劇場公開日 2020年2月7日

グッドライアー 偽りのゲーム : 特集

2020年1月27日更新

伝説 VS 伝説 レジェンド俳優による、観客を高みへ連れてゆく演技バトル
極上のライアーゲーム、極上のサプライズ、極上の製作陣、極上の映画的体験
映画ファン&サスペンスファンが絶対に見逃してはならない、驚嘆必至の一作

アカデミー主演女優賞を受賞したヘレン・ミレンと、2度のアカデミー賞ノミネートを誇るイアン・マッケランが共演した「グッドライアー 偽りのゲーム」が、2月7日から公開を迎える。“伝説 VS 伝説”――。2人の名優による“極上の演技バトル”は、普通の映画ではまずお目にかかれないほどハイレベルだ。

さらに、物語は雰囲気バツグンのサスペンスシーンの連続から、やがてサプライズに満ちたライアーゲームへと発展していく。前半はハートフルだが、後半は怒涛のだまし合い。信じていたものがひっくり返され、「そうくるか!」とカタルシスが襲う筋書きが非常に面白い。

映画ファン、サスペンスファンならば、絶対に見逃してはならない一本だ。今回の特集は、本作の“極上の要素”を詳らかにしていくものである。


【極上の演技バトル】ヘレン・ミレン×イアン・マッケラン
レジェンドとレジェンドの技巧が光る、好演のストローク

「クィーン」「黄金のアデーレ 名画の帰還」のミレンと、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズでガンダルフに扮したマッケラン。芝居の刃を研ぎ続けて数10年、重厚かつ実直、論理的かつ感情的な名演の数々を見せてきた2人が、初めて正面切ってぶつかり合う作品だ。


・夫を亡くした資産家 VS 冷酷な詐欺師

インターネットの出会い系サイトを通じて知り合った、老紳士のロイ(マッケラン)と未亡人の資産家ベティ(ミレン)。しかしロイは、実はベテラン詐欺師だった。ベティと恋愛し、資産を統合したのちに高飛びすることで、全財産をだまし取ろうとしていたのだ。

世間知らずのベティは、徐々にロイのことを信頼するようになる……はずが、物語はそう簡単には進まない。ベティは気品あふれる純朴なマダムでもなんでもなく、実は“最強の悪女”だった! 詐欺師・ロイを逆に陥れようと、罠を張り巡らせ続けていた――。


【30秒予告映像】全ては、ベティが仕掛けた恐ろしい罠だった…!

・意外にも初共演! イギリスが誇る名優の演技に圧倒される――

表面上は穏やかな会話劇だが、水面下では「食う」「食われる」の壮絶な“芝居の駆け引き”が展開する――ともに大英帝国勲章を受章している2人によるスリリングな相互アクションが、本作の最大の魅力だ。世界中の俳優たちがあこがれる2人の芝居に、見る者は畏敬の念すら抱くだろう。

本作のミレンの魅力を例えるなら、“危険な香りがする大輪の花”だ。それは、上記の映像を見てもらえればよくわかるだろう。気品あふれる華やかな笑みを浮かべながらも、常に何かを企んでいるように眼が怪しく光る。特にベティが「ライアーゲームを始めましょう」と低い声で宣言し、薄明りに顔が照らし出されるシーンは、その表情を見るや身震いするほどの戦慄が襲ってくる。

一方でマッケランは、“雄大な氷河”を思わせる。ベティを慈しむおおらかさと、財産をかすめ取ろうとする冷徹さが、シーンごとに流れるようにスイッチされていくさまは見ものだ。注目は地下鉄ホームでのひと幕。見ていて「えっ!?」と思わず声を出してしまうほど、衝撃的な映像が網膜に焼き付いている。

