劇場版 少女☆歌劇 レヴュー・スタァライトのレビュー・感想・評価

全45件中、1~20件目を表示

4.0舞台少女の終着点

2022年12月2日
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鑑賞方法:映画館、VOD

楽しい

興奮

難しい

プライムで久々に観賞。
オーディションのシーンは東京オリンピック2020などのオマージュがあって、テレビアニメより凝った演出になっていました。そこで流れる挿入歌も、それぞれで異なる表現になっていて、どれも個性的で飽きることはなく楽しめました。

ストーリーは、主人公のかれんが卒業後の進路を探すことが中心でした。また、かれんが幼少期に幼馴染のひかりや演劇舞台と出会うエピソードも描かれており、2人の関係をより理解することができました。

気になった点としては、現実とファンタジーの境界線が曖昧になっていたことです。そのためか、学校生活の描写が少なく、舞台で戦うことが強調されているように感じました。また、かれんの出した結論がわかりずらく、彼女が言葉ではっきりと決断する姿が見たかったなと思いました。

ここから、考えるよりも感じることに集中した方がいいのではないかと考えました。

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Ken@

4.0舞台少女たちのその後を、思いきった構成で描く快作

2021年9月28日
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鑑賞方法:映画館

舞台、テレビアニメ、スマホ向けゲームで展開された「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」の新作劇場版。卒業を間近にひかえた愛城華恋ら舞台少女たちのその後のドラマが、実際の舞台さながらの思いきった構成で描かれます。キャラクターを把握していないと楽しめないので、テレビシリーズか劇場総集編「ロンド・ロンド・ロンド」は見ていないと厳しいと思います。
物語中盤でガツンとくる展開があって、そこからテレビシリーズにもあった“レヴュー(バトル)”のつるべ打ち状態。アバンギャルドな映像と楽曲の力で押し通し、「考えるな感じろ」的な展開で一気に駆け抜けていきます。ハマる人には何度でも体験したくなるような不思議な魅力のある快作です。

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五所光太郎(アニメハック編集部)

5.0内容がよく分からないのにこの満足感

2022年9月11日
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mg2

4.0本編よりも分かりやすい

2022年8月21日
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鑑賞方法:VOD

それぞれの進路を決め始めた聖翔音楽学園の3年生たちは再びあのオーディションに巻き込まれ…。
進路への覚悟と迷いをミュージカルとして詰め込んだ内容で各自の関係性も含め本編よりも好き。舞台人だからこそ持つべき覚悟が伝わる作品でした。

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shotgun

4.5アニメ版の補完をしつつ、作品として完成された劇場版

2022年5月5日
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鑑賞方法:映画館
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といぼ:レビューが長い人

5.0応援歌劇という新ジャンルを生み出したと思う

2022年3月11日
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鑑賞方法:映画館

noteから転載します
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予備知識ゼロで、劇場版スタァライトを観た。映画館で観た。

レヴュースタァライトという概念は、1ヶ月前まで知らなかった。
ミュージカルもアニメもゲームも素通りしてきた。

だが職場で強烈に推されて、「これは見に行かねばならぬ」という気になった。17回鑑賞したデザイナーさんが、歌詞テキストを巧妙に描いて、その素晴らしさを語っていた。

観た結果、衝撃を受けた。
映画館で、何度も観たくなる作品だった。

感動で涙したわけではない。
キャラクターに恋したわけでもない。
強烈に応援されたからだ。

歌に応援ソングというカテゴリがあるように、劇場版スタァライトは応援歌劇と言っていいと思う。この映画は、ドラマを極限までそぎ落とし、レヴューという形式で、少女が葛藤する姿にひたすらコミットしている。

レヴューは舞台少女同士がバトルする形を取っているが、対人的な要素は小さい。むしろ自身との闘争だ。「どれだけ自分に打ち勝ったか」を競い合っていると思う。

そして、人間関係や才能、環境や将来への不安など、万人にとっての悩みとの闘いが描かれてるので、応援されている気になる。宝塚のレヴューのような普遍性が、劇場版スタァライトのレヴューにもある。

あとは、舞台というモチーフが個人的にツボだった。

舞台に立つというのは、麻薬だ。

僕は大学時代、1度だけミュージカルに出演した。裏方合わせて数十人規模の舞台だった。何人かはその後プロの道に進み、役者やダンサーや制作を生業にしている。学生としては、本格的な舞台だったと思う。

