「【"直面する困難を力に変換""全ての生命体の完璧な調和を追究する姿に感銘を受けた作品"。】」ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【"直面する困難を力に変換""全ての生命体の完璧な調和を追究する姿に感銘を受けた作品"。】
殺処分予定の犬トッドをペットにしたジョン&モリー夫婦が、愛犬が原因でアパートを追い出される処から物語は始まる。
彼らが始めた事はオーガニック農業。
が、購入した200エーカー(サッカーグラウンド200個分位かな)の土地は固く、スコップも歯が立たない。
だが、ここからの彼らの頑張りと数々の柔軟な発想が素晴らしい。
・荒れた土地を肥沃にするためにミミズを活用。
・鶏の卵は大人気商品(美味しいよね、絶対に。卵かけごはんで食べたい・・)
・鴨の使い方。(日本にもあるなあ、カルガモ農業・・)
そして自然の不思議。あれ程増えて困っていたカタツムリたちをある年から鴨たちが一斉に食べ始める姿。(私はエスカルゴにすればよいのにと思ったが、良く考えたら種類が違った。)
オーガニック農業のベテランアドバイザー、アランの指示も的確で徐々に農地を開拓していく彼らとその仲間の姿に勇気を貰う。
害虫、鶏を襲う野生動物に対しても彼らは悩みながらもきちんと対応していく。
印象的なのは、鶏を襲う動物を撃ち殺した時のジョンの言葉である。
”これで、僕の理想の一部も死んだ・・・”
それでも、襲い来る強風の季節や山火事の危機も乗り越え、彼らは夢を実現させていく。
彼らと共鳴した仲間達が作り上げた丘陵上の農場を空撮した風景の美しき事と言ったら・・。
そして、彼らをこの地に導いたトッドの死。彼はジョン&モリー夫婦が開拓した農地に丁重に葬られる・・。
〈”全ての生命体には存在する意味がある”、という深淵な思想を見事に有機農園として体現させた夫婦の八年間の有機農業を描いた、素晴らしいドキュメンタリー作品。〉
こんにちは、
日本は密集しすぎかもしれませんね。まあ、狭い国土だし、山がちだから、このファームのあるアメリカみたいにはいかないとしても、集中解消は課題ですよね。
東京近辺は、しばらく外出自粛で、家でゴロゴロになりました。スーパーからものは無くなるし、コロナの前にも餓死するかもしれません(笑)。僕は、オフィスまでチャリ痛なので、率先して早めにオフィス行ってます。