劇場公開日 2020年7月17日

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「ハートウォーミングな佳作」ステップ 藤崎修次さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ハートウォーミングな佳作

2020年7月19日
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シングルファーザーの子育て奮闘記。とはいっても、反抗期前の女の子なので苛烈な親子喧嘩などはない。
娘も天の邪鬼な態度で親の関心を引こうとしたりはせず、母のいない寂しさをなんとか自分の中で消化しようとして父に心配を掛けまいとする。その健気な姿にキュンとする。

子育てが思うようにいかず、気持ちが折れそうになりながらも、亡き妻への思いを心の拠り所にして奮闘する父(山田孝之)も懸命さが伝わってきた。

なにより、嫌な人が一人も出てこないのがいい。登場人物が皆、父娘を温かく見守り応援しようとしてる。会社のかつての上司(岩松了)、保育園の保育士(伊藤沙莉)、カフェ店員(川栄李奈)、会社の同僚(広末涼子)、そして亡き妻の家族たち。
みんないい人だから、見てても疲れない。

特に病に倒れた岳父(國村隼)が見舞いに来た孫娘を抱き寄せるシーンはウルっとしてしまった。

細かいことを言えば、小学校低学年時の美紀役を演じた子役(白鳥玉季)の子が大人び過ぎていて、少し違和感があったので、もう少し年齢相応の子を起用しても良かったのかも。この年代の子は成長が早いので1歳違うだけで全く印象が変わるから。

それと、義父の実家まで行ったりしてるのなら主人公の実の両親を登場させても良かったのかも。

藤崎修次
藤崎修次さんのコメント
2020年7月24日

川栄李奈はどんな役にも上手くはまるね。特に街のちょっとキレイなお姉さんをやらせた時とか。

藤崎修次
かんさんのコメント
2020年7月24日

カフェ店員は、川栄李奈さんでしたか!?
もしかしたらとはと思ってはいたのですが。

かん