすぎましたね。
そこへ手を差し伸べるおじさん。
お姉さんのまーちゃんは
そんな家族が嫌で出て行ったんだなと。
父母のお水への信頼に不信感はあるのに
このお水はいいお水、哲学者が認めたお水。
それは信じている。
矛盾しているけど、信じてる。
小さい頃、あの湿疹が水で直ったのは
偶然なのか否か。
あのときのあれがなかったら父母は
どうなっていたのか。
小さい頃からの習慣って
本当に人それぞれ家族それぞれです。
宗教も、生まれてそう言われて育ったら
それが当たり前になって育っていく。
でも他人からしたら、それが当たり前ではなくて。
なんというのでしょう。
信じる気持ちとか、家庭とか
そういうことを考える映画でした。
芦田愛菜ちゃんが体調悪そうにしてたら
あなたにタオル乗せられて、水かけられてたシーンで
笑ってしまったけど
ご夫婦は、本気で心配しての行動だから。。
なんとも言えませんよね。
好きだった先生に
【その変な水もしまえ!!】って。
みんなの前で、水で風邪ひかないから苦労しないんだよ!
両親にも言っとけ!って。
めちゃくちゃひどい、感情だけでしゃべる人間すぎて、
ドン引きでした。
水の否定は、もう両親、自分をも否定されているような。
信じてる?ってきかれたときに
わからないの。
その言葉の意味もすごくわかります。
信じてる信じてないとかじゃないんですよねなんか。
そう信じて生きてる人がいて、
そう育ててきてもらって
愛情ももらってて、
わからないってなりますよね。
おかしいってわかってても、
信じてない!!とは言い切れない感じ。
修学旅行行くのかな?って思ってたら
幼少期から通っていた、なぞの宗教(?)
オーラが見えると言われている人がいたり
変なポーズをしながら瞑想したり。
交流会という名の宗教の人たちと話す時間。
これも本当に育った環境だと思いました。
この宗教に限らず、信じてるものが
その人の信じているもので
習慣が、習慣で、信じてなくても
どこかで信じてて、嫌いにならなくて
生まれてそれが当たり前だったからそうなってしまって。
子供の時からそうだったら、もうそうですよね。