「あの時の感動が倍増して戻ってきた」ヒノマルソウル 舞台裏の英雄たち bionさんの映画レビュー(感想・評価)
あの時の感動が倍増して戻ってきた
今でも思い出す長野オリンピックの団体ジャンプの奇跡の逆転劇。その裏側でもっと熱くなる事が起きていたなんて。
予告編で特徴のある喋り方をしていたテストジャンパーがとても気になっていたが、この選手は聴覚障害を持っていながらも、とんでもなく熱いハートを持っていた。この高橋竜二と女子高校生ジャンパーの小林賀子を演じた山田裕貴と小坂菜緒がとてもいい。高橋、山田とも飛ぶ事が大好きでテストジャンパーとしてオリンピックに参加できることを誇りに思っている。その想いがスクリーンを通してこちらに伝わってくる。
古田新太もよかった。演じる神崎コーチは、現役時代に代表選手になれなかったからこそ、テストジャンパー達の気持ちがわかる。厳しいけど憎めない。
高橋が仕込んだウーロン茶事件には、吹き出してしまった。
それにしても原田役の濱津隆之は、似てたよね。泣いているんだか笑っているんだかわからない原田の情けない顔がそのまんまだった。
できれば、NHKの実況で再現して欲しかったな。
「立て、立て、立て、立ってくれー(絶叫)」
応援してる自分も正にこの気持ちだった。
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