「どちらがどうとか…」ミッドウェイ ケイさんの映画レビュー(感想・評価)
どちらがどうとか…
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日本人俳優を起用するなど、パール・ハーバーよりは日本にも配慮した形で描かれていると感じるが、ハリウッド映画なのでアメリカ目線になるのは当然で、それはどうでも良い。中国資本が入り、中国へ配慮した描写も見受けられた。この際、どちら側の視点はさておき、やはり戦争の被害者は改めて、両国の個人であると感じた。実際にこのミッドウェー海戦で何千人もの人々が戦死している。米兵が命からがら戦艦に戻ったのに、再び乗機を命じられたのを一度断るシーンがあったが、それが本音だろう。日本の戦艦に直下攻撃するシーン、銃撃をかわすシーンはかなりの迫力であったが、やや一本調子だった。しかし、戦時中であるのに将校クラブや、米兵が野球をしているシーンに国としての余裕を感じるし、こんな大国相手に戦う決意をした軍の上層部の責任は重い。南雲中将の部下だったか、やや日本語の発音が気になった。
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