「ノリと裸と、少しだけダイビング」ぐらんぶる shinさんの映画レビュー(感想・評価)
ノリと裸と、少しだけダイビング
あらすじ
大学進学を機に、伊織は海辺の町で叔父が営むダイビングショップ「グラン・ブルー」で暮らすことに。
新生活に胸をふくらませていた彼だったが、入ったサークル「Peek a Boo」は、酒と全裸が飛び交う型破りな集団だった。
次々と巻き起こる騒動に振り回されながらも、伊織の大学生活は思わぬ方向へ転がっていく。
感想
ハチャメチャ、って言葉がいちばんしっくりくる映画だった。
アニメのあのノリをそのまま実写に持ってきてて、いい意味でバカバカしくて、勢いだけで最後まで突っ走ってくれる。何が面白いのか、と聞かれるとちょっと答えづらいけど、でも確かに笑ってしまうし、ついていけないようで、なぜか目が離せない。
ちゃんとストーリーを追うというより、その場その場のノリを楽しむ映画。あと、最後に出てくるダイビングのシーンだけ、やけに静かで美しくて、「ああ、こういう時間もあるんだな」って、ちょっとだけ思えたりする。全体はずっとふざけてるのに、その静けさが少しだけ沁みる。
なんだか、よくわからないけど、嫌いじゃない。そんな映画だった。
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