グッドライアー 偽りのゲームのレビュー・感想・評価
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騙し騙され生きる人生もある
詐欺師が、老女をだまして財産を手に入れようと用意周到に企てるも、騙されていたのは詐欺師で、その裏にあるのは若い頃に蹂躙された復讐だった・・・。
老女をだましていく過程ではグイグイと引き込まれていく。脚本に加えて、一流の演者によるものであることは明らかだ。しかし、途中からご都合主義というか、ちょっと現実離れしすぎな展開に感じてしまった結果、高い評点をつけることは出来なかった。
軽快なサスペンスとでもいうべきか。
老詐欺師が老女を騙す。
手口も環境も見やすく
軽快なスタートと感じた。
物語は老女の表情で動いた。
演者 ヘレン・ミレンの目、
顔の角度、言葉の強弱、
その巧みさには舌を巻く。
イアン・マッケランも良いが
後半はヘレンが持って行く。
二人の演技は素晴らしいが
物語の展開には無理がある。
特にラストシーンはスッキリしない。
ひとつ前のシーンと入れ替えた方が
まだショックは大きい。
※
騙された
詐欺師が老女をどう騙すのか、騙されないのかという映画かと思っていましたが、完全に裏をかかれました。
途中からの急展開が、さらに引き込むトリガーとなっていました。
ストーリー的には、驚かされましたが、そこまで楽しめたわけではなく、面白味には欠けたかな。
確実に言えることは、主演2人は、名優であり、素敵な老人です。こういう老人になりたいと思います。
とってつけた感満載
嫌いな展開ではなかったけど、ちょっと種明かしが完璧すぎだった。偽孫の発言なんかは、ハメてるのであれば有り得ない。映画だから仕方ないけど。
でもこんな風に回想シーンのある映画は久々に観た気がして、逆に新鮮だった。
評価:3.5
鑑定士と顔のない依頼人に似てる
最後の結末みたいなのは鑑定士と顔のない依頼人に似てます。どちらも面白い映画です。グッドライアーは、信義にもとるカスの末路が描かれています。そこそこ面白くて見やすいので見ておくとよいのではないかと思います。他人騙して金もうけしてたら最後こうなるんですか。この映画を見てたらボケ老人って若いころに悪いことしてた奴らじゃないのかなと思った。
ヘレン・ミレン凄い!
予備情報ゼロで何となくぼんやりと見始めた。が役者が違うのでどんどん前のめりになって最後まで。面白かった!ベルリン、1945年前後が出てくるとゾワッとする。
ヘレン・ミレンは自然で美しい。顔もスタイルも髪型も姿勢もドレスも靴も全て。キュートだったり真面目だったり儚げだったり明るかったり悲しげだったり強かったりクレバーだったり馬鹿のふり、若かったり老けたりと、カレイドスコープのように変わる眼差し含めた表情の豊さ!何歳か知らないし関係ない。こういう人を女優と言うんだろう。なりたいと思わせる女性のお手本だ。
お話、凄く良かった。嘘つきで人を裏切ったり食い物にする人間の性根は何歳になっても変わらない。
おまけ
二人の映画デートがイングロリアス・バスターズだったので「よーし!」と気合いが入りました!
煽り文句とはちょっと違う
心理戦とか詐欺師ゲームみたいな印象で観たけど何かちょっと違ってた。伏線拾うの楽しいけど後半ギリギリまで胃痛なので爽快感が欲しい方は注意。ラストだけはめちゃくちゃ爽快感があるけどね!
とりあえず主演二人とロンドン観光とベルリン観光が見たい人は損はしないのではないかな。
鑑賞前の期待と違った映画でした。
高齢の詐欺師と、その詐欺師に狙われる老女の物語。
序盤の詐欺のシーンから、テンポの良いスリリングな心理戦が描かれるのかと思いきや、思いも寄らぬ展開で驚きます。
ただ、その驚きは、プラスのものではなく、マイナスな印象です。
例えは悪いですが、ラーメン屋に入ったらソバが出て来たような・・・そんな印象です。
当然、評価はやや辛口になりました。
100分ちょっとでコンパクトにまとまったクライムサスペンス。 いや...
