ミッドウェイのレビュー・感想・評価
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ま、こんなもんでしょ
予告編から推測して、ほぼ想定通りの展開と結末。
やはり、日本的に溜飲の下がる伊号168号潜水艦によるヨークタウン撃沈は、なかったな・・・・
日本側のストーリーは正直なくても良かった。あの程度の描写なら。
南雲中将、あんなにテキパキしてたら、真珠湾でもインド洋でもヘマをしていないんじゃなかろうか。
影では源田艦隊と言われていたそうで(源田参謀が航空戦を仕切っていたとか)。
作戦立案の黒島亀人も出てこないし、空母がやられていたときに、山本五十六は取り乱すこともなく将棋を指していたとも。申し訳程度に日本側を出すなら、完全カットで良かった。
ただ、ビッグE(エンタープライズ)とドーントレスの映像は楽しめた。
形を変えたスタートレックとして見れば、あるいはぴったり来るかも。
日本艦隊の描写は・・・・せめて実写再現で、きれいに丸く回頭する空母(赤城だったか飛龍だったかは失念)とかが欲しかった。まるで、宇宙戦艦ヤマトの艦隊戦・・・
予想されたことだが、ミッドウェイに至るまでの前置きが長い。
本来、ミッドウェイだけでも相当な話になるはずなのに、本題に入ると、大幅省略表現でちょっとしらける。
それでも邦画の戦争映画よりマシには思う。
日本側視点で掘り下げても、良い題材なのに、その気配すらないし。
(架空戦記やガールズが出てきてどうのこうの、あるいはヤマトかゼロセンか)
ちなみに日本側のヒコーキが増槽つけっぱなしのゼロセンばかりなのは、なぜ?。
楕円翼の99式艦爆は見なかったような。
日本海軍艦艇が大和以外でも見られたのは、収穫。
金剛型戦艦はなんとなく機動部隊に随伴していない、比叡にも見えたが・・・・
駆逐艦 嵐での捕虜殺害はソフトな表現になっているようだ。
(日本の残虐行為は漏れなく描写するところがアッパレ?)
昔のミッドウェイよりは見どころありだが、実際の内容については関連書籍の再読が必要と感じる。
なにかの対戦ゲームを見たような気分で、「父親たちの星条旗」のような感慨というものはない。
大迫力の戦闘シーンと共に描く戦争の悲哀
とにかく戦闘シーンの迫力が物凄い。大型母艦から放たれる無数の銃弾が戦闘機に降り掛かり、敵味方入り乱れる空中戦、立ち昇る炎、戦場にいるような臨場感で思わず体が強張ります。
そんな戦闘シーンに尺を使いながらも、日本・アメリカそれぞれの人物像もちゃんと描くので(アメリカがメインではありますが)、やっぱり戦争は哀しみしか生まないし、負の連鎖がもどかしく、繰り返してはいけない歴史を改めて目の当たりにした気持ちです。
史実を体感できる作品であり、エンターテインメントとしても楽しめました。
戦争に勝利はない。
このことを改めて、感じた作品でした。
この物語は真珠湾攻撃から、ミッドウェー海戦への軌跡を描いていますが、
日本人もアメリカ人も多くの尊い命が失われました。
そんな戦争に、どちらが勝った、負けたなどないと私は考えてます。
私自身も祖母から、戦争の話をよく聞かされました。
今日までにたくさんの戦争に関する作品が公開されてきたのも、やはり先人たちの過ちや失敗から、どう学び、より良く今日、未来へ生かして行く為の啓発なんだと想います。
「戦争映画」ではなく「娯楽映画」
「ミッドウェイ」素晴らしい娯楽作でした。
もう「トップガン 」+「インディペンデンスデイ」+「スターウォーズ(EP4)」!
これほどパイロットがカッコいい映画も久しぶりだ。
そこには血みどろもないし、イデオロギーもないし、お涙ちょうだいもない。
「戦争映画」ではなく「娯楽映画」なのだ。
銃弾をサラウンドで、爆発音を横隔膜で感じで欲しい。
コロナのムシャクシャをドッカンぶっ飛ばしてくれる快作でした💥
今度はIMAXか4DXで「体感」したい!!
