「平坦で散漫」スキャンダル みみずさんの映画レビュー(感想・評価)
平坦で散漫
重いテーマのはずなのだが、それほど怒りを感じることもなく、
不快な思いをすることも余りなかった。
それは私が男だからなのだろうか。
理由は2つあるように思う。
1つはいわゆる#Metoo運動が少なくとも日本においては非常にうさんくさく、
心からのシンパシーを感じられないこと。
特にマスコミや芸能界においては、怪しげな連中が跋扈しているように見える。
実際、ハニートラップに填まる愚か者が後を絶たない?
2つめはトランプの存在だ。
事実に基づく話だから実際にそうだったのかもしれない。
しかし、そこが強く出過ぎてしまったがために、フォーカスがぼけた。
そして、3人それぞれの内面を掘り下げられず、比較的平坦なストーリーとなってしまった。
全体としてつまらなくはなかったが、心に訴えかけるパワーはなかった。
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