グッドライアー 偽りのゲームのレビュー・感想・評価
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騙し騙され生きる人生もある
詐欺師が、老女をだまして財産を手に入れようと用意周到に企てるも、騙されていたのは詐欺師で、その裏にあるのは若い頃に蹂躙された復讐だった・・・。
老女をだましていく過程ではグイグイと引き込まれていく。脚本に加えて、一流の演者によるものであることは明らかだ。しかし、途中からご都合主義というか、ちょっと現実離れしすぎな展開に感じてしまった結果、高い評点をつけることは出来なかった。
軽快なサスペンスとでもいうべきか。
騙された
とってつけた感満載
鑑定士と顔のない依頼人に似てる
ヘレン・ミレン凄い!
予備情報ゼロで何となくぼんやりと見始めた。が役者が違うのでどんどん前のめりになって最後まで。面白かった!ベルリン、1945年前後が出てくるとゾワッとする。
ヘレン・ミレンは自然で美しい。顔もスタイルも髪型も姿勢もドレスも靴も全て。キュートだったり真面目だったり儚げだったり明るかったり悲しげだったり強かったりクレバーだったり馬鹿のふり、若かったり老けたりと、カレイドスコープのように変わる眼差し含めた表情の豊さ!何歳か知らないし関係ない。こういう人を女優と言うんだろう。なりたいと思わせる女性のお手本だ。
お話、凄く良かった。嘘つきで人を裏切ったり食い物にする人間の性根は何歳になっても変わらない。
おまけ
二人の映画デートがイングロリアス・バスターズだったので「よーし!」と気合いが入りました!
煽り文句とはちょっと違う
鑑賞前の期待と違った映画でした。
高齢の詐欺師と、その詐欺師に狙われる老女の物語。
序盤の詐欺のシーンから、テンポの良いスリリングな心理戦が描かれるのかと思いきや、思いも寄らぬ展開で驚きます。
ただ、その驚きは、プラスのものではなく、マイナスな印象です。
例えは悪いですが、ラーメン屋に入ったらソバが出て来たような・・・そんな印象です。
当然、評価はやや辛口になりました。
100分ちょっとでコンパクトにまとまったクライムサスペンス。 いや...
良作でした
そこまで
只者じゃないな
○○○の方が、何枚も上手。
一言「ドキドキしすぎて、心臓に悪いわあ〜」
◎よかった点◎
「どっちも詐欺師=騙し合いだろうなあ」と見始めた。
だけど、イアン・マッケランVSヘレン・ミレン。
老練の御大2人(どちらも大好き!)。いやいやどうしてこれが。
・話がずっと男側の詐欺話で進んでいき、そんなあっさりといくのかふーん。
なんて思った私が甘かった。
途中いくつかの伏線があり、それらが途中から「あ、あれ!」と話をひっくり返していくのが。
「わわわー」ともう驚きました。
・終盤ヘレン・ミレンの「冷酷な老女」っぷりが、もう「ははー」とひれ伏すばかり。
多分見ている方は主人公を男として、見ている。
そうすると「マジか!」と驚きも倍々に増えると思います。
・タイトルの「グッド・ライアー」。作中では「巧妙な嘘つき」と訳されていて。
上手(うわて)なのは男か、女か。なるほどなあ・・・(と呆然)。
△いまいちな点△
・なし
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「その時が来たらね」
投資詐欺グループのリーダー格の男がネットで知り合った新たなターゲッ...
fond of you
おっさんばかりイギリスの詐欺師グループ。その中でもロイは長老の部類だろうか、ちょっとした投資詐欺も警察の手入れを仕組んで軽々と成功させ、やがて引っかかった男が復讐のために・・・という残酷なシーンも用意されていた。
残酷といえば、『イングロリアス・バスターズ』。老カップルが鑑賞したこの映画が伏線になっているとは思ってもみなかった。ナチスの罪と、一般のドイツ国民。そして過去の秘密が次々と告白されていく様子は面白いものの、違う方向に進んだことに呆気にとられてしまった。
詐欺師プロット自体は簡単なものなのに、過去の話が奥深い。元はドイツ人であるというのにドイツ語訛りもないブリティッシュ英語を喋る二人の演技もさすがだ。ただ、孫だと紹介されたスティーブンを考えてみると、彼の演技が最も優れていたようにも思う。ドイツの話をすることやベルリンを案内することも全て計算ずくだったわけだ。一つ一つの会話にも真意が隠されていたりと、2回目を見る機会があれば台詞に要注目だ。
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