2020年、ベスト1の娯楽映画でした
事実に基づく創作でしょ
あくまで戦勝国が作った、戦勝国目線のお話で、こうなっちゃうことに軽い嫌悪感を感じました。エメリッヒは何を言いたかったのか?
アメリカ側に登場人物誰一人感情移入出来る人物はおらず、アムロみたいなパイロット1人の無双で勝てたように見えるし。メインキャストにほぼ黒人がいなかったようにも見えたし。
戦争に正しい事なんて稀有で、もちろん日本は悪かったけど今時戦勝国が自賛するだけの映画を作るって恥ずかしくないのかと思いました。つか、戦争を美化するなよな。あのラスト、戦争は終わってないし、この3年後には更なる悪夢が長崎と広島に起こることになるのに。
しかし日本のいいところはこれを面白いと感じたり、言ったりできるところですね。
ストーリーは既存の簡潔な展開 人物に焦点があたっている 現在でもあ...
ストーリーは既存の簡潔な展開
人物に焦点があたっている
現在でもありがちもそれらとは比にならない壮絶な不安と後悔の連続、しかしわずかな希望で勇気を振り絞り目の前の状況に対峙していく様子は今平和な時代にいる今のありがたみを教えてくれる
ローランドエメリッヒの過剰すぎないリアルなVFXが綺麗で独特の映像美、世界観を演出してくれている
広大な太平洋を中心に日本とアメリカが戦うとなるといかに空母と情報戦略の大切さが改めて理解出来る
臆病なアメリカ人の強さ、青くて痛くて脆い日本人のカラ勇気
アメリカ人は臆病で怖がりだ❗️
という説があります(とどこかで聞いたことがある)。ここで言うアメリカ人とは、長らくエスタブリッシュメントを形成してきた支配層の人たちのことです。
何もかも桁違いに大きくて強い超大国というイメージが先行している私にはどういうことかよく分からなかったのですが、ソ連や共産主義を極度に恐れた故の〝赤狩り〟であったとか(いまだに映画でもロシア系ギャングとかロシアのスパイ養成機関とかドラゴとかの取り巻き連中を異様に怖く不気味に描いていると思う)、差別意識だけではなく、黒人が怖いという心理から白人警官が過剰に暴力的なことをしてしまうという側面も否定できないという説(もちろん、だから情状酌量の余地があるということにはならないけれど)。
銃規制が進まないのも、憲法修正第2条(安全保障のためには武器の保有を認める)などの歴史的な経緯とは別に、やはり持ってないと怖いから、というシンプルな理由もあるのかもしれません。
戦国時代を描いた小説とか映画なら、色々な解釈があるのに、中国や英米との戦争については驚くほど情報の少ない日本。
この映画がある程度、当事者の記録や証言が反映されているのだとしたら、とても意外でした。
こんなに、日本が怖かったのか、と。
そして、実際に情報戦での差があったにせよ、戦い自体は紙一重の差だったというのも、真実に近いもので、決して映画を盛り上げるために、アメリカ側の逆境度合いを意図的にかさ上げしたわけではないのかも、と思いました。
怖いからこそ、リーダーは士気を高める言葉を探し、怖いからこそ、家族への思いも一層強くなる。
アメリカ映画の感動要因のひとつには、その臆病さに正直に向き合う姿があるのだと思いました。
もっとも不安心理が行き過ぎて、イラク戦争に突き進むことの一因にもなったという人もいるので、関心ばかりでは済まされないのですが。
本当は怖くてたまらないのに、貴様っ!それでも日本男児か‼️と上官に言われたり、世間の同調圧力的空気の前では弱さを見せられない、という動機から発するカラ勇気はなんだかとても〝青くて痛くて脆い〟ものに見えてきます。
(余談)
日本側があれだけ俳優陣を揃えていたのに、セリフ回しや演技が拙く見えたのはなぜなのだろう。
監督が日本語とか、雰囲気がよく分からないので、『カーット、取り直し❗️』とかしないで、すべて一回目の撮影でOKとなったからなのでしょうか?
