ヒノマルソウル 舞台裏の英雄たちのレビュー・感想・評価
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記憶にも記録にも残らないテストジャンパー
1998年長野オリンピックジャンプ競技。田中圭扮する西方仁也は選手として前回のリレハンメルオリンピックで飛んでいたが、原田雅彦の失速で金メダルを取り損なっていたので西方仁也は悔しい一方だった。次の長野にかける気持ちは旺盛だったが、若い船木和義の台頭もあり西方仁也は腰痛による怪我もあって落選したものの記憶にも記録にも残らないテストジャンパーになった。
人生オリンピックだけじゃないとは言うもののさぞや悔しかろうね。そりゃあ表もあれば裏もある。当時はリアルで見ていた覚えがあるが、テストジャンパーの物語は知らなかったよ。命の危険をかけて日本の金メダルのために飛んだテストジャンパーたちの勇気に感謝だね。まさに ヒノマルソウルだね。知られざる感動作だったよ。
こんな話って全然知らなかったから
大号泣してしまった。
飛行機に乗る用があって、Netflixから携帯にダウンロードして搭乗。
座席指定するのに残り席がほぼほぼ限られていて三席の真ん中しかどこもあいてなくて じゃあせめて 前の空いてる所にと席を取ったら、CAさんと向かい合わせ。でした。
後半 着陸前20分はCAさん 座っておられます。
そう、後半の20分が 泣くんだよーー。
長野五輪も もちろんその前の日本開催の札幌の笠谷あたりから、ジャンプ競技は日本がメダルを狙える競技だったので日本人の大半が注視する競技で私もテレビに釘付けになったものでした。
長野のジャンプ団体は感動の🥇で それはそれは忘れられません。物心付いてたら大抵の人が見たに違いない。
原田の「ふなきいい〜〜」は一生頭から離れないくらい。
しかもその前の大会の原田の失敗ジャンプは、全国民ガッカリな感じで 長野の時にもう一回失敗した時には みんなが 「他にはおらんのか?」とさえ思ったのだった。
そうです。
表舞台しか見てないし こんな裏話があったなんて
誰も教えてくれないんだもの。
映画だって あんまり興味ない感じではあったけれど
まあ見ておくか くらいのやつ。
だから 西方? 誰だっけ?
いたっけ いたかも。 くらいの認識。
それがもう後半 これですよ。
テストジャンパーたちの話だったのねーー。
全然 前知識なしだった。こんなことあったんですねーー。
そう言えば あの日あの時
東京もめっちゃ雪降ってたなあ。
あの裏にこんなドラマがあったなんて
もう もう もう
泣かずに 見られる訳がない。向かい側のCAさんも何かわからないながら うんうんと私の顔を見て頷いてた😂。
両隣のお兄さんとお姉さんは どう思っていたのだろうか。
人と人との出会いの大切さ
<映画のことば>
なぜ、俺がお前をテストジャンパーに選んだと思うんだ。
暇にしてるからだと思ったのか。
「駕籠に乗る人、担ぐ人。そのまた草鞋を作る人。」―世の中はいろいろな立場の人々で成り立っているが、それだからこそ、人と人との出会い、人の人に対する想いが大切なのだと思います。
不遇の毎日でも、彼を見ている人は、ちゃんといた。その意味では、最後の最後は彼のアンダーシャツで飛んだ、原田選手の彼に対する想いも見逃せません。
「ハンカチでは足りず、バスタオルが必要?」と陰口を言われても、涙がいっぱいあって良かったと思います。評論子には。
「実話物」の実話を知っているのって、初めてかも。
1998年当時、まだネットが今ほど発達してなくて。
仕事中外から帰ってきた係長に、「原田やったよ!」って教えてもらったのを覚えてます。
長野五輪ジャンプ団体の、テストジャンパーの話。
聞いたことあったけど。
西方選手の目線で時系列的に進む話。同年代なら胸熱。
日本選手は層が厚かったからねえ、四人の選手に入るのも大変。
ジャンプは1人で飛ぶ競技だけど、たくさんの仲間と一緒に飛ぶ。
エンドロールに出てきた、選手の名前を見て感じました。
いつの間にか涙してた・・・。
ただ惜しむべくは、演じる役者さんが。
原田選手等実物に寄せすぎているのが、若干引いたような。わかりやすいけどね。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「裏方でも私には大切なオリンピック」
以前、長野五輪でのテストジャンパーの話は何かのテレビ番組で放送され...
