劇場公開日 2020年2月21日

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「分断を引き起こした男」スキャンダル 蛇足軒瞬平太さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5分断を引き起こした男

2020年8月1日
PCから投稿

スリリングなエンターテインメントとしての進め方だけに軸足は置かない。

キャスター達の気持ち、
ロジャー・エイルズの罪の深さ、
影響の大きさ、
をじっくりと描く。
が、
もう少しキャラクターを作り上げても、
よかったか。

実話ベースの作品は、
リアルに仕上げようとして、
事実に呪縛されて、
登場人物がのっぺらぼうになるケースがある。
特にこういう作品ではさじ加減が難しい。

敵の敵は味方の描き方はよかった。

ヒットしたから、
興行的に成功した、
という事で括ってはいけない問題を、
伝える!

という、
大きい問題に対峙するスタンスや気概のようなモノは感じた。

ルパート・マードックをマルコム・マクダウェル!

若い頃の非道ぶりをアレックスでつなげたか?

エイルズが、
ヘイトマーケティングで集票、
トランプを大統領に担ぎ上げた手法、
嘘みたいなプロセスに詳しい、
「ザ・ラウデスト・ボイス―アメリカを分断した男―」と併せておすすめです。

蛇足軒瞬平太