「現実に寄り添いながら、今を精一杯生きる」ステップ ランニングマンさんの映画レビュー(感想・評価)
現実に寄り添いながら、今を精一杯生きる
若くして妻を亡くし、父親1人で娘を育てる状況の葛藤。
死はいつかは必ず来るものであると改めて思った。
そのいつかが分からないからこそ、今を思い残すことなく生きることが大切だと感じた。
夫からすると、妻を亡くしたこと、会社で思うようなことができなかったこと。
娘からすると、母が小さいころから自分だけいないこと、新しい女性が家族に入ること。
義親からすると、娘を亡くし、息子夫婦には子宝には恵まれなかったこと。
このように、生きているうちには、何が起こるがわからない。
しかし、何が起こったとしても、現実に寄り添いながら、時間をかけて受け入れることが必要だと思った。
特に、娘が新しい女性を母と呼んだことや、義父が危篤のシーンは感動した。
生きていると何が起こるか分からないから、何が起こっても現実を受け入れ、
どこかで死が来るから、思い残すことなく、今を大切にしようと思わせてくれた。
感涙した。
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