「原作の雰囲気そのままの映画化。でも惜しい。」ぐらんぶる 小幸さんの映画レビュー(感想・評価)
原作の雰囲気そのままの映画化。でも惜しい。
原作が好きなので公開初日の鑑賞です。
決してつまらなくはないのですが、可もあり不可もありといった印象の映画でした。
良かった点は映画オリジナル展開を多々挟みつつも原作の雰囲気をしっかり出していること。
特に飲み会の斬新な表現が好きで、恐ろしくも楽しそうな雰囲気がよく伝りました。
また原作準拠のギャグシーンのクオリティもかなりもので何度か吹き出しました。
そして山本の山本感は異常。
逆に気になった点としては映画オリジナル展開があまり好みではなかったことが一つ。
オリジナル多用の序盤のテンポが若干悪い事に加え、終盤のオリジナル展開がなかなかの曲者。
原作を読んでイメージしていた伊織感とは異なった行動にかなりの違和感を感じてしまいました。
あとは海が若干汚く、ダイビングシーンがあまり綺麗に見えなかった事も残念。
せっかくの実写映画化なのでガツンと大画面の映像美で魅せて欲しかったなあと思います。
総評としては、純粋な原作の映画化として観るとおや?となるかもしれませんが、
原作を原案とした別作品として観ることができればかなり楽しめる作品かと思います。
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