「母のいない子供たちはこの街が母なのかもしれない。」マザーレス・ブルックリン はるさんの映画レビュー(感想・評価)
母のいない子供たちはこの街が母なのかもしれない。
頭の中で叫ぶ事をそのままに声にできるのはとても勇気のいることなんだと思った。彼は病気の為に声になってしまう。jazzと言う音楽はそれを日々できる人間が奏でる音楽なんだなぁ。つくづく思った。権力の魔力に取り憑かれ囲われた人間の生き様は哀れで悲劇的だし、探偵という職業もまた哀れな仕事。
どちらもこの世に必要ではなく人の弱味につけ込み報酬を得る仕事だからだ。謙虚と言うより肩身の狭さを肌で感じながら仕事をする姿勢が身についていない人間は携わってはいけないのだろうか。
誰もがこの街では孤独なんだろう。
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