子供はわかってあげないのレビュー・感想・評価
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心身ともに健康
青春の何気ない日々、恋愛
でも本当はわかってあげられる私でいたい。
藪からスティック。大和持ってくる。暗殺気を付ける。教祖様来た。水入らずー!パワーワードが盛り沢山で、めちゃくちゃ高精度の言葉のキャッチボールに終始笑わせてもらいました。
絵に描いたような笑顔溢れる仲良し家族。でも実は娘と父は血が繋がっていない。協力者を得て本当の父親を探し出し数日間を共に過ごした美波。高2の夏休みに訪れた宝物のような出会いを明るく楽しく温かく、そしてちょっぴり切なく照らした良作。
底抜けに明るく真面目な場面で笑ってしまう美波に上白石萌歌。ある意味今時っぽくない健康的なTHE・水泳部スタイルにめっちゃ好感が持てた。モジモジしてる書道男子門司君もかわいかった。風鈴何いじってるんかなって思ってたら高速回転させてたし(笑)小技が効いてる。トヨエツの水着姿も貴重ですね。
ただただ楽しく面白いだけじゃなくて、ふとした時にあれ?と考えさせられるようなシーンもあって、きっと何度観ても新たな発見があるような作品だと思う。最後は美波にもらい泣きしました。本当に親子の愛に溢れていた。素晴らしかった。
よかった
最高すぎる!
ちょっと不思議で幸せに満ちた作品
なんだコレ、傑作かよ
自然な魅力
原作未読。主演の上白石萌歌が自然な魅力で、こんな高校生居たなと思い出させる。離婚したトヨエツと今現在の古舘寛治。そして、母が斉藤由貴。どちらの父も魅力的で、上白石萌歌に弟が居るのだが、その子は恐らく古舘との子供だが、そこもうまくやっている様子。萌歌のお気に入りの劇中アニメのコテコも子供に良い社会勉強の題材になりそう。壁やキッチンなどの空間を活かしたカメラワークも気持ち良い。トヨエツは、最近父親役が多いが、顔つきからしてパワフルな雰囲気が溢れており、声も良い。ラストでトヨエツと古舘を対比させるようなことはせずに、トヨエツはトヨエツだし、古舘は古舘なのだ。という大人な認識を見せるのも素晴らしい。あまりに萌歌が大人過ぎるような気もするが、高校生でもこれぐらい大人なのかもしれない。女性にはどう映るのだろう。
レビュー評価高過ぎ
劇場間違えたのかと焦ったよ。
冒頭から流れ出すアニメの内容がこの先の物語とシンクロしているとは知らずに、始まった瞬間に劇場を間違えたのかと慌てふためいた私。
タイトルだけ見るとてっきり大人に振り回される子どもの少し暗めな社会派映画とばかり思っていたけど、とんでもない!
“最高に爽やかで、最高にハッピーなサマー青春ムービー”。だよな!なっ!
登場人物達の独特の“間”と“言葉”、シュールな動作、会話に終始クスクス笑いっぱなし。だけどしっかり泣かせてくれるし、ヒロインの成長も感じられるし、ハッピーエンドだし、なんだよこれ、最高か。
泳ぐ、字を書く、食事をする、バスケのシュート、タバコを吸うなど、どれも長めのシーンが多く、それぞれの所作、動作が丁寧に映し出され、私たちの何でもないような普通の日常が美しく愛おしく感じられた。
もういい大人なのに、私も10代の頃に戻ったような、甘酸っぱい懐かしさを覚えたのは何故だろうか。
ヒロインの上白石萌歌、細田佳央太の透明感と爽やかさが一際目を引き、本作に瑞々しさを与えている。そして兄役の千葉雄大が本作にスパイスを加え(彼の新境地を見た感じ、演技も決まってた)、安定の豊川悦司の哀愁漂う中のちょっと滑稽な親父姿が堪らなく愛おしい。
素晴らしい映画だからこそ、タイトルで少し損をしている気がする。そこが勿体無い。観て良かった!
❓️題名と内容が
最初は焦りましたが・・・・
タイトルの真意は漫画で確かめたくなる
2021年8月28日
ずっと気になっていた沖田作品。
京都シネマで鑑賞。
京都シネマで観れて良かったと思う作品。
原作を読まずに鑑賞したので、少しセリフの意味や描写の細かい真意などは掴めていませんが、漫画を読まなくても、映画として成立しており、とても面白かったです。
私は沖田監督の監督がすごく好きです。
欧米映画のような派手な展開ではないです。
それゆえに、観ているこちら側も映画の世界にいるように感じてしまうような不思議な引き込む魅力がある。心が綺麗にすくいとられていく感覚でした。
本作も、2時間があっという間に感じるほど特別な時間でした。
さすが沖田監督、なっ!
個人的に印象に残った点を感想として書きたいと思います、なっ!
斉藤由貴の「嘘ついたから?楽しかったから?」というセリフ。
「これ以上ないくらいの愛を持って育ててくれた今の父がいるにもかかわらず、顔も思い出もない実の父との数日間がとても楽しく、それを後ろめたく、罪悪感を感じてしまったの?」というセリフを「楽しかったから?」という一言で表してしまう、その強烈なセリフだなと思いました。それを言う斉藤由貴の演技力にも感服。
3度の不倫でも、斉藤由貴が女優を続けられるのは、彼女の演技への評価が高いことを示しているのだと思いました。
主人公の上白石萌歌は、とても可愛い!
日本で女子高生が主人公の青春映画となれば、「肌が白い」「思春期の陰を感じさせる」というテンプレがあります。個人的にはあれがとても苦手です。
なんでも型にはめてしまって、作品を没個性的にしてしまっている気がします。
本作は、そういった要素がなく、とても良かったです。
上白石萌歌は水泳部ということもあり、健全に真っ黒で良いなぁと思いました。また、思春期の思い悩む感じの描写もなく、前向きで、新鮮な人物像でした。
豊川悦司。
主人公かと思うくらいの存在感。胡散臭さでいうと世界レベル。
映画で気になった点。
美波ともじくんの恋愛の進展が少し急ぎすぎたかな。
2人の距離感の縮まる時間がすこし足りなかったので、ラストであまり感情移入はできなかったですね。
美波の笑ってしまう癖。
高校2年生になってから急に笑う癖がついてしまったと映画にありました。
もじくんに告白するときも笑っていたので、緊張すると笑ってしまう癖なのかなと思いましたが、そこについては映画では掘り下げられていませんでした。(あまり重要ではないのかも?)
総じて、とてもいい映画でした。
漫画も読んでみたくなったので、映画としては大成功なのではないでしょうか!なっ!
あと部長よろしく!
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