劇場公開日 2020年2月7日

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ロニートとエスティ 彼女たちの選択のレビュー・感想・評価

全34件中、21~34件目を表示

2.5主演女優ふたりのPV

2020年2月13日
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フライトキャット

3.5伝統という名の鳥籠

2020年2月12日
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厳格といえば聞こえはいいが要は思考停止、時代錯誤。
同性愛に対する反応のみならず、変な挨拶や授業のヘンテコさにいたるまで、これ一体何時代の話やねんと思ってしまいますけど、現代(スマホもある)なんですよね…
もちろん宗教に支えられてきたものもたくさんあるんでしょうが、でも人を愛することが不幸に繋がる宗教ってナニ?と、日本人としてはどうしても教義をマイナス視点で見てしまいますね。
でも世界的には同性愛反対がまだまだ「普通」なんだよなぁ…

まぁ、映画的には主人公が最初に街を去るまでの描写が一切ない(もちろん推測出来るだけの種はありますが…)あたりがやや物足りなさもありましたが、LGBTに何らかの興味関心がある方は観て損はないと思います。

あとベッドシーンがすごかったです。

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克晴

3.5不服従を選択する自由

2020年2月11日
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①日本社会は自由な様で実は私たちも服従とは言わないまでも結構暗黙のルールに従って(従わされて?)生きている。②ましになったとはいえ、群れるのが好きな日本人、コミュニティの一員と見なされることに安心する日本人、一方コミュニティの等質の一員であることを無自覚に強いる日本社会、この映画のエスティのように、そこでありのままの自分をさらけ出せず、又そのコミュニティに居心地の悪さを感じながらも飛び出せない人は多いのではないだろうか。何故なら、心の何処かで恐れているから。ロニートのようにコミュニティから飛び出した人間は、生まれ育ったコミュニティに戻りにくいか、戻っても冷たい拒絶に会うことを。ロニートのように最後まで肉親に理解されない(許してもらえない)悲しさが待っているかも知れない(と言ってもロニートは後悔してはいないだろうけど)。そういう点から見れば、レアなケースを扱っていながら、かなり普遍的なテーマを持った映画と言えよう。③そのエスティに、コミュニティに残りつつ、ありのままの自分でい続けるという或る意味最も難しくて厳しい選択をさせたのは、自分の子供には初めから選択の自由を与えたいという母になるという強い想いだ。④両レイチェルは大好演。レイチェル・ワイズはそろそろいい歳だと思うが、華やいだ雰囲気を醸し出しているところは流石。レイチェル・アダムスは女優としてはこれからが旬だろう。⑤セバスチャン・レリエの演出は「ナチュラル・ウーマン」がどこか戯画的な演出だったのに比べ静謐で抑えたトーン。その分、面白みは減っているが。⑥アレッサンドロ・ニボは、あの「ジュラシック・パークⅢ」のお兄ちゃんがこんな渋い演技派になって、と感慨を抱かせる好演。

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もーさん

4.0何がそんなに?何でそんなに?

2020年2月11日
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興奮

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momo8

3.5えっちでした

2020年2月11日
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びぃ

4.0ロニートとエスティ

2020年2月10日
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2人の関係が素敵でした。
ラストのまとまりが少しビミョーでしたが、全体的によかったです。
ドヴィットのラストコメントは想定外でビックリしましたが、よかったです。

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かん

2.0だから、何?

2020年2月10日
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鑑賞方法:映画館

ユダヤ教徒のコミュニティのあり方は全然知らないので、その中でLGBTがどう扱われるのかに興味をもって観に行った。
特に、この映画に出てくる「超正統派」は、21世紀末までに「英国内のユダヤ教徒の多数を占めると予想される」らしい。

しかし結局、「彼女たちの選択」といっても、コミュニティのルールに従って生きるか、従わずに出て行くかというだけの、ごく単純な話にすぎなかった。
映画の中身としては、最初は謎だった主人公の“秘密”が、映画の進行とともに、徐々に明かされていくだけにすぎない。
「天使」でも「獣」でもない、「人間」の“自由”が、コミュニティの中でどう生かされていくのかという重要なテーマについては、全く描写されないまま終わる。

これなら、「超正統派ユダヤ教徒」でなくても、「キリスト教保守派」でも、「イスラム原理主義者」でも、何でも良いような気がする。
「結局、だから何?」と突っ込みたくなるような、単純すぎて観る必要のない映画であった。