暗号解読されたのが痛かった
ミッドウェイ海戦って、空母4隻、戦闘機290機などを失い3000人以上の戦死者を出した大敗なんだけど、日本の作戦を暗号解読されたのが原因だった事を改めて知った。
開戦前は兵力的には互角か優ってたのに、優秀なアメリカのパイロットに空母をやられてしまった。
プロペラ機による空中戦は迫力あった。
戦争中なのに、アメリカ兵は奥さんや子供を戦場に連れてきてるのは驚きだった。
この監督は日本にも敬意を払って作品作りされてるのには感心した。
エンドタイトル スタッフ部が映画史に残る抜群のセンス良さ! これを観るだけでも、この映画の価値はある。 ただ、歌が終わった後の余韻をもっと生かしてほしかった。
映画が始まって、早々にフイルム色調(色彩)に違和感を感じました。
戦時中フィルムのカラー化したものを映画の中に挟み込む為のバランス調整かと思いましたが、
そうではなく、実態はCG費用節約の為に色数を削ったのではないかと、思われます。
5Kや4Kと言われている現代において画質が落ちる事は娯楽商業映画として、
どうかと思う。残念
しかし、冒頭の「寺のシーン」と豊川悦司さんが「料亭で食事をするシーン」等の”和を感じる”撮影が非常に綺麗で美しく、好感を持った。
フォード映画監督が劇中に登場したのは御愛嬌。アカデミー審査員には受けるでしょう。
豊川悦司さんは
三船さんとは違ったいい味を出し、良い役者になりました!
ミッドウェイ戦は
”両軍の索敵合戦”や”運命の5分間””空母:飛龍の奮戦”という、
両軍本気の殴り合いで、海軍の教科書に載せる位の空母戦の醍醐味を味わえる非常に面白い闘いなのだが、
この映画スタッフはそのポイントを理解しておらず、ハラハラドキドキしない薄い映画で、訳の分からん、情報予想屋とヒーロー君の中途半端なキャラに焦点が当てられ
映画は後半まで、歴史を追うお勉強シーンの切り替え展開で、本編までが実に長い~
愚才脚本家の力量が出てしまい、非常に残念。
脚本が面白ければ、浅野忠信さん(山口多聞少将)が大活躍していた筈だ。残念
冒頭ででてきた日本が完勝した「真珠湾攻撃」でも日本機350機中、1/3に被害を出し、65名の搭乗員を失っている。
パイロットはあくまで”消耗品”なのです!
この戦いで、日本側の損失は空母4隻と、搭乗員110名であり
搭乗員の戦死は”ミッドウェイ島攻撃”で戦死された方と、”飛龍”で戦われた方がほぼ全部で、他3空母所属の搭乗員や南雲長官及び他整備員・乗組員は無事に他艦へ移艦しており、以後の戦いで障害になるような大損失は負っていません。
いっぽう、勝ったと言われる
アメリカは空母1隻沈没に留めたが、空母より貴重な虎の子である搭乗員を208名及び基地搭乗員154名という大損害を負っています。
「珊瑚海海戦」ー「ミッドウェイ海戦」ー「南太平洋海戦」の3連戦で
アメリカは毎回1隻ずつ空母を失い、残る1隻(エンタープライズ)も中破で修理の為に内地送り、
空母サラトガの修理もメドが立たず、
開戦時からのパイロットはほとんど戦場から去ってしまった。
以後アメリカは半年間
太平洋上には空母がいない状態でしたが、日本(山本)はアメリカを過大評価し
「太平洋上には6~10隻以上のアメリカ空母が存在する」と想定し、
これ以上戦力を失うと挽回できなくなるので、日本特有の「温存精神」に徹し、
積極的な戦闘は避け、自国・トラック島に引っ込んでしまった。
陸軍のノモンハン(対ソ連)でもそうであったが、敵味方壮大な損害を出した戦い後は
「日本小国=脆弱論」が軍部上部にはびこり
大損害をだして卑屈になった日本は以後 正面対決は避け、
主力は立てこもりながら、時間稼ぎをし、
敵を少しずつ削って、最後に大決戦に挑む為に、
非主力を中心に、戦力を逐次投入する戦略に移行していった。
しかし米軍は逆鏡に対して「もう戦力が残っていない。今が踏ん張り時だ」と100人力のパワーで攻撃に転ずるポジティブな国国民性が大きな原動力となった。
長期戦になった後はアメリカとの国力差により、必然的に日本は負けてしまった。
この映画を観たら、ハラハラドキドキ感がある「ミッドウェイ(1976年)」をもう1度観たくなった。
