「さすがに それは無理ゲー。」ブレイブ 群青戦記 bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
さすがに それは無理ゲー。
予想を遥かに超えてバタバタやられるもんで。大量殺戮に度肝を抜かれるタイムスリップ直後。情け容赦なさ過ぎてバトルロワイヤル?
なんだかんだの末に信長の砦に辿り着くも、特に戦略は無くて正攻法の正面突破。全滅必至の砦攻め。
スポーツエリートが揃ったところで、所詮は丸腰じゃん。太刀を振り回す武士が相手じゃ可愛そうってもんです。結構がとこ、見てるのが辛いです。
オチも既出感ありで普通。一つ一つの局面は面白いんですよ。でも結局、最後まで今ひとつ映画に入り込めませんでした。置いてけぼりでも無いけど。ホントに微妙w
自分を信じて。俺たちには出来る。って言われても。ラグビーも野球も格闘技じゃない。そりは、さっすがに無理ゲー。ヤられるの前提の物語りはフェアじゃ無いでしょ。
入り込めなかった理由は、これどすねぇ…
今、こうして三浦春馬さんをスクリーンで見てると、不思議な気分になってしまいます。三浦春馬、松山ケンイチの2人は異次元みたいで良かったです。
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3/14 追記
ここ数年の邦画について愚痴ります。
邦画に関しては、2010年代の方が圧倒的に面白かった。最近、面白いと思う邦画が少な過ぎます。理由は以下。個人的な見解です。
①「政治批判」「社会批判」=「知」であるとの誤認を広めているメディア・映画批評によって発生した「評価の偏り」の定着。
②①により「本能に訴える」と言う文法に沿った作品への投資激減。
③収益の分配構造の問題。報いられるべき人への正当な分配が行われていない事。
④政府支援の少なさと偏り。
⑤配給会社の広告偏重。結果的に引き起こされる、製作費圧迫。
「最近の韓国映画が面白い」ってのは違います。邦画が余りにもツマラナイんです。
漫画原作の実写化も良いんですけどね。「③分配構造」が機能していれば、「漫画原作」を発想として「その弱点を補い、より本能に訴える脚本化」ができると思うんですよね。
この映画なんか、「高校生が戦国時代の足軽と互角に戦えると思わされるネタ」があれば良かったと思うんです。不利な白兵戦を最小限に留めての陽動と救出作戦ができればいいんだから。学校には先生が乗って来たクルマぐらいあるでしょうから、ガソリンと言う可燃物とドローンを使って、一の曲輪も二の曲輪も炎上させるとか。アメフトボール爆弾もガラスや強酸を仕込めば殺傷力は100倍になります。窓枠のアルミサッシは槍に改造可能だし、軽さゆえに飛び道具に利用(ミサイル化)できます。バッテリーを使って音と光で陽動。鎧を付けた武士に比べれば、機動性とスピードでは圧倒できるので、陽動さえ可能なら潜入できる、的な戦術。などなど。
説得力は役者さんと演出ですからねぇ。
前提条件には目新しさはあったので、惜しいって思いました。
blood様コメントありがとうございます😸
確かに白兵戦の前に弓矢で殺されるのは必定。遠距離戦の検討をしないとダメですね。発煙筒でビビらすっていうのも、舐めてんのか!風向きを読んで火をつけるしかない。それでも勝ち目はないです。門を抜けてもクランチを多くして狭間から弓で狙われるし・・・
君の名残をは知りませんでした。探してみます。