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Imperator

3.5めちゃめちゃいい感じだった!最後のシーンまでは…

2020年2月9日
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JYARI

3.5レイチェルとレイチェル

2020年2月9日
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二人のレイチェルを観る目的で観ることに!
感情とルールの狭間で揺れ動く美しい二人の思いは数年の別れの時間でさらに燃え上がった。
取り巻きの信者の皆さんが異常に見えてくるような儀式には全く感情移入できず、もっと美しい二人の映像が観たかった。
この結末しか現実的に映らないのは理解できるがもう少し捻りが欲しかった。

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タイガー力石

4.0保守的とは

2020年2月9日
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悲しい

知的

途中で父の体調不良をなぜ伝えてくれなかったのか?と問うと、ここに住んでいないからだとおじさんが言っていた。
あそこまで頑迷な人たちの中ではさすがにしんどい人が多いだろうし、NYに住む人では1週間帰ってくるだけでもかなりふゆかいだと思うよ

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なかわんくま

4.0ひたすら美しい二人

2020年2月8日
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グレシャムの法則

4.5選択の自由

2020年2月7日
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May you live a long life!

長く生きていれば、いろんなことがある。

そして、自分で乗り越えなくてはならない困難や課題もある。
自ら課してようが、課してまいが。

このストーリーは、ユダヤ教の戒律の厳しい家庭や環境に生まれたというところを除けば、割とありそうな同性愛の物語のような気もする。

しかし、僕達に問うているのは、ユダヤ教が窮屈な宗教だとか、戒律が厳しいとか、そんな中で同性愛は大変だとか、新しい価値観が認められ辛いとか……、実は、そういうことは副題で、選択の自由とは、どういうことなのかということを示したかったのではないか。

ここからネタバレ



妊娠の分かったエスティは、ドヴイッドと別れる決心すると同時に、ロニートに依存するのではなく、「自立」して生きていくという選択をするのだ。
そして、生まれてくる子供に、本当の意味での選択の自由を与えようと考える。

選択の自由は決して二択ではない。
しかし、責任とか自立とかが伴う。

そして、ロニートは、これまで孤独でも一人で頑張ってきたという自分のヒストリーから、エスティの決意を理解し、尊重する。

これも、きっと一つの愛の形なのだろう。

再会して、再び求め合う場面は、なんか美しいように感じた。
二人が幸せであれば良いとも思った。
しかし、そんな願いを更に超えるようなストーリーだと思った。

ついでに、言わせてもらえれば、ユダヤ教徒も自らのコミュニティが迫害にあっても自立してやっていけるよう努力を重ねたのではなかったのか。
色々考えさせられるメッセージがあるストーリーだ。

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ワンコ

3.0真の自由への一歩

2020年2月7日
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知的

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J24

5.0保守的な価値観の中で傷ついていく人々を見つめる色褪せた人間ドラマ

2019年11月24日
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ニューヨークで写真家として活躍しているロニットはロンドン近郊な敬虔なユダヤ教徒の家に生まれ育ったがユダヤ教徒コミュニティの重鎮である父ラブと仲違いし家を出た過去があった。ある日父の訃報が届き葬儀に参列するために故郷に戻ったロニットは幼馴染で父のもとで修行をしていたドヴィッドに会う。ドヴィッドはロニットの友人だったエスティと結婚して幸せに暮らしていたが、ロニットとエスティは昔コミュニティでは許されない関係にあった。ドヴィッドの勧めで数日家に泊めてもらうことにしたロニットに対して故郷の人々は冷たく、エスティもどこかよそよそしい態度だったが、父の遺品を見に実家を二人で訪れた時にエスティは思いがけない言葉を告げる。

トランスジェンダーの女性が愛人の死をきっかけに様々な試練に打ちのめされるチリ映画『ナチュラルウーマン』が絶賛された監督セバスティアン・レリオの本作もまた保守的な価値観の中で傷ついていく人間のドラマ。ほとんどモノクロームに近い冷たく色褪せた映像の中で許されぬ想いに身を焦がすレイチェル・ワイズとレイチェル・マクアダムスがとてつもなく美しい。特にレイチェル・マクアダムスはついこないだ観た『Game Night』で魅せたブッ飛んだコメディエンヌとは完全に真逆のキャラクターを透明感たっぷりに演じていて驚異的。『ナチュラル〜』ではアレサ・フランクリンでしたが、本作ではザ・キュアーの”Lovesong”が印象的に使われていて、二人の心情を当て書きしたかのような歌詞が胸に突き刺さります。

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よね