「ニュース番組にキャスターの脚は不要」スキャンダル たあちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
ニュース番組にキャスターの脚は不要
今週は「Fukushima50」と思っていたのだが、あまり評判がよろしくないので今更ながらこの映画を観た。FOXニュースをクビになったキャスター(ニコール・キッドマン)が初代社長をセクハラで訴えて退陣に追い込むという実話である。観る前から結末がわかっており、内容としてはそれが全てハイおしまいという感じなのだが、キッドマンを真ん中にしてシャーリーズ・セロンとマーゴット・ロビーが同じエレベーターに乗っているシーンを観るだけでもう充分なのだ。ちょうどトランプが大統領選を戦っている2016年夏の出来事で、FOX以外の大手メディアが支持する民主党系の政治的圧力が働いたのでは?と勘ぐってしまうのだが、何れにしてもなりふり構わぬ手法で視聴者を増やしイラク戦争を主導して戦場の中継までやったFOXの罪は大きい。ニュース番組で女性キャスターの脚を見せることが必要なのか?ということ。それを指示した社長のロジャー・エイルズは明らかにセクハラ(パワハラ)だしその手法に追随している日本のメディアも同罪であろう。
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