ほか、ロイの詐欺師仲間役を担ったジム・カーター(「ダウントン・アビー」シリーズ)や、ベティの身を案じる孫役のラッセル・トベイら、脇を固めるキャストも印象深い。観客を“高み”へと連れていってくれる彼らの“極上の演技バトル”を、ぜひとも劇場の大スクリーンで味わってもらいたい。


【極上のサプライズ】この嘘と結末…あなたは見抜けるか――
【極上の製作陣】監督はあの“稀代のヒットメーカー”

演技バトルもさることながら、“騙し合い”のサプライズもまた極上だ。2人の男女の恋愛劇は、やがてそれぞれのバックボーンと直結し、ツイストしながら意外な結末へと突き進んでいく。

なぜ、ベティはロイを狙うのか? 悪女の目的は何なのか? このライアーゲームを、ぜひとも謎解きしながら鑑賞してもらいたい。あなたはこの“嘘と結末”を、予想することができるだろうか――。


・サスペンスファン必見 二転三転する、カタルシスあふれる“だまし合い”

どこをどう切り取ってもネタバレになるため、具体的に言及できず困った限りなのだが、とにかくこれだけは断言できる。どれが嘘であり、どれが本心であるのか、観客は散りばめられた手掛かりを集め、謎解きに興じるように、スクリーンに食い入るはずだ。

二転三転する物語に吃驚し、まさかの結末のカタルシスがあなたの胸を満たす。推理小説好きや、サスペンス作品に親しんでいるコアな観客でも、十二分に満足できるだろう。


・ビル・コンドン監督 「シカゴ」「美女と野獣」「グレイテスト・ショーマン」の名匠

メガホンをとったのは、ビル・コンドン監督。「シカゴ」「美女と野獣」「グレイテスト・ショーマン」など、日本でも特大ヒットを記録した作品を連発する、ハリウッドきってのヒットメーカーだ。

確かな“審美眼”を持つコンドン監督が、新作に選んだ題材がこれだった……ということは、その品質を疑う余地はない。映像、物語展開、音楽、それぞれの融合により観客の心のなかで化学反応を生じさせ、感情を爆発する術に長けた同監督。今回もレジェンドたちの高次元の芝居、そしてサプライズのつるべ打ちにより、見る者を“極上の映画体験”へと導いていく。


映画ライター・よしひろまさみち氏も“極上の体験”を堪能 !
愛せてやまない理由は“設定の妙” 「いくつになっても、恋には罠がある」

本作を実際に鑑賞した“観客”によるレビューを、以下に紹介しよう。語ってくれたのは、日本テレビ系「スッキリ」をはじめ、テレビや雑誌でおなじみの映画ライター・よしひろまさみち氏。“設定の巧妙さ”を軸に、どんな魅力を堪能したのかを明かした。

 よしひろ氏:映画ファンが本作を愛せてやまない理由が、連続どんでん返しのサスペンス・ミステリーであること、そしてそれを、イギリスを代表する名優の芝居で魅せる、ということは前段で示した通り。だが、それだけではない。  出会い系サイトで知り合う、というのが老年の2人という設定も、この作品ならではだ。これについては、ヘレン・ミレンの現地インタビューを読んでいてなるほどと思わされる。そもそも、恋愛がからむ作品、それもブラインドデートから始まるような作品は、若い俳優がやるもの。それが、老年の2人を主人公にしつつどこにも破綻がない脚本だったことに、彼女はこの作品の魅力を見出したそう。
 なるほど言われてみればその通りだ。しかも人生の秋を迎えた2人が心ときめき輝き始める序盤から、サスペンスフルな後半の落差は、このキャラ設定なくしてはありえなかった、本作最大の特徴だろう。  そのうえで、イアン・マッケランとヘレン・ミレンという二大英国俳優が、ほぼ全編出ずっぱりの役で流転する物語の中、ドッシリとした安定感で観る者を翻弄する。いくつになっても恋には罠があり、重ねた年月に正比例して、落とし穴は深く暗い。この作品はそんなメッセージを持っているのだろう。

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