劇場公開日 2020年6月5日

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「無事にお札の肖像になって欲しい」ハリエット bionさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5無事にお札の肖像になって欲しい

2020年6月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

 公開が延期になったので、ハリエット・タブマンに関する書籍を読んだりして予習はバッチリで劇場に足を運んだ。

 同じ黒人でありながら、逃亡奴隷を捕まえることを生業にしているとんでもない自由黒人を見て思い出したのだが、アフリカでは沿岸部の部族が内陸部の部族を輸出する奴隷として捕縛していた。白人による分断統治ってほんとひどい。

 劇中で聞こえるシンシアの歌は素晴らしい。なんだけど、思ったほどぐっとこなかった。系統が近くて、最近見たナイチンゲールの圧倒的な迫力の残像が残っているせいなのかな。

 映画なんだから、もう少しドラマチックに演出してもよかったのでは。

 映画の出来はともかく、地下鉄道の車掌として、数多くの奴隷を解放し、南北戦争では女性司令官として戦ったハリエットが無事にお札の肖像になって欲しい。特に今のアメリカの状況を考えるとなおさら。

bion
bloodtrailさんのコメント
2020年6月7日

毎回霊感ってのもフィクションなら良いですかね。でも、そんな人、お札にすんなよ、って言いたくなりますw

bloodtrail
bloodtrailさんのコメント
2020年6月6日

bionさんへ
家族を置いて逃げる場面なんかの台詞回しから、脚本が雑ってのは感じました。と、撮影はジョン・トールなんですが、逃走場面の緊迫感の無さが、ほんとにトールなの?と思ってしまうくらいのやっつけ仕事感w

bloodtrail