老後の資金がありません!のレビュー・感想・評価
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老後ではなく変化する日常
劇中の夫婦よりは若いが、ほぼ同世代故なのか…笑えない箇所が多数あって慄く。
相続やら結婚やら、退職やら物欲やら…冒頭、感じたのは「やべえ…地雷踏んだ」だった。
なのだけど、必ずのしかかってくる問題しか提議されておらず、それらに潰されそうになる人生ってななんなんだろうと、悲しくなる。
間違いなくコメディで、ファーストシーンから芸人さんまで配置してるにも関わらず、全く笑えない状況。
…個人的な理由でしかないわけなのだけれど。
だけど、まぁ、作品としてはよくまとまってたと思われる。現実と切り離すのが至極難しくはあったけど、三谷幸喜さんと草笛さんに助けられたと思ってる。
三谷さんのキャラは正直やり過ぎなんだけれど、作品とのコントラストとして非常に秀逸だった。
「笑う」って衝動が自然と湧いてきた。それまでは、いつ笑えばいいのだろうと凹んでた。
そして草笛さんのウインク。
とてもチャーミングで素敵だった。
主演の天海さんを筆頭に、芝居巧者が集まった本作は、コメディとしての大前提を全くぶらす事はなく良作だと思える。
一応、タイトルへのアンサーも用意してくれてるし。
劇中の夫婦の選択は一例であり、シェアハウスにはシェアハウスなりの問題もあるかと思う。
それだけではなくて、海外に移住する人や、田舎暮らしを始める人、選択は様々だ。
この作品を見てなんとなーく思うのは、老後は老化であるのは間違いないのだけれど、それ自体は変化であって悪しきものではないんじゃないかって事だ。
その変化を容認したくない意識こそが悪しきものなのではなかろうか、と思う。
変化し、未知の世界が広がる恐怖なのかもしれない。
出来てた事が老いにより出来なくなる。
そこを受け止めきるかどうかなのだろう。
尚且つ、それを楽しめるかどうかなのだろう。
死別によって1人になる。
その変化を受け止めるかどうか。
心配しなくても、人はいずれ死ぬ。
どう足掻いても老いは来る。
…その認識なのだと思われる。
彼らは変化を楽しめてたように思う。
幸運も不運も不意に訪れる。
要らないと拒否できないし、懇願しても舞い降りない。目の前こ事に懸命にならざるを得ないのが人生の本質なのかもしれない。
そんな中の箸休め。
赤い鞄を手にする彼女は、幸せそうだった。
と、おとぎ話で締め括るのではなく、きっちりお金の話としてまとめた本作。
彼らは1400万円程の老後の資金を手にしている。
ま、これも一つのオチなのかもしれない。
身につまされる
「ほどほど」に満足すれば人生は楽ちん。
お金も大事だけど、シェアがよいね
笑い声がよく聞こえてきた
劇場内20人弱くらいで女性グループが多く笑い所ではアッハッハとよく響いていました。
25年ほど前、実家の向かいのアパートに一人住まいの70代のおばあちゃんが毎日ヒールで出掛けてて(格好もお洒落だけど年齢的に危なくないのかなぁ)なんて見かける度に思ってたんだけど
ある日スニーカーで姉と立ち話中に見かけたので挨拶したら
「あなたたち、20代の若い娘がスニーカーでベタ足でもったいない。女はヒールをやめたらおしまいよ。」と言われたことを草笛さんの美しいヒール姿で思い出した。
葬儀の場面で聞いたことないお経だなぁと思ってたら意味がわかってクスっときた。
草笛さんと天海さんの歌声が聴けてよかったな。
自身も老後の資金はありません。
笑い泣き
天海祐希さんが綺麗でしたね
作品では、いろいろな役者さんが出まくる
ちょーお買い得な感じしましたよ。
内容は、あるあるばかりで、笑いあり、感動ありでした。後わ自分の老後を考えさせられましたね。
これは、観て良かったです
年齢層高くドリフ状態🤣
最高すぎる!
主役は 草笛光子!
こんな 美しく、上品で かっこいい高齢者が 要るのですね?
草笛光子に 憧れます。
ストーリーより 何より 彼女の 奇跡的な美しさに ため息が出ました。
仕事で イライラしていたので コメディを見たくて この映画を選びましたが、
ストーリーは クスッと笑える場面が 散りばめられ、特に 松重豊が 娘へのプレゼントだった
大きなぬいぐるみを抱きしめて 号泣している場面 本当に 笑ってしまいます。
お金 お金 のストーリーですが そこは コメディで 上手く お金の無い悲しみを ごまかされたように感じました。
映画を見ることで ストレス解消になるなんて 何て 幸せなんでしょう。
改めて 映画に感謝です。
いやあ笑った笑った
笑えたところはティッシュ箱の一か所だけ
この春に観た「お終活」が面白かったので、老後をテーマにした邦画も良いものだなと思い、こちらを鑑賞。が、面白くもなんともない。どうだ、ほらここ可笑しいだろ、笑うところですよというのが透けて見える。ああ、ここで笑わせようとしているのだなというのがわかるけれど、それが面白くもなんともない。無駄なことしてるなぁと、しらける。特に、刀を持つ毒蝮三太夫の絡むところは笑わせようとしているのが丸わかり。ちなみに原作では、お爺ちゃんは行方不明のまま帰ってきてない。ただ唯一吹き出したのが、旦那がティッシュ箱を妹に差し出し、嫁にこづかれて嫁に渡し直し気まずくなるところ。コメディを名乗るなら、こんな笑える場面がもっと必要。
あと、天海祐希に生活感をまるで感じなかった。演技が悪いというのではなく、女優自体に金が無い切迫感や家庭の主婦を感じさせるものがまるでない。凛々しすぎる。所帯やつれ・生活臭をさせなければならない役は無理だと思う。キャスティングディレクターの責任。
笑いあり涙ありの良質エンタメ
主に虚栄心
ホームドラマ
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