劇場公開日 2020年2月7日

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「未知なる厳格ユダヤ世界に生きる女性たち」ロニートとエスティ 彼女たちの選択 mikyoさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0未知なる厳格ユダヤ世界に生きる女性たち

2020年3月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ナチュラルウーマンのセバスティアン・レリオ監督の作品は、厳格なユダヤコミュニティの中で育った同性愛カップルだった二人の女性が主人公の話なのですが、詳しくは知らなかった厳格なユダヤ世界というものの衝撃が大きすぎて、むしろそちらに唖然とさせられました。

原題が Disobedience なのになんでそんなダサいタイトルを!とお怒りを受けていた題名ですが、副題のほうはともかくロニートとエスティは日本人には親切かなという気もしました。だってこの名前多分ユダヤ系の名前なんだろうけど、聞いたことないので題名じゃなければ覚えられたか自信がないです。

またセバスティアン・レリオ監督作品なので、LGBTの主人公たちが彼女らの世界と向き合っていく話なのだけれど、それ以外にある式たりや規制が強烈で、日常的におきるそれらをパスすることに比べれば正直同性愛なんて軽く超えられるハードルな気にもなります。あれをロンドンのどこかで行っているかと思うと本当にびっくりする。

それが監督の狙いだったのでしょうか。

mikyo