100分ちょっとでコンパクトにまとまったクライムサスペンス。
いや、クライム”ロマンス”とでも言うべきか、
見てるこっちも何が真意なのかハラハラというか興味深く見入ってしまった。
主演の二人はまさに老練で、この二人だからこそのクオリティになっていたと思う。
終盤のネタばらしについては好みが分かれると思うんだけど、
ベティの告白よりも、ベルリンでのロイの告白の方が「え、そうなの!?」だったというか
そっちの方が面白かったもんで、その後に尻すぼみ感が否めなかった。
良作でした
後半のヘレン・ミレンに期待しながらワクワク観れました
騙し合いの展開になるのだろうと思ってましたがあんな展開とは想像してなくて、それがまた良かったです
成敗されるワルが同情も全くできない嫌なヤツだったので爽快でした
そこまで
名俳優二人が騙し合い。途中できっと女の方が一枚上手っぽいぞ、と思って見ていたら。最後
そういう過去の話があってからなのね。とお金💰だけでない、二人の暗い過去。
残虐に仲間を傷つけていく男なのであまり同情する余地なし、だったがストーリーは今一つ何か物足りない。ちょっと勿体ない感じ。
只者じゃないな
主役ふたりの役者ぶりから、簡単な話ではなさそうだったけど、まさかこのような筋とは 想像を越えてました。
まだ子供だったころには、昔のことは昔のことに感じたけど、意外に歳を重ねるにつけ、出来事は時間がたてばたつほど近く感じたりするものだと、話に納得しました。
ラストのお家の様子が妙に素敵ながら不安をぬぐいされないlilyが印象的。
○○○の方が、何枚も上手。
一言「ドキドキしすぎて、心臓に悪いわあ〜」
◎よかった点◎
「どっちも詐欺師=騙し合いだろうなあ」と見始めた。
だけど、イアン・マッケランVSヘレン・ミレン。
老練の御大2人(どちらも大好き!)。いやいやどうしてこれが。
・話がずっと男側の詐欺話で進んでいき、そんなあっさりといくのかふーん。
なんて思った私が甘かった。
途中いくつかの伏線があり、それらが途中から「あ、あれ!」と話をひっくり返していくのが。
「わわわー」ともう驚きました。
・終盤ヘレン・ミレンの「冷酷な老女」っぷりが、もう「ははー」とひれ伏すばかり。
多分見ている方は主人公を男として、見ている。
そうすると「マジか!」と驚きも倍々に増えると思います。
・タイトルの「グッド・ライアー」。作中では「巧妙な嘘つき」と訳されていて。
上手(うわて)なのは男か、女か。なるほどなあ・・・(と呆然)。
△いまいちな点△
・なし
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「その時が来たらね」
投資詐欺グループのリーダー格の男がネットで知り合った新たなターゲッ...
投資詐欺グループのリーダー格の男がネットで知り合った新たなターゲットに狙いを定める。
相手はいかにも人の良さそうな老女で、男も親切にしてもらったのに生活費まで根こそぎ奪おうとする。
そこからのどんでん返しはすごかった。
ヘレン・ミレンだから
ネットで知り合ったシニア、男(イアン・マッケラン)は詐欺師で、女(ヘレン・ミレン)の財産を狙っていた。
ヘレン・ミレンなので、なにか企んでいる雰囲気はありあり。
最後の謎解きも十分満足できるものだった。
fond of you
おっさんばかりイギリスの詐欺師グループ。その中でもロイは長老の部類だろうか、ちょっとした投資詐欺も警察の手入れを仕組んで軽々と成功させ、やがて引っかかった男が復讐のために・・・という残酷なシーンも用意されていた。
残酷といえば、『イングロリアス・バスターズ』。老カップルが鑑賞したこの映画が伏線になっているとは思ってもみなかった。ナチスの罪と、一般のドイツ国民。そして過去の秘密が次々と告白されていく様子は面白いものの、違う方向に進んだことに呆気にとられてしまった。
詐欺師プロット自体は簡単なものなのに、過去の話が奥深い。元はドイツ人であるというのにドイツ語訛りもないブリティッシュ英語を喋る二人の演技もさすがだ。ただ、孫だと紹介されたスティーブンを考えてみると、彼の演技が最も優れていたようにも思う。ドイツの話をすることやベルリンを案内することも全て計算ずくだったわけだ。一つ一つの会話にも真意が隠されていたりと、2回目を見る機会があれば台詞に要注目だ。
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