サイレント・トーキョーのレビュー・感想・評価
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役者のネームバリューだけの映画であった
何が何だかという感じ。
シンプルに面白くない
アマプラでなんか観るか〜と思って漁ってたけど特にいいのがなく。酒のお供にとりあえず何でもいいから流したくて適当に流したやつ。集中して観てないってのを加味しても微妙な映画だった
本当、特に語ることがない。メッセージ性というか、伝えたい事は確かに分かるんだけど登場人物に誰一人として感情輸入できない構図がダメ。テロをするに至ったバックボーンをもっと深掘りしてメッセージ性を特に強調するか、そんなもの置いといてアクションガン振りとにかくド派手な画を撮るか……そのどちらも最底辺レベルの粗末な映像
別に劇場内で出てくる総理の「そういう意味では戦争できる国にする」に関しても別に何も間違った事言ってないのに、「総理は戦争の何を知っているというの!? 私の方が知ってる!」とか騒ぎ始めて失笑。いや、分かるよもちろん。ただ殺し合うだけが戦争じゃなく、それによってPTSDを発症し、戦争が終わっても戦争は続いていた。それを間近で見ていたから言いたいことは分かるよ。でも別に総理間違ったこと言ってなくね?
戦争したくなくてもいざという時は戦えるようにしないと国を守れないです〜的な、まぁ劇場内でも批判されてた"マニュアル通りの対応"ではあるんだが、マニュアル通りの対応ガーって部分に批判要素を含めている時点でスッカスカやな、と。マニュアルになるってことはそれ相応の意味があるんだからさ。マックの店員さんが素早くハンバーガーを提供してくれてるのはなぜだと思う? そう、マニュアルが完璧だから。臨機応変に対応できずマニュアル通りの対応しか出来ないなら批判されてもしゃーないし、とりあえず要求聞くだけ聞いて、要求飲むことはしないっていう対応をするのが一番の対応だったとは思うけど……、まぁそこは特に問題じゃない。復讐じゃない、とかカッコつけて言ってたけどもっとちゃちなもんでしょこれ
戦争をリアルに描くならもっとそこ大事に描写しろよ、としか思わんし、やってることただ勝手に傷ついて、周りに理解して欲しいから構ってちゃん発動して多数の人間傷つけただけやん。正義の反対はまた別の正義って言うけど、正義ですらない。正義ごっこ。やるならとことんダークヒーローとしての魅力が敵になきゃ、メッセージありきで見ても何も伝わってこない。だから全体的にちゃちな印象しか受けない。その上映像も地味、つまらんかった。まぁ酒飲みながらなんか観てる、っていう状態が欲しかっただけだから星1だろうが5だろうが何でもいいんだけどさ
あと確かにみんな平和ボケしてるし、渋谷の猿共吹っ飛んだのだけは面白かったけど、さすがにあそこまで人は集まらんと思うぞ。猿ばっかの国とは言えど、さすがにバカにしすぎ。いや、猿ではあるけどもう少し知能はあるよ、猿は猿でも。そこを批判したくて撮ったのは伝わるんだけどさ。メッセージ性なんか皆無にして、めちゃくちゃ手強い連続大量快楽殺人者相手のストーリーにした方が全然面白かったと思うし、平和ボケ云々についてはそっちの方が鋭く批判できる画撮れたと思う
俺は少なくとも、平和じゃなくなるまでは平和ボケしてりゃいいと思ってるし、その平和ボケをいかなる理由があろうと脅かしてる時点でただの快楽殺人と変わらんけどね。誰も殺さず傷つけてなかったならまだ筋は通ったんだがな〜。渋谷爆発した時点で矛盾しまくりの感情だけで動く猿ですってことを犯人が証明しちゃってるからな。とりあえず全体的にアホしか出てこないから何も感じないし邦画特有の画のつまらなさといい、退屈な映画だった
ただこれだけは言わせてくれ。
西島秀俊、ほんっとカッコイイ
めちゃくちゃカッコイイ
西島秀俊がカッコよかったからその点だけで見たら星5。てか西島秀俊出てたら基本星5だけどな。まぁそこだけ、良かった点は
日本映画の劣化(ネタバレ)
【ネタバレあり】
戦争の悲惨さを目にした自衛隊員がPSDになって、奥さんをテロリストに育てる。奥さんもダンナを愛しているからと、渋谷で爆弾テロを起こし何のためらいもなく大勢の市民を殺します。
こんなおバカなストーリー高校生でも描かんでしょう。ハリウッドの能天気なファンタジーでも、キャラにリアリティのかけらはある。誰一人として共感できる人物が登場しないクズ脚本に付き合わされた俳優陣や監督・スタッフはホント可哀想だと思う。(渋谷テロは迫力があったが)
日本映画の劣化の根っこは、創造力の全く欠如した映画製作会社や電通の無能さにあるんだろうな。御免ながら、この映画に評価★3以上をつける方々の感性にもついていけない。
もう少し、深堀しても良さそうなテーマ
