「戦争とはドンパチだけを指すものではない」サイレント・トーキョー うにたん♪(コロナが当たり前の世界)さんの映画レビュー(感想・評価)
戦争とはドンパチだけを指すものではない
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冒頭の爆破予告に群がって喚き立てる人たちを見るとテロが卑怯とかはともかくとして、ワザワザお祭り気分で集まるアホに天誅としか思えなかった。
渋谷の映像は頑張っていると思う。
もっとテロとは何なのか?何故起こるのか?
そう言う部分があれば、面白そうだと思ったのだが、そこを薄めてしまった様に見える。
旦那が地雷除去でストレスを抱えて精神的錯乱を起こし狂って行った経緯と爆弾学校の生徒になった妻の夫への愛から来る怨み。
「戦争の出来る国を作ります」と言う総理を見て何も感じない人々は、何処かに爆弾を仕掛けられる事にも想像が及ばないから
どうせ賛否両論になる内容である。
保守にすり寄る内容か野党に傾いた内容のどちらかに振り切れば、売り方もあったのかも?
地雷除去の時に自爆しにきた娘の件はちょっとやらせ過ぎと思う。あんな話で無くとも、聞かせる手段はあったと思う。
戦争の定義は何処から始まっているのか?も含めてと思うので、他所様の戦争、紛争の理由、そこへ介入すると戦争の当事者にもなってしまう。
なぜ始まる前に戦争の火種を消せないのか?
経済戦争の煽りで起こっている事は欲の張った連中の行動が引き金であるから、弾もミサイルも届かない所にいる奴らに前線で命を削る奴の事など、金儲けと比べれば些細な事なのだろう。
弱者の側からすれば、爆弾テロは正攻法では絶対に敵わないからの手段。
アメリカ他、テロが起こった国々は他国に干渉して恨みを買っている為に報復されている。
今後日本はどうなるだろう?
作中の総理と同様、「戦争の出来る国」となった時に、本当に渋谷が爆発する時がくるのではないか?
心配になる話である。
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