グレーゾーンのレビュー・感想・評価
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大川宏洋氏が逮捕されたとのことで、そういえば映画撮ってたなあと思い...
大川宏洋氏が逮捕されたとのことで、そういえば映画撮ってたなあと思いだし、調べたらアマプラにあったので見てみました。
まず、撮影はプロの方が行っているようなので、よくある素人監督のとても映画として観られないタイプの酷さはありませんでした。映像はちゃんとしています。あと、役者さんたちもちゃんとしています。
まず、ひどいのはシナリオ。二転三転するどんでん返しモノをしたかったんだろうけど、そもそもの設定がガバガバすぎるのと、繋がりがよくわからない場面展開で、なぜそうなるのかわからないまま話が進んでいく。なのにそのガバガバ設定が実は物語の大事な伏線だったとか、あきれてポカーン状態になってしまった。
冒頭、ヤクザに捕まった主人公がボコられてるとこにたまたま敵対ヤクザの女の子が単身で乗り込んできて、グダグダ茶番をしていると思ったら何故か敵対ヤクザに弟子入り。主人公はヤクザの親分に偉そうな態度とったらなぜか気に入られ、親分突然血反吐を吐いたと思ったら暗殺され・・・、と。この観客置いてけぼりの展開が実は伏線でした!なんてね。もう・・・。
んで、も一つひどいのが主演の大川宏洋氏。まず、残念ながら反り腰のため立っている姿がカッコ悪い。他の役者さんがキリっと立っている中にひとりド素人が入っている感じ。本作のポスター見ただけでも一人だけ素人感が出てる。
さらに滑舌の悪さを彼なりにカバーするためなのか、口を大きく開いてセリフを話すようにしているんだけど、人の1.5倍くらい大きい口を思いっきり開けて長ゼリフを早口で言うもんだから見ていて辛い。しかも演技もかなりひどい。なんかシリアスな演技は基本棒読みなだけなのに、俺うまく出来てるだろ?みたいな雰囲気を出してるのが悲しい。おちゃらけ演技は吹っ切れてて悪くなかったけどね。
これ、シナリオはちゃんとプロに監修してもらって、宏洋氏自身は監督のみに回るかちょい役程度にすればよかったのに。
せっかく日本を代表するパントマイマーの中村ゆうじさんを起用したんだから、演技指導してもらうとかさ。宏洋氏が喋っただけで一気に作品の質が下がる感じなのが残念。
幸福の科学の映画は一本も見たことないけど、宏洋氏がこんなんでよく清水富美加のお相手役をやってたな。
清水富美加の人間性は知らんけど、当時の若手女優さんの中ではずば抜けた才能の持ち主だったと思うけど。
親の力で大抜擢されたのに、勘違いしちゃったんかねえ。
何度も楽しめる作品
お家騒動、抗争、殺人など設定は重いですが、全体的には面白おかしいコメディになっていて、明るい気持ちで観られました。
面白いながらも脚本、カメラワーク、テンポなどは丁寧に作り込まれていて画面が美しかったです。
どんでん返しの連続で何度観ても発見がある作りになっています。
キャラクター其々の思いや熱意が伝わって心に来る良い作品です。
困難を笑いに変えて突き進む宏洋さんの生き方が作品にも表れている気がしました。
上映後は宏洋さんのアフタートークがありました。優しいお人柄が垣間見えて楽しかったです。パンフレットを買ったら快くサインもくださいました。
予想しなかったコロナ禍に見舞われ、社会全体が不穏な雰囲気に包まれていますが、
映画から元気をもらって晴れやかな気持ちになりました。私も頑張ろうと思えました。
実際に映画館で観るのがおすすめです。
個人的には満足
久しぶりに映画館で映画を見ました。
幸福の科学との決別を読んで宏洋さんのことを知り、陰ながらYou Tubeを見ながら名古屋から応援しています。
映画の感想ですが、応援したい気持ちもあるので、多少、甘め(笑)になると思いますが、失礼ながら、期待値が低かったからか、想像よりも良かったです。
多少頭を使いましたが、ストーリーは練られていて、唐突感のある部分もありましたが分かりにくい部分はなかったです。
特に3兄弟が内面を曝け出しながら、龍に心を開いていくところを初め、宏洋さんだからこそ描ける世界観、伝えたかったメッセージを十分に感じられて良かったです。
敢えてマイナスを挙げるとすれば、灰原龍がYou Tuber宏洋そのままじゃん!と感じることが多く、特に前半の掴みが弱かった、というか、映画に入り込むノイズになりました。
後半、本当に面白かったので、掴みが弱いのは残念でした。
セットは予算を感じさせるものでしたが(笑)作品自体は面白かったので、書籍化したら黒崎兄弟やおさむちゃんのストーリー等も入ったりしてきっと面白そうなので買いたいなと思いました。
ドラマチックで息もつかせぬストーリー展開❤️❣️
愛憎絡むドラマチックな展開とユートピアへの願いがヒシヒシと伝わってきました😭。最後まで息もつかせね、どんでん返し😳❣️あっと言う間の1時間40分でした😃👍💘上映後、宏洋監督のトークショー有り❣️大満足です💯👌🙆♀️
グレーゾーンはセーフです。
暴力団黒崎組の1男2女の跡目争いに、対抗勢力白川組が絡むお話。
かなり荒くリアリティがほぼ皆無だったり、ツッコミどころ満載な設定にシーンに展開ばかりだけど、コミカルさを前面にだして、低バジェットであることをカバーしている感じは好感が持てる。
