「前宣伝印象とは違う内容です」ブレイブ 群青戦記 エスターさんの映画レビュー(感想・評価)
前宣伝印象とは違う内容です
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原作読まずでも楽しめるとのことで
行きました。
確かに演技派三浦春馬氏の出演場面は清らかな
空気感に溢れ存在感が安定した佇まい。
松山ケンイチ氏の威圧感も良いエッセンスとなっており武将2名には賞賛したい。
真剣佑氏や若い演者も溌剌として良い演技でした。
問題なのは、前宣伝での爽やか青春群像時代劇と継承となる人間模様の印象から大きくかけ離れたホラー映画と見紛うばかりの演出。映像のほとんどが血の海です。レイプを想像させたりショッキングな映像が満載。
舞台挨拶で松山氏だけが楽しいことはなかったと仰っていたことが、周りの若人が部活みたいで楽しかった!とばかり言う中、松山氏の発言の深いところ理解した。
軽いノリでは鑑賞しない方が良い作品です。12禁でなく15禁にしても良いのではないかと思うほどの内容と映像。
その中まさか徳川家康を抹殺するとは、これかなり衝撃的な内容。
三浦春馬氏は演出や台詞にまで意見を言い良い作品へと昇華させ、ここまでグロい作品を伝承という一所懸命と言う言葉で品位ある作品と伝えていたようだ。その作品愛に、星を3つ付けたが、最期の出演映画がホラーとは名優の無駄使いであり、ある意味一所懸命の人間への冒涜だと感じた。
とにかく前宣伝でのミスリードによって、観賞後、心折れる人間が多発するであろう作品。
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