「肉を愛し肉に愛された男!寺門ジモンの自伝的作品。」フード・ラック!食運 赤足さんの映画レビュー(感想・評価)
肉を愛し肉に愛された男!寺門ジモンの自伝的作品。
肉を愛し肉に愛された男!ダチョウ倶楽部の寺門ジモンが監督原作、脚本に悩みに悩み6年を費やしたと言われる本作。主人公が母の味を求める様を描いた作品。
元々、ネイチャージモンという、ダチョウ倶楽部とは違う顔を持つ男。寺門ジモンに魅せられ、トークライブ迄当時行っていたワイ(笑)
いやー!ネイチャー(ジモン)が6年掛けたとされるのも分かる納得の出来栄えであった!元々、テレビでは口煩い、ウザイ、くどい、怖いというようなイメージがあるネイチャーだけども、誰よりも食に対して紳士に向き合い人生を捧げ妥協を許さないネイチャーだからこその拘りがこの作品には細部まで映し出されていた!
肉と人間ドラマと愛が織り成すハーモーニー🎶主人公が取材で行く名店なんかは、実際にネイチャーが足繁く通った。知る人ぞ知る名店ばかりが実際に登場する拘りや、物語自体を監督自身の自伝的な要素を含めたり、主人公が肉を焼くシーンなんかはジモン流の肉を焼く時の仕草やウンチクなんかを知ってて、随所でクスッとさせられ
そして、肉の食べ方も口に入れて美味しさが来たら飲み込むや熟成肉や最近流行りの焼肉店で出す黒毛和牛と謳って違う肉を出す手抜き焼肉店なんかへも、実際に牛を丸ごと1頭買ったり、毎年黒毛和牛の競りに足を運ぶ徹底した変態っぷりのネイチャーだからこそこそ言える。手厳しい忠告やなんかも色濃く入って、なるほどっと納得させられる場面もチラホラ!いちばんは、お客様を笑顔にしたいから、造り手の美味しくな~れの精神で焼肉を楽しむことへの拘りと母親からもらった愛やいただきますや感謝の心が下地には詰まっていた。
物語のキーパーソンともなる。母とぬか漬けに関しても裏話を知っていたためかラスト付近で号泣!肉や母への想い愛が詰まっており!腹を空かせて見たからか、終始出てくるお肉にお腹が鳴りっぱなし(笑)見終わったあとは焼肉が食べたくなる至極の飯テロ作品である。
あと、よりこの映画を楽しみたい方は漫画「ネイチャージモン」を読むと更に楽しめること必須である。