「イーストウッド監督による実話もの(3年ぶりに鑑賞)」リチャード・ジュエル たいちぃさんの映画レビュー(感想・評価)
イーストウッド監督による実話もの(3年ぶりに鑑賞)
初見は日本公開時(2020年1月18日)の映画館(丸の内ピカデリー)、約3年ぶりに再鑑賞。
クリント・イーストウッド監督による実在の人物・事件を扱った実話もので、丁寧に描いた映画という印象。
実際のリチャード・ジュエル氏とそっくりの俳優(ポール・ウォルター・ハウザー)の起用も『15時17分、パリ行き』に似た起用法であり、さすが。
また、リチャード・ジュエルの母親役=キャシー・ベイツも素晴らしい演技で、アカデミー賞ノミネート、弁護士役のサム・ロックウェルも良かった。
本作はアトランタ・オリンピック開催に伴うイベント会場が舞台。会場で警備員をしていたリチャード・ジュエルは爆弾を見つけて、周囲の人達に知らせて被害を最小限にしたヒーローとして報道されるが、すぐに「彼がFBI捜査対象」という新聞記事によって容疑者扱いされてしまって……というドラマ。
キャシー・ベイツが皆の前で話す場面で感動して、リチャード・ジュエル(ポール・ウォルター・ハウザー)が逆襲する場面でも応援する気持ちになる。
クリント・イーストウッド監督作は、ときどきリピート鑑賞したくなる。素晴らしい!
<映倫No.48315>
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