特に後半詰め込み過ぎてコロコロコロコロのどんでん返しがテンポが良いを通り越して軽すぎるけど、その中でもそんな訳…と思っていたものを回収してくれたりしてたしね。
エンタメとしては良かったけれど、サスペンスアクションと言われると???だし、そもそも黒崎組は暴力団ですか?とか、いくら何でもと思うぐずぐずなところや唐突なものも結構あって、もうちょい作り込んで欲しかったかな。
映画「グレーゾーン」おそらく最長の感想を書く。(ネタバレなし)
まず映画の率直な感想としてはとても楽しめました。
ただ私の楽しみ方や受け方はちょっと他の人と違う気がします。
ストーリーですが決して難しくはないです。すごく曖昧で難しい伏線や理解できない要素を言い訳にした「大どんでん返し!」と言った粗悪なものではないです。絶妙というかそれなりに気を張ってみてる人や、勘の良い人、映画を普段から見ている人には如何にも伏線っぽい描写でわかりやすいです。もちろん伏線回収時はちゃんとスッキリする。同時に「もしかしてアレはアレだったのか」みたいな余韻もあります。一緒に見た人と見終わった後カフェで話せるような考察要素もちゃんとあります。
映画の醍醐味である予告編のセリフの意味や主題歌の歌詞に込めた思い。ポスターの写真と実によく考えられてます。
もちろん映画タイトルがちゃんと映画の内容を物語っています。
この辺りはお決まりではありますが丁寧にやってあると嬉しいところです。
まだ見ていない人はその辺も楽しんでください。
次にキャストですが全員ハマり役です。続編やるならたとえ大物俳優起用する予算があろうがなかろうがメインはこのキャストで行ってほしいくらいです。所謂「ルパンファミリー」的な構成でとてもいいです。それくらい監督のキャラ、キャストに対する愛を感じます。見る側も好きになれるキャラ達です。敵に関してもどこか憎めないキャラ達というか、どことなくドジというか愛嬌があるというか・・・この辺りは仁科さんが上手いのかも知れませんが。
あとワンピースみたいに結局あのキャラなんだかんだ生きてない?見たいのもあって僕は好きです。
悪い点としてはやはりYOUTUBEのノリが冒頭にあるため、映画を見ている感覚になれたのは浪花ゆうじさんが出てきてからでした。わたしが動画で見てきた宏洋氏の印象が強すぎたのもありますが、この辺りは内輪ウケと取られても仕方ないかと思います。シリアスとギャグの切り替えも少し興ざめな表現もあり、映画の脚本がそこで破断しかねない描写であったため、ここは少し不満でした。
細かいところでは組の幹部が集まるシーンはもっとスケール感が欲しかった。あそこは100人とか大部屋にいないと組長の凄みが出なかったと思う(中村ゆうじさんは本当に上手いが)。使用人にしても組の規模に対してあの人数はさすがに微妙。暗殺が行われた組の屋敷は警備が万全だったといった発言があるが、お屋敷の庭から車が通るのが見えたりと、この辺はフィクションと割り切るには詰めの甘さを感じた。
YOUTUBERの出演シーンに関しては脚本を邪魔するほどではなかったものの、えらてんさんのセリフは知らない人には全く分からなかったと思う(個人的には懐かしい気持ちになれたが)
サプライズ的なキャスティングもなかったのでそこも惜しい(強いて言えばSidowさんか)。
良かった点としては作り手の愛をここまで感じる作品になっているとは思わなかった。最近の宏洋氏の動画の言葉を借りるなら実に人間味があって「泥臭い」作品でした。いい意味でダサさも荒もある。正直、見るまでは面白くないだろうなと思っていましたがちゃんと楽しめました。申し訳ないが好きな人が好きなことやっても面白くないことなんてよくあることで変に期待してもなと思っていたからですが。
他のいい点はストーリー、キャストのところに書いた通りです。
ここからはわからない人には全くわからないことですが個人的に言いたいこと。
そもそも公開できて見に行けたことに感動です。
公開そのものがかなり際どい綱渡りだったと思いますので公開できておめでとうございますと言いたい。
あと映画の中は2年前ですから仕方がありませんがキナクサーズが三人揃っていることが感慨深いというか切なかったです。派手に仲違いした人も時間で解決することもあるし、年齢が行くとお互いに理解できるようになることもあると思います。それでもぶつかるようでしたら是非「拳で」解決してください。
最期にこの映画が万人受けして誰からも好かれる映画か、流行るかどうかはそれこそ白黒はっきりしない「グレーゾーン」だと思います。
宏洋氏のことを上澄みだけ知って批判する人も正当な評価をしない人もいると思います。逆にファンは盲目でいい評価をするかもしれません(どんな作品にも言えますが)。
ただ私には凄く刺さりました。見て本当によかったです。
宏洋氏という人間を動画で見てきた私にはドキュメンタリーのように感じる部分もありました。
これからもいい作品を作ってください。
良い努力は必ず報われると信じています。
駄文長文失礼しました。
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