僕のセリフは一言だけだったが、笑いを取る言葉だった。その一瞬のために練習を重ね、思い通りに劇場全体を笑わせた時の全能感たるや。生を鮮烈に実感した瞬間ベスト3に今もランクインしている。

あるいは、スポットライトを浴びて真っ白で何も見えなくなったこと。その中で歌った時の異世界感たるや。

この舞台がいつまでも続けばいいと思った。
舞台を追い求めて生きていくのは、この上なく素晴らしいと思った。
麻薬経験はないが、恍惚感にハマるという意味では、舞台も近しいものがあるんじゃないかと思っている。

だから勘違いかもしれないけれど。
スタァライトするのも、されるのも、体感としてちょっとわかるのだ。
胸を刺す衝撃を浴びてあの頃に戻れないのも、ちょっとわかるのだ。
野菜キリンが燃えて糧になるのも、ちょっとわかるのだ。

僕は決起集会にいる1人くらいの存在だったけれど。
選ばなかった過去たちに讃美歌を捧げたい気持ちも、ちょっとわかるのだ。

ただ、電車は次の駅へ行き、僕は迷わず舞台を降りた。公演終了後、徹夜で打ち上げした足で、研究室の授業に出席し、その研究分野の延長で仕事に就いた。

しかし劇場版スタァライトは、当時の舞台にまつわる色んな気持ちを思い出させてくれた。舞台をテーマにしたコンテンツは数多あるが、僕にとってはこの作品が、舞台に立つ気持ちの再現度が最も高かった。

そして誰しも、舞台少女にとっての舞台にあたるものがあるだろう。そういう意味でも、応援されるのだと考えている。

この応援はきっと万人に通じる。パラリンピックの開会式のデコトラの評判が良かったように、スタァライトのレヴューを再構築したコンテンツを、東京五輪の開会式で実現していたならば、印象深い五輪になったのではないだろうか。何より選手が心奮わせたと思う。

普通、前提知識なく映画版を観て感動したならば、本編に立ち返りたくなる。だが劇場版スタァライトは、本編はさておき、もう1回映画を観たいという気になった。

それくらい、レヴューが、パフォーマンスとして独立して昇華されている。『アベンジャーズ/エンドゲーム』の「アッセンブル」で、打ちのめされるくらいアメリカ凄いと思ったけど、日本もやっぱり凄いと思った。

自分も頑張ろうと思います。ロードショーに間に合って、映画館で観られてよかったです。よき映画をありがとうございました。

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阿部 昌利

5.0私たちはもう舞台の上

kさん
2022年1月16日
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少女☆歌劇レヴュースタァライトという「舞台」を生きた舞台少女たちの結末としてこれ以上の幕引きはないでしょう。
ありがとうございました。

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k

4.0超・活劇

2021年12月15日
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テレビシリーズを一通り見てから鑑賞。

アニメ版でもとてつもないパワーの演出をしていたのに、劇場版ではさらに腕を上げて見るものを圧倒するものに仕上がっていました。正直、このポスターから登場人物が血まみれになる(演出)なんて誰も思いませんよ。度肝抜かれました。

99期生たちが卒業後の道に悩み、どう生きていくかという人生の転換点を描くのも上手でした。同情してしまう場面がとても多く、辛くも前に向ける、そんな作品でした。

舞台的演出がアニメという形で緩和されているとはいえ、どうしても中盤は個人的にグダってしまったなとは思いましたが、終盤の気持ちのいい対マンの演技バトルに、エンドロール後のスパッと決まるセリフで終わるあたりなんかスタイリッシュで超カッコよかったです。語彙力が吹き飛んでしまうくらいの衝撃作でした。

鑑賞日 12/13
鑑賞時間 15:25〜17:35
座席 B-5

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ブレミン

3.0面白いけど星4.2は過大評価

2021年10月31日
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しげる

5.0私たちはもう、舞台の上

2021年9月19日
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楽しい

興奮

幸せ

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????

