「いろんな意味でいらつく映画」リチャード・ジュエル kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
いろんな意味でいらつく映画
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アトランタでのテロ事件の際、爆弾の第一発見者となった警備員の物語。第一発見者ゆえに最重要容疑者となっていく。
なんでリチャードが容疑者になっていくのかが理解できない。そんなに雑な推理と状況証拠で容疑者を絞り込む?リチャードが犯人だと決め打ちすぎてる状況が全く信じられなかった。それが事実をもとにした物語ってことなんだからすごい。その後、リチャードを追いつめようとするFBIのいやらしいやり方もいらつくものだった。
ついでに言うと、リチャードの態度にもかなりいらついてしまった。調子に乗りやすくて、卑屈で、それでいて高圧的で警官気取りだったりする。容疑者扱いされているのに、物分りがいいところにもいらつく。
でも、彼が変わっていくところがこの映画の肝だった。彼の成長、弁護士との信頼関係、親子の愛情、最終的にはいい物語になっているじゃないか!個人的にはここ数年のイーストウッド作品にハマらなかったので久々にいい映画だった。
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