「告発した彼女の勇気」スキャンダル poke143さんの映画レビュー(感想・評価)
告発した彼女の勇気
2016年に実際に起きたFOXニュースCEOのセクハラ事件を描いた作品。
アメリカの共和党、民主党の政治思想やそれに対するマスコミのスタンス、トランプ大統領が誕生する際の状況など基本的なことが分かってないと、冒頭からスピーディーにやりとりされるFOXニューススタッフ達の会話に追いつけないところあり。
本作の主役はシャーリーズセロン演じる看板キャスターのメーガン・ケリーになっているけれど、やはり勇気を持ってセクハラを告発した、ニコールキッドマン演じるグレッチェン・カールソンがいてこそ。それにしては
扱いが地味なような。
テレビに出る以上、見た目も重要視されてしまうのは、致し方ないところもあるけれど、ここまでのセクハラが許されることではなく醜悪なCEOには嫌悪感しかないわ。
本作品のプロデューサーでもあるセロンは、カズ・ヒロ(辻一弘)による特殊メイクを施すなど今回もカッコよかった!
原題はBombshellで、爆弾という意味。まさに彼女達の行動は放送業界への爆弾になったということね。
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