予習して見に行くのがお勧め。
今年で30本目になります。
さて、小学・中学の教科書では「第二次世界大戦の転換期となった」程度の記述にとどまるミッドウェイ海戦にテーマをあてた実話ベースの映画です。
それゆえ、結末は多くの方が知っているために見どころは、見せ方や描き方になるのですが、かなり長く構想を練られていたようで、単なる実話ベースというにとどまらず、あまり知られていない(そもそも学習しない)、ミッドウェイ海戦の日本/アメリカ側の史実に基づいたストーリーが展開されます。
多くの方が書かれている通り、この手の映画、特に戦争ものはどちらかの視点に極端に偏って、もう一方が極端に悪者に描かれることも少なくないのですが、日本/アメリカの両方の立場に立って描いており、やや日本兵の行動に残酷なシーンがあるものの(他の方も書かれている通り)、当時の戦争の実情を考えればありえたものであり、目を覆うほどのものではありません。
とはいえ、第二次世界大戦の中でも有名なミッドウェイ海戦といっても、それにスポットを当てた映画であるため、やはり何でもよいので予習しておかないと、何がなんだかわからない状態となるのは避けられず(小学・中学の教科書では1行で終わっちゃう…)、理解度がある状況で見に行くのがお勧めです(そうでないと、きれいなCGみてよかったなぁ、とか、戦争はよくないなぁ、といった平坦な感想になりかねない)。
採点は0.2点減の4.8を七捨八入で5.0まで切り上げています。
0.2…戦争ものの中でも海戦(多分に空戦も入る)を扱うもののため、字幕もある程度工夫されているとはいえ、今の「平和な時代」では使うことがない語句や表現があり(日本語字幕でも)、一部には数学的教養(距離測定の概念など)を要求される点があるところ。
とはいえ、突き詰めれば三角比程度の話なので高校1年(現在)程度のお話です。
(このあたり、同じ海戦を扱った「ハイスクール・フリート」(アニメ版/コロナ勃発前)にも通じるところがありますね。あちらも数学的教養がないとわかりにくいところが一部にあった)
※ところで、映画の性質上、男性が多く出てきますが(女性は戦争を心配している妻やその子供くらいしか出てこない)、エンディングで突如、何か歌っている女性は一体誰なのでしょうか?(結構早口で歌っているので、反戦か戦争賛成か、あるいはまったく無関係な内容なのかさえ不明でした)。
7代目冒険野郎
空母エンタープライズとを中心とした、真珠湾攻撃からミッドウェイ海戦までの話。
アメリカの石油輸出制限に関する会話から始まり、程なく1941年12月7日のエンタープライズにシーンが移り、その中でも特にリチャード・ディック・ベストというパイロットをフィーチャーし、彼の操縦するSBDドーントレスの活躍を中心にみせていく。
真珠湾攻撃で激しい奇襲を受ける様子に惹きつけられて、今度はマーシャル・ギルバート諸島の日本基地の激しい襲撃へと言う流れをたっぷりみせてくれて、あっという間の前半戦。
その後、ドーリットル空襲や珊瑚海海戦を少々挿みつつミッドウェイ海戦へと言う流れ。
交戦シーンの連続だけど、合間合間に各作戦の背景や情報戦の様相、登場人物のドラマが程良く折り込まれていて、唸る程ではないもののストーリーもなかなかみせてくれる。
ストーリーといっても概略は史実だけどね。
欲をいえば、もう少し空戦や戦艦による砲撃戦をみせて欲しかったけど…エンタープライズが軸だから仕方ないか。
アメリカの作品だから主にアメリカ視点で描かれているのは当然だけど、日本視点のドラマもあって、更には日本人役はエキストラまでちゃんと日本人を使用しているし、日本人らしい感情や行動が表現されていたのも素晴らしかった。
某少将の演技は…やっぱりちょっと残念。
盛り上がりに欠けるつまらない、CGが凄かった映画
ストーリーは散漫で筋が無い。戦闘シーンももう一つ迫力が無い。初っぱなの真珠湾からCGは凄いね〜。
永遠の0なんか見ると空母一隻だけで艦隊が見えないんだけど、ちゃんと艦隊が出てくる。その辺は大したもんです。
戦闘シーンを見たい方はどうぞ。盛り上がりに欠けるけど。南雲の無能さをもっと描いて欲しかった。
帝国海軍は緊張感があって良かった!!