この作品が公開された2020年と言えば、コロナ禍に見舞われた初年度という事で、映画館に見に行こうと思っていたんですが、未見でした。
しょっぱなから怪しげな雰囲気を醸す人物が複数登場して、「え?この人が犯人?」と思ったりするわけですが、結局は、推理小説でも使われる王道の、“最初に出てきて、巻き込まれた感じの人が犯人”というオチになりましたね。
それから2年半経過し、世界は二極化して、ますますきな臭くなり、混とんとしてきてしまっていますね。この作品が描いているものの一つに、日本が世界の紛争に挑む覚悟とか、そういうものがあるのか?という事があると思うんですが、マジでシャレにならない事態が近づいている気がします。何も起きず、平和なのが一番なんだけどな。とはいえ、世界の一員という観点では、色々考える必要があると思いました。
観てのお楽しみ
連続爆破テロのサスペンスなので詳しくは観てのお楽しみ。
原作:秦建日子『サイレント・トーキョー And so this is Xmas』(河出文庫刊)、子がついているので女性かと思ったら(はた たけひこ)と読み男性でした、それはともあれ、ジョンレノン&オノヨーコのベトナム戦争の反戦ソングHappy Xmas (War Is Over)にインスパイアされ書いたそうです。武装強化を表明する首相に向けて反戦平和を説くために爆破テロとは手段と目的が錯綜、いささか矛盾した構想と思われる。
ただ、爆破予告にもかかわらず興味本位で渋谷に集まる若者たちの様子は、さもあらんとばかりにリアリティに富んでいましたね。政治に無関心で平和ボケした若者を覚醒させるための手段だろうということは伝わりましたが、犯人に共感などは持ちえませんよ。
自衛隊員のカンボジア派兵のPTSDが根にあるのは名作ランボーをはじめ米国のベトナムで病んだ帰還兵ものと通じるところが無くはないでしょう。
凝った伏線と犯人像なので単純な爆破テロ犯対熱血刑事のサスペンスものとは違ったティストでした。そういう意味では西島さんや佐藤浩市さんは無駄遣いの気がしないでもない・・。
日本人の危機意識の甘さへの強烈な問題提起サスペンス
本作は、東京で発生した連続爆破事件を巡るサスペンスである。冒頭からスピード感ある展開でテンポ良く物語は進んでいく。本作の特徴は、犯人に迫っていくサスペンス要素ばかりではなく、日本人の危機意識の甘さ、弱さを問題提起している点にある。通常のサスペンスとは異質な視点を持っている作品である。
クリスマスイブにTV局に恵比寿での爆破予告電話が掛かってくる。半信半疑で現地に向かったTV中継クルー来栖康太(井之脇海)と偶然現場に居合わせた主婦・山口アイコ(石田ゆり子)は犯人に脅され手先になってしまう。犯人の次のターゲットである渋谷での爆破予告時間が迫る中、警視庁の刑事・瀬田(西島秀俊)と泉(勝地涼)は懸命に犯人を追っていくが・・・・。
サスペンスとしては、犯人の姿が見えぬまま、次々と事件が発生するという王道の展開にハラハラドキドキさせられる。西島秀俊が一匹狼の刑事役を好演している。爆破シーンも迫力がある。肝心の犯人の動機が弱く、ラストもあっけなく淡白になった感はあるが、及第点だろう。
何と言っても本作のハイライトは、渋谷での爆破シーンである。爆破予告を軽視し、爆破予告場所に集まる群衆。平和国家・日本で絶対に爆破なんて起きないという慢心が満ち溢れるなか、予告は現実になる。慢心は恐怖に一変する。爆破シーンの描写がリアルであり、爆破テロの現実に心が凍り付いた。
世界中で爆破テロが起きている状況でも、日本だけは大丈夫という妄信。サスペンスではあるが、ここは、日本人の危機意識の甘さ、弱さ、への強烈な問題提起になっている。
ラストの、まだ・・・という文字はコロナウイルス感染拡大を示唆していると感じた。感染拡大という爆弾の爆発を阻止する為には、日本人一人一人が強い危機意識を持って、コロナウイルスと戦っていくしかない。自分の身は自分で守るしかない。
本作はサスペンスだが、日本人の危機意識の甘さを痛感する作品である。
とてもメッセージ性のある衝撃的な映画です。
とてもメッセージ性がある映画です。
*本作品は、かなり衝撃的な描写が含まれているのでご注意を。
世界において、日本は、とても平和な国だと思います。
そんな平和な世の中、もしかしたら、平和過ぎて感覚が緩んでるかもしれないところへ、
突然のテロ予告が・・・
本作品は、様々な社会に対するメッセージが込められている、
とても考えさせられる映画だと思います。
「どれだけ真剣に生きているのか?」
「自分という存在は、どのように社会に貢献しているのか?」
どこか夢見心地な状態から、リアルと向き合うきっかけとなる映画でした。
渋谷爆発シーンは良かった!!
