ミッドナイトスワンのレビュー・感想・評価
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後ろ盾のない映画だからと監督自ら宣伝しまくる映画
先行鑑賞。とにかく迫力と美しさにのまれて身動きできなかった。用意したドリンクに一切触れず、時々出ることがある咳さえ出ずに用意した飴は減ることがなかった。
鑑賞後はしばらく立ち上がれず、ダラダラと泣き続けた。運転ができず、途中のコンビニ駐車場に避難した。こんな映画は初めてだ。監督が何の後ろ盾もない映画だからと必死に宣伝されていたが、もし、これを評価しなかったなら日本映画界に未来はないと思った。
切なくもあり優しく美しい映画
先行上映で試写
素晴らしい映画だった。
心に響く映画というものに、初めて出会えた気がする。
エンドロールまでしっかり見た。
泣いた。痛々しい場面、切なくて胸が締め付けられる場面が多々あったが、鑑賞後はなぜか悲しい気持ちを引きづらず 幸せな気持ちに包まれた。不思議な感情。
公開したら もう一度観たい映画
先行上映を観て
切ない愛の物語
先日、ひと足早く先行上映で観ました。
この映画は新宿の片隅で孤独に生きるトランスジェンダーの凪沙と母親に育児放棄された少女、一果の切ない愛の物語です。
どんな世界が描かれているのかドキドキしながら観賞して、衝撃を受けるシーンもありましたが、日が経つにつれて、心の中に温かいものが残り、渋谷慶一郎氏の美しいピアノの調べと共に凪沙の優しい表情や一果の美しいバレエのシーンが思い出されて、とても印象的な作品になりました。
どの俳優の演技も素晴らしいですが、草彅剛さんの自然な演技に心を揺さぶられ、服部樹咲さん、上野鈴華さんの瑞々しい演技に心を打たれました。
この映画は現代社会の生き辛さや人がなりたい自分になって生きるにