「究極の二者択一」ブレイブ 群青戦記 Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
究極の二者択一
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山崎紘菜いいね。弓道のシーンで目の玉がキュロって動くところは「もう、このまま山崎紘菜を観ていたい」と思ったの。でも、その後は出番少なめで残念だったな。アクション得意じゃないのか。
戦国時代にタイムスリップしたところで、人質を取られちゃうんだよね。男子二名、女子三名の計五名。「これは助けに行くだろ」ってなったところで、「現代への帰り方が分かった!」となって、助けに行くの行かないのどうすんの?ってなるね。
それで助けに行くんだけど、そこでがんがんやられちゃうね。被害を最小限に抑えることだけ考えたら、助けに行かないのが正解なの。
でもこれ、「『あのとき仲間を助けに行かなかった』と一生後悔して生きる」と「かなりの確率でここで死ぬ」の二者択一なんだよね。これは悩む。
話の方は、途中で家康が死んじゃって、ここでラストが分かっちゃうのが惜しいね。
ここまで、なにかと家康が主人公を気にかけるんだよね。帝王学を教えてる感じで。
それで分かっちゃうんだけど、もう少し目くらまししてても良かったかも。
あと帰り方が《バック・トゥ・ザ・フューチャー》と同じなのは、本質的なところじゃないし、割り切ってオマージュなんだろうね。
この辺もそうだけど、この話、そんなに深くは考えてなくて「思いついたアイデアを小品にまとめました」って話なのかなって思ったの。まさか映画化されるとも思ってなかったろうな。
最後は山崎紘菜の学生生活で終わるけど、あれだけ酷いことが起きた高校で、普通の学戦生活が続いてるって、ちょっと考えられないな。
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