「思い切りが足りない」ハリエット 藤崎修次さんの映画レビュー(感想・評価)
思い切りが足りない
シンシア・エリボを起用してるんだからミュージカル調の要素を取り入れたかったのだろう。
ならば、ヒューマンドラマでなく完全にミュージカル映画にした方が良かったのでは?
この作品を見て人種差別云々と語る向きが多いが、どうも、そういう色合いの映画ではないと思う。どちらかと言えば、ヒーロー(ヒロイン)もの。
伝記物で女性主人公の題材を探していたら、たまたま今まで取り上げられずにいたのがハリエット・タブマンだったから、という感じがする内容で、メッセージ性は感じない。
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