「ザギトワが可愛い」ハチとパルマの物語 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ザギトワが可愛い
トラ柄の衣装のザギトワが印象深いのですが、シェパード犬パルマの顔も若干トラ柄っぽかった気がする。ロシアでは有名らしい忠犬パルマの実話なのですが、ネット検索してもイタリアのサッカーだとか「囚われのパルマ」ばかりがヒットして、忠犬がなかなか出てきません。そんなに有名なんですか??ロシア人にアンケートとってみたいです。まぁ、空港であれだけ大騒動を起こしたのなら納得できるのですが。
日本人の感覚なら、やっぱりハチ公物語を思い浮かべ、最後はきっと・・・と想像するのですが、ちょっと違いました。少年コーリャとパルマ(アルマかどちらか)の交流、そして自分を捨てた父親との和解、そして犬の忠犬ぶりです。
違和感はいっぱいあります。シェパードくらいの大型犬になれば怖がる人は多いはずで、ロシアでは犬嫌いの人が少ないのか、大型犬に慣れているのかわかりません。映画に登場する犬種としてはシェパードは一般的ですけどね。
もう一つの違和感は大雨のシーン。犬の回復もそうですけど、9歳の子供があれだけ雨に打たれたら低体温症にかかってしまいそうです。ただいまネモで菅沼先生が言ってました。あ、間違い、『おかえりモネ』でした!
テーマ曲はなかなか良かったんですけど、途中の劇伴で「フニクリフニクラ」っぽいメロディが流れてた。あ~やっぱりロシアだな~なんて思ってしまいましたが、調べてみるとナポリ音楽でした。あ、パルマもイタリアの都市だし、父ラザレの地図帳でコーリャが選んだのもローマだったし、なんてことはない、実はイタリア愛溢れる作品だったのですね!
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