劇場公開日 2020年2月21日

  • 予告編を見る

「女性だって戦う兵士なのよ…」スキャンダル shokotenさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5女性だって戦う兵士なのよ…

2020年3月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館、VOD

悲しい

怖い

知的

容姿端麗で、そこに才智が加われば、
社会で働く女性にとって、それは
最強のスキルであり、共に戦う同士の
歴然とした武器です。
それは男性にはない、華やかさという
匂いまで醸し出し、同性の私でさえ
酔わせてくれます。

その武器を葬ることも活かすことも、
今だに権力がある男性という理不尽さに
怒りさえ覚え、
ふと、ブラックボックスの著者の
伊藤詩織さんのことを思いました。

対等で話をしているのに、
女だから、とか、色目を使ってとか、
斜めに見る風潮は全くナンセンス。
でもそれは、もしかして
絶望的に無くならないのかもしれない
という恐れを感じ、きっと
今だにきっと蔓延していると思います。

ムーンライト、グリーンブックと、
アカデミー賞を受賞し、表向きには
理解してますよ的な知らしめを
しているけれど、自由の国アメリカ!
と叫ぶ割には、まだまだ人種差別も根強いし、
ある意味この作品もそれらの作品と
同じ意味を持つのではないかと感じました。
アメリカだけの話ではないでしょうが…

コメントする
shokoten