以前、長野五輪でのテストジャンパーの話は何かのテレビ番組で放送されていたことは知っていたけど、今や当たり前にある女子スキージャンプがまだ認められていない時代だったことは初めて知った。
様々な人々が葛藤し、頑張っている姿が知れて良かった。
日本精神。日本人であることを誇りに思える作品。
命の危険も顧みず何かのために使命を果たす。
これこそ日本が世界に誇る日本精神。
まさか平成の日本に、日本精神が生きていようとは。
日本の金メダルは名もなき裏方たちに懸かっていた。
その崇高な精神に涙が止まらなかった。
テストジャンパーにスポットライトを当てたのは斬新な切り口。 ジャン...
テストジャンパーにスポットライトを当てたのは斬新な切り口。
ジャンプ団体戦の主役は2大会連続で良くも悪くも原田だった。
その舞台裏でこんなことがあったとは知らなかった。
競技終了後、西方が息子からもらった手作りの金メダル、あれは泣かせにきたな。
長野五輪《スキージャンプ団体金メダル》秘話。
興味深かったです。
テストジャンパー。
その存在は知ってましたが、ラージヒル1本目原田雅彦の失敗ジャンプの後で、
吹雪がさらに強まり、続行が危ぶまれる事態となった。
ここで競技終了となれば、日本は4位・・・メダルなしに終わります。
長野五輪は、リレハンメル五輪の雪辱を晴らす・・・どうしても日本は金メダルが
ほしかった。悲願でした。
(またしても原田雅彦の失敗ジャンプでか!?!)
ここで25人のテストジャンパーが、ある決断をします。
連盟も強化コーチもテストジャンパーも皆、悩んだ。
1メートル先も見えない強風(横なぐりの吹雪)
そこで飛ぶなんて自殺行為!!
(怪我すればその後の選手生命が絶たれることも・・・)
それでもテストジャンパーは飛ぶ決断をする。
これ以上は語りません。
結果を皆さん誰もがご存知(・・・とは、限りませんね)
主役の西方仁也(田中圭)
リレハンメル五輪団体ラージヒル銀メダリスト。
その彼が、直前の怪我で、惜しくも代表入りならず。
銀メダリストの彼が、テストジャンパーを甘んじて受け入れるまでの葛藤。
同級生の原田雅彦への複雑な胸の内。
(映画はまるで見てきたかのように赤裸々に描かれます。)
辛かったでしょう!
悔しかったでしょう!
乗り越える西方。偉かったです。
テストジャンパーを演じる(眞栄田郷敦、小坂菜緒、山田裕貴)すごく良かったです。
共感できる厚みのあるキャラでした。
西方の田中圭も土屋太鳳もみんな良かった。
原田雅彦(濱津隆之・・カメラを止めるな・・の)確かに似せてましたね。
それにしても、それにしても《原田雅彦》
強運なのか?悪運なのか?
オリンピックをこんなに興奮させ、盛り上げたアスリートが他にいるでしょうか!?
原田は来年2月の北京五輪総監督に就任。
(嵐を呼ぶ男・・・北京五輪もどんな展開が待ち受けるか?)
◆結果22022年北京オリンピックの男子ノーマルヒル金メダル。
男子ラージヒル銀メダル。
小林陵侑選手が成し遂げました。
(偉業の陰には、舞台裏の英雄たちが居るのを、決して忘れずに・・・)
うーん 内容は、昔アンビリーバボーかなんかでドキュメントとして流れ...
