劇場公開日 2020年2月21日

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「「フェミニストなのか」【loyalty】 アダム・マッケイ作品を思...」スキャンダル とーりさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5「フェミニストなのか」【loyalty】 アダム・マッケイ作品を思...

2020年3月4日
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「フェミニストなのか」【loyalty】 アダム・マッケイ作品を思い出した、例えばどこか『マネーショート』っぽい語り口・進み方に『バイス』のようなハイクオリティものまね大会(緊張・毒気をやわらげるような時折のポップ演出も)。ではニュースをお伝えします。ある情報筋によると、"戦う女性"シャーリーズ・セロン(近年のアクション映画等での強キャラっぷりばかりか『スタンドアップ』でも実在の人物となりセクハラ被害の声を上げ戦った)とマーゴット・ロビーの演技そしてカズ・ヒロさんの特殊メイクが素晴らしい、と。結果からお伝えしますと概ねその前評判通りでした。あと、社会派(& コメディ)監督ジェイ・ローチの手腕に色々なキャラクターで地味に顔を揃えた豪華キャスト。嫌われ役で敵の総本山ロジャー・エイルズ役ジョン・リスゴーに、個人的に押さえておきたい面子だけでもマーク・デュプラス(シャーリーズ・セロンとは『タリー』コンビ)、アリソン・ジャネイ、ちょい役ながらTV畑からのダーシー・カーデンやトリシア・ヘルファー、そしてマルコム・マクダウェル。そんな中でも特筆に値したのがジェス役ケイト・マッキノン。彼女の素晴らしさは毎度実感するものだけど、今回はいつもの比較的アクの強い感じとはまた違って魅力的。
WHAT THE FOX! 政治色も超える長年に渡る問題。ジェスはザ・"保守"なFOXにいながらもクローゼット民主党員でレズビアンという難しい役どころで、しかも最後にはツラい現状に甘んじてしまう...というドラマに深みをもたらす難役。そのキャラクターにも通ずるのだけど本編最後のテロップが指し示す通り一時期的だけで根本的には変わらぬ状況。

"This place is crazy." 見出しWHAT THE FOX(= fuck)! "to be likable" "Maybe (maybe not)." But not the last
今年有料鑑賞17本目

とぽとぽ