「フェミニスト受けしそうな映画」ファーストラヴ にあさんの映画レビュー(感想・評価)
フェミニスト受けしそうな映画
・窪塚洋介がかっこいい
・北川景子の演技がかなり微妙
・恋バナの蛇足感がえぐい
・どのトラウマも弱い、そしてトラウマの描き方が雑
・判決が厳しすぎる
・あれで心神喪失が加味されないのはあまりに
・みんな物わかり良すぎ
・タイトルどうした?
・女は常に弱くて常に被害者、てきな
とりあえずそれっぽい要素入れて
考えさせられるシリアス風にしました!作品
いいキャスト揃えてるのに、
話が散らかってて、しかもどれも浅くて、
何を伝えたかったのかさっぱりわからなかった。
他人からすれば些細な事に思えてもトラウマにはなるし
それによる苦しみは人それぞれあるわけだけど、
それとの付き合い方や乗り越え方が描かれるでもなく
なんとなくふわっといい感じにみんな笑顔ちゃんちゃん。
「余裕で2桁超えるくらい経験あってもあるんだな、
こういうこと」
ここがほんと印象的で鳥肌すぎるセリフに凍った、
原作ままなのかな
痛がってるのに腰振り続けようとするとか
怖すぎる怖すぎる怖すぎるし
はじめてとか経験なくてかと思ったら
遊び人なのに下手なの?
なにそれさらに怖いじゃん…
あと30過ぎた2人の大学生役はさすがに無理あった
中村倫也がおじさんすぎて、ええ…ってなった
ベッドのシーンだけでも
肌加工するとかしたらよかったのにな…
キスシーンも特に必要なかった
いきなり豹変して言葉のナイフ出してきた
北川景子も情緒不安定かよで怖かった
--------------------------------------
<あらすじ覚え書き>
中学卒業まで父親の絵画教室のデッサンモデルをさせられた
周りはほかのヌードモデルで裸の成人男性、教室の生徒は男性のみ。
教室後の打ち上げでは男性陣が体を触られるなどし、
両親にもうモデルはやりたくないと訴えたが聞き入れてもらえなかった。
擦り傷に絆創膏を貼ってくれた大学生のコンビニ店員が
夜になっても家に帰らず外にいることを心配して家に泊めてくれた。
性的なことをされた。
それでも、家に帰るより大学生の元にいることを選んだ。
その後父親が大学生の家に乗り込んで来て連れ帰られ、
大学生からも拒否されるようになる。
(後に大学生は、「可愛い子に頼られたらそういう気になるじゃないですか」、「父親が来ていつ訴えられるかもわからないなか僕だって不安だった」、と当時のことを語る)
リストカットをしてみた。
リストカットの傷に対し、
母親は気持ち悪いと言い、
父親は傷が治るまでデッサンモデルはしなくていいと言った。
就職面接に失敗してしまったと思った。
父親に叱られる、どうにかしなければ、と焦った。
感じた苦しさはデッサン会と同じだった。
知らない目に素っ裸のまま晒されてるのに
どこにも逃げ場のないような。
デッサン会では知らない男の裸がすぐそばにあって、
たくさんの目に見られ、
打ち上げでは酔って体を触られ抱きつかれ、
何をされるか分からないのに誰も助けてくれない、
それが怖かった、嫌だった。
そんななか、腕を切ることだけが、血を流すことだけが
苦しみから自分を救ってくれた。
そして腕を切れば、父はデッサン会を免除してくれた。
面接とデッサン会が重なった。
だから面接後に包丁を購入し腕を切り、
それを父に見せることで許してもらおうと思った。
父を呼び出して腕を見せたら、母に連絡すると言われた
母はこの傷を気持ち悪いと言う、だから母にこの傷は見せてはいけない、
その焦りから父ともみ合い、足を滑らせた父が倒れ掛かってきて、
手にしていた包丁が父に刺さってしまった
倒れた父の目が怖くて、どうしていいかわからず、
助けを呼ばずにその場を離れた
判決は、裁判員裁判で懲役8年
育った環境が良好とは言えないが、
包丁を購入し人気のない場所に呼び出し、
通報せずその場を離れたことなどに
殺害する意図があったと推認でき、
刑事責任は重大であり実刑は免れない、と。
母親は強迫性障害持ちでリスカ痕あり
本の出版のために事件被告である女子大生に
インタビューを申し込んだ精神科医は、
父親が海外で幼女を買春していたこと、それを母が許していること、
などなどにトラウマを抱えている。
弁護人は幼いころ母に捨てられ愛不足
弁護人と被告の担当精神科医は、
大学の同級生、一度は体の関係を持っている。
弁護人と精神科医の兄は夫婦、
弁護人は夫に精神科医との過去をずっと秘密にしているが
夫は出会ったときから弟と妻がそういう関係だったことは察していた。
--------------------------------------