うーん
内容は、昔アンビリーバボーかなんかでドキュメントとして流れたことあったよね。
オリンピックに合わせて日本一丸と感動を与えたかったんだろうけど、
なんか、連盟とか名誉とか日本とか組織とかメダルとかの為に理不尽を通すような…。オリンピックの為の人生なの?って考えが時より頭をかすめて逆に冷めてしまった。
中身自体は面白かったです。
各キャストの細かい心情描写や演技がぐっとくる
長野五輪を陰で支えたテストジャンパーの物語、というだけの情報でみた。
最後のチャンスかもしれない(年齢的に)オリンピックに出られず、テストジャンパーというのは屈辱的だろうし、西方じんやさんの聖人君子ではなく人間的な嫉妬や悔しさすごく伝わってきて泣いてしまった。
映画のヒーローなら「がんばれ…!」っていうところで「おちろ…!」ってところがいいよなぁ。
聾唖のジャンパー高橋くんの演出もよかった。
音の聞こえない世界、雪しか見えない真っ白な世界での達成する演出よかった
相互理解、相互信頼、ワンチーム
今作は、1998年冬季五輪長野大会スキージャンプ団体で日本が金メダルを獲得した影で、奮闘したテストジャンパー達の姿を描いた作品である。コロナ禍の東京五輪を巡って、日本中が騒然としている時期に、今作の様な、捻りの少ないストレートな作品を観ると、当時のことが自然に蘇ってくる。五輪に賭けるアスリート達の熱情に純粋に感動できる。スポーツの持つ力に圧倒される。
今作の主人公は、1994年冬季五輪・リレハンメル大会団体で金メダルを逃して銀メダルに甘んじたメンバーである西方仁也(田中圭)。彼は、4年後の長野大会を目指して練習に励むが、怪我をして長野大会のメンバーから外される。そして、葛藤の末にテストジャンパーを引き受ける。主人公を含めテストジャンパー達は様々な事情を抱えていた。最初はバラバラだったが次第に絆を深めていく。そして、長野大会本番を迎える・・・。
前半は、西方を中心にして物語が進んでいく。メンバーのミスで金メダルを逃したことへの屈折した思い、長野大会メンバー落選のやり場のない怒りと絶望、テストジャンパーの役割を見出せない苛立ち等々、西方役に庶民的な田中圭を起用したことで、彼の苦悩を選ばれた者のものではなく、等身大に捉えることができる。共有できる。親近感が持てる。
後半は、テストジャンパー達の群像劇である。女性ジャンパーの小林賀子(小坂菜緒)、障がい者の高橋竜二(山田裕貴)、主人公同様に五輪メンバーから外された南川崇(眞栄田郷敦)など、主要な人物像が明確で分かり易い。彼らは、共同生活をしながら、時としてぶつかり合いながらも次第にチームとして成長していく。クライマックスシーンでは、一致団結して果敢に戦っていく。
彼らは個々のスキルは高くはない。しかし、相互理解、相互信頼ができるワンチームに昇華したことで、金メダルという栄光の影の立役者になれたのである。
相互理解、相互信頼、ワンチーム、という言葉が心に刻まれる作品である。
金メダル以上の金メダル
本物の金メダルは取れなかったけど、それ以上の金メダルを貰えたんじゃない。
25人で繋いだリレーは見事に選手たちに繋がった。
あの金メダルの舞台裏に、こんなストーリーがあったなんて。
山田裕貴に助演男優賞を❗️
やっぱり雪の映画は冬に公開するべき。この映画は梅雨時期に公開したので、映画館で他の作品を見てしまったが、こんな感動作だったとは。まさに舞台裏のストーリーで、知らなかった真実の物語です。全員で勝ち取った金メダルだったんだなあ。それにしても、あれから約23年。携帯電話。大型ビジョンの感じなど時代をしっかり感じさせてくれますね。キャストも素晴らしく、特に難聴者という難しい役をこなした山田裕貴は特筆ものでした。助演男優賞候補間違いなし。あと、原田役の濱津隆之も本人によく寄せていましたね。ハマり役でした。本物原田さんも苦しい思いをしていたんだなあ。冬本番前に良い映画を観れました。
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