出だしの爆発がショボく、また爆発後画面がすぐ切り替わってしまうのでガッカリしましたが、中盤の渋谷爆発シーンはなかなか良かったです。しかしそこをピークに映画自体はつまらなくなる一方でした。いつも主演をやる俳優が犯人側を演じていますが、誰が主人公か何か曖昧なまま進むので、彼の登場で驚きもなく、これもいまいちでした。面白くなるかどうかは別ですが、例えば相棒や新参者の監督なら、後半、特に容疑者の描写はもっと上手くやるのではないでしょうか。
雰囲気にのめり込んで
私はあまり映画見慣れてないから、最後まで犯人が分かりませんでした。てっきり中村さんかと。しかしだんだんストーリーが進んでいくにつれ、なるほどこういう経緯があったからかと納得。あり得ないとは思うけど、実際海外でそういった経験をしたことがないだけにもしかしたら精神がおかしくなっても不思議ではない状況があると感じました。人間何がきっかけでいい方にいくか悪い方にいくか分からないなぁと。皆さんの迫力ある演技に引き込まれてあっという間にエンディングでした。戦争なんて絶対よくないし、軍事力をあげる必要はないと思います。平和な1日を過ごせるしあわせ感を改めて感じた映画でした、ありがとうございました😊
つまらなすぎてびっくりした
タイトルなし(ネタバレ)
評価が難しい映画。
ミステリ好きで、ストーリー重視の自分はかなり好きなプロット。
フリがしっかり効いているので、犯人が明かされた瞬間にあっと言わされる。
未読だけど、原作小説のratingも高い。
一方で、映画としての評価になると、渋谷の爆破シーンがいい意味でクライマックスになっている為、それ以降が尻すぼみに感じる。
映画では、朝比奈がどうやってそれに気づいて止めに来たのかも語られないのも消化不良。
64点
当方閲覧目的ではずっと利用して来ましたが今回初めてこのサイトにコメントを残します。
それはと言うとこの作品を1年以上前から楽しみにしていたからで、原作が僕がドラマを見始めた原点である"アンフェア"の筆者であり且つ全男性俳優の中で一番愛している西島秀俊さんがお馴染みの役柄であったからです。
きっとこのコメントを拝見してくださった方で西島秀俊さんのファンの方なら同じように込み上げる興奮を抑えられずに上映日を迎えた方も多いのではないでしょうか。
僕からは大きく2つ感想を述べさせて頂くと、タイトルにもある通りこの作品はある種のファンサービスだと思いました。
作品単体で見ると他の方も仰る通り全体的に浅いです。それは登場人物それぞれ感情移入が出きる程深く描かれていないからで、それ故飲み込め無いままスピーディーに場面は進んでいき二転三転とし派手な演出で締め括る。
こういった作品御用達な方なら開始早々から真犯人は予測がつくと思いますし、正直日本のこの手の作品観過ぎて明らかに役者の名前に対して役のスケールがあってないとこの人に転がるんだろうなと確信していましたが、そういった短い時間の中で映画の内容を深く追求してとやかく言わずに好きな俳優さんが好みの役柄を演じているのを楽しむ。そんなある種のファンサービスであり、広く受けなくてもそれでいいんじゃないかなって思いました。
もう一つ、タイトルの意味ですが最初は予告でもあった通り渋谷での爆発シーンが印象的だったので日本の象徴的な渋谷=東京を静まり返す=爆発で"サイレントトーキョー"なのかなと思っていましたが、僕が観賞後に感じたのは劇中でもあったように政治的な要素があり、テロを目論んでいる犯人の矛先は総理であり、その総理の思想を一部の人しか反対していない。そんな無関心であり、無反応であり、声を上げない他大多数の人間のことを大きく括って"東京"と例え、タイトル"サイレントトーキョー"なんだなと勝手に解釈致しました。(説明下手ですみません。)
☆の数は作品に対して2.5でもう+0.5は性癖どストライクだったからです(?)
長々とお読み頂きありがとうございました。
是非西島秀俊さんファンの方コメント下さい。僕は刑事役作品全て好きですが久しぶりにあすなろ白書でも見返そうかと思います。笑
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