出だしのトヨエツで期待が高まりましたが、色々と惜しかったです。映画の大部分は米軍兵士の会話シーンで、脚本は無駄が多く練り込み不足に感じ、これが長ければ長いほど緊張感が無くなっていき、結局普通のハリウッド映画になってしまったと思います。偏差射撃について、「もっと先を狙わないと」等と言う台詞が出た際は、ゲームのチュートリアルかと思いました。逆に帝国海軍は必要最低限の台詞しかなく、このような映画が作られる機会は二度と無いだろうから、こちら視点でずっと観ていたかったです。トヨエツ、國村ともに良かったですが、浅野の活舌と発声が汚く、何かひょろひょろと動きが軽く、山口多聞では無くモブ下士官に見えました。期待した艦隊戦は全く無く、洋上の的にひたすら爆撃を食らうシーンばかりが思い出されます。急降下爆撃機に対空砲が全く当たらず、奥の手だったのかたまたま成功しただけなのか良く分からなかったので、ドーントレスの機体や訓練にもっと前からスポットが当たっていると唐突過ぎず良かった(急降下してから上昇すると死ぬよ的な台詞はあったぐらいで、まさかあれだけか)です。グロが無いので、すぐそばに死があるという緊張感が無く、綺麗な戦争でした。テーマ曲の出だしがAmazingGraceに似ていて、これが何度もかかるので笑えました。本作に女性は不要だと思いました。山本と南雲が何もしていないのは史実通りなので、変に脚色していなくて安心しましたし、二人で手引きをしているような解釈の余地を残しています。潜水艦を警戒して、雷装か爆装かで混乱していた所、急降下爆撃機にやられたという大筋を知っていても、少し解り辛かったです。実話もののベタなエピローグ演出で、げんなりです。総じて、それなりの内容だと思います。
守るものがある人は強くなる
戦闘シーンは映画館で必ず観ないと損!
戦闘機と空母と。凄すぎる映像と音の迫力に釘付けに。こういう映画のために映画館はあるのだと久しぶりに実感できました。
有名な海戦の裏で、意外と地味な情報戦が繰り広げられていたのに驚き。
なるべく人を死なせたくないと奮闘する人々がいる反面、
現場ではどんどん人が死に、士気も下がる。それでも家族、仲間、天皇だったりそれぞれ守りたい何かのために命を懸ける。怖くても。
エメリッヒ監督が
「多くの命が失われる戦争には勝者は無く、敗者しかいない。だからこそ、二度と起きてはならない戦争を描いたこの映画を、日米の軍人たちに捧げる内容にしたかった」
と言っているように、
敵である日本兵もリスペクトを感じられる演出になっていて、この映画はどこの国の映画だっけと思うシーンもあるほど。
最後の最後に出る監督からのメッセージに泣けます。
【"情報戦を制する側が全てを制す" 世界が右傾化する現況下、史実に忠実に二つの日米海戦を描く意義。大迫力の空中戦も見応えがある作品。】
-1937年、山本五十六と米海軍情報将校レイトンの遣り取りが、印象的である。
山本は言う"日本はガソリンの80%を外国に依存している・・。"
そして、真珠湾攻撃の後に呟いた言葉"眠れる巨人を起こし、恐ろしい戦いが始まった・・。"
日本中が勝利に沸く中、彼は日本の行く末を見抜いていた。-
■今作品の魅力
・日米の空中戦の圧倒的な迫力であろう。特にアメリカ空軍が急降下して、日本の艦隊を爆撃するシーン。
・シーンは少ないが、日本軍人の苦悩、アメリカ軍人の妻達の夫を誇りながらも安否を心配する場面が描かれている所だろう。又、エンドロールに流れるメッセージも心に沁みる。