2.0ロンド・ロンド・ロンドの続編

2021年9月12日
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栗ごはん

5.0劇場型

2021年8月1日
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YouTubeでテレビシリーズを見て気になり一気見してから映画を見に行きましたが、テレビシリーズの補完掘り下げはもちろん。
音響画質共に鬼滅の刃超えていて、退屈なく最後まで見れました。
特典映像は正直声優ファンではないので興味はなかったですが、裏話などきけたのはよかった

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マサヒロ

5.0この作品は劇場で見るべき

2021年7月22日
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ワイルドスクリーンバロックという情報量の暴力が素晴らしい

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あと

5.0初見でも入れる

2021年7月15日
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興奮

映画館の臨場感ととても合っていて、見どころも多い最高の作品です。

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ほし

4.5※ ただのキラキラ少女アニメではありません。

2021年7月11日
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ぬぅ

5.0全人類に見て欲しい

2021年7月8日
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泣ける

興奮

知的

私はアニメをやっていた頃から知っていて内容も登場人物もわかっていたのですが、知らない人でもぜひ見て欲しいアニメです。
最初は女の子達が戦ういわゆる萌え系アニメかと思っていたら見れば見るほど奥が深い、舞台少女の成長、葛藤などが細かくかかれているのでまた後も考察して楽しめるアニメです。
作画がいいだけでなく曲、キャラデザ、描写など全てにおいて素晴らしいです。興味がある方もそうでない方も是非見て欲しい作品です。

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もり

3.0あっと驚く演出が好きです

2021年6月30日
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鑑賞方法:映画館

今回で完結という事で、主要メンバー全員のストーリーを丁寧に描いていましたが、そのためか上映時間がちょっと長ったるく感じました。
まあストーリーを完結させるには、必要な時間なのでしょう。
個人的には、脇役のストーリーを、あと計20分程削れないかな・・と。
さて本作品の魅力は、なんと言っても、オーディションの決闘シーンです。
今回も色んな決闘がありましたが、イチオシは地下鉄構内での決闘シーン。
走りながら列車の側面が倒れ、そこが舞台になる!
あっと驚く演出です。
そのまま舞台の方に使う計画では?(^_^)
ところで、キリンさんの正体は、結局何だったのですかね?
学園長??

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はるっち

5.0まぎれもない魔作

2021年6月29日
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アニメ、総集編劇場版を視聴済みで公開を楽しみにしていたがまさかここまでの作品に化けるとは思わなかった…

たかだか二十と数年の人生、確実にその短い年月の中でも最高峰の映像体験であり、今後この作品を超える映像作品を見ることが出来るか不安になる程の傑作。
ワイドスクリーン・バロックという一般に浸透しえなかったジャンルがこの作品を軸にして広まってほしい。

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きりん

5.0圧巻

2021年6月25日
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鑑賞方法:映画館

全体的にクオリティが高く、前作を見ていない人でも映像や演出、歌で楽しめると思います。
ストーリーは思いのほか単純で、とにかくサーカスを見ているような目まぐるしい場面の転換-レヴュー-の数々に魅了されました。

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Neccolini

4.0古くて新しい。もっとこういう映画が増えると良い。

2021年6月24日
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鑑賞方法:映画館

TVシリーズ未見。予備知識なしの初見感想です。

キービジュアルから、ウテナとアイマスを足して割ったような作品かな・・と思ってふらっと小屋に入ったのですが、どちらかと言うとインディーズ時代の「Sound Horizon」のアルバムをそのままアニメにしたような、様式美に寄せた作品でした。

卒業という岐路に立ったとき、人は2つの決別をします。幼年期との決別、そして友との決別。同じ学校、しかも演劇という専門性の強い学び舎に居たもの同士であれば、その2つは絡み合い、強い愛憎劇を伴う・・少女革命ウテナでいうなら黒薔薇編が近いでしょうか。「あなたの用意した私らしさなんて要らない」「私ばっかり独り占めされてずるい」というような、あーわかるわかる・・といった心情の吐露が見ていて痛心地(いたここち)良い。女性✕女性のペアでブロック進行するのですが、百合というよりは宝塚的な耽美さに寄せた演出が好印象です。

主人公らしき2人の物語はシナリオの縦軸を貫通しているのですが、ある意味主役だからこそ冒険ができないというか、ありきたりな内容に感じました。他のメンバーのセリフの応酬に比べると、やや綺麗事かなと。でもそれゆえに最後はこれ以上ないくらい清々しいので、まあ、これでいいのでしょうね。

視聴後の印象は、同じく卒業を描いたラブライブの劇場版にも近く、こうやって見ていくと色んな作品の影響を受けているように思えるのですが、にもかかわらず「これはオンリーワンだなぁ」と思えるのが面白い。いい意味でみんな生意気(年齢に比して)で尖っているのが、演劇志望の生徒らしく、作品としてエッジが立っているのでそう感じたのかもしれません。

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猫シャチ