■残念な部分
・ニミッツ太平洋艦隊司令長官、山本五十六連合艦隊司令長官始め、多数の人物の描き方が浅い部分。だが、登場人数を考えると、仕方がないか・・
<ミッドウェイ海戦の壊滅的敗北を、大日本帝國大本営は日本人たちに虚偽の発表を行い、大東亜共栄圏構築のために、亡国の坂道を転がり落ちて行った大日本帝國。
私は"やや左利き"であるが、日本人としてはかなり"苦い気持ち"になる作品。
だが、だからこそ右傾化する現代に観るべき作品でもある。
エンターテイメントとしては、やはり日米の空中戦の圧倒的迫力が見応えがある部分であろう。>
真珠湾攻撃からミッドウェイ海戦までのドキュメンタリー映画。よくできています。
映画「パール・ハーバー」は物語性があり、その分フィクション感が強かったですが、本作はハワイ在住の急降下爆撃機パイロットの生活が淡々と戦争の推移に沿って刻まれていますので、戦争映画ファンのみならず、歴史ファンや青少年にも見てもらいたい作品です。戦後、長期間経ってから公表された資料も多いので、昭和50年代ごろの作品より、日本軍の姿が忠実に再現されています。マーシャル諸島を攻撃するシーンのみ、日本軍の戦闘機と艦船が史実と異なり零戦と金剛型戦艦が登場していますので、ここは演出です。それから、ナレーションがないので、日本軍司令官や参謀のセリフが私語を含めてしゃべりすぎているところが違和感があるといえばあります。あとは考証がしっかりなされていると思います。
戦闘シーンのほとんどがCGによる合成ですが、できるだけスクリーンが視野角いっぱいになる座席を選んで、大音響と大画面で視聴することで、CG臭さはほとんど意識しなくてはわからないレベルで楽しむことができます。
何か所か日本軍の残酷なシーンが出てきますが、史実の範囲内であり、戦争とはこのような残酷なものだということが理解できるので、反戦的な要素も持ち合わせています。10代後半の男子がいるご家庭で、特に父子でご覧に行かれることを強くお勧めします。
アメリカ目線の映画
ずっと楽しみにしてたので公開日の本日朝イチで観てきました〜。やっぱり戦争映画観に来る人はおっちゃんが多い。気にせず鑑賞。
今日はポイントで観たので帰りにパンフレットゲット!
戦闘シーンは大迫力!
実在した人たちを題材にしてるのもいい。主役の男性が物凄い操縦でかなりの活躍をしているのだけど「こんなすごい人いるわけあるかー!」と思ってたらほんとにいた人だとか…。空いた口が塞がらない〜〜。この映画は日本人である私が観ると複雑な気持ちがします。アメリカ人が観たら日本軍の憎ったらしいことないだろうなぁと。
捕虜にクソだと言われただけで足におもりをつけて海に落とす。こんなことだらけだったんだろうな。(落とす日本人がめちゃくちゃ人相悪い笑)
主人公は奥さんと子供の写真を飛行機の操縦桿のとこに挟んでたけど日本兵にも家族がいたのは同じです。日本兵のそういうシーンも観たかった。戦争ってどっちが悪いとかないと思う…アメリカ目線の映画です!
日本人俳優も活躍!豊川悦司は歳いったなぁ〜〜
映画パールハーバーとは違い、日本軍のやりとりも結構出てくるので日本語もたくさん出てくる。英語の字幕出ます。早口で何言ってるか分からん時あった(^_^;)
戦闘シーンは席まで振動が来て臨場感あり。ぜひ映画館でご覧ください!!
全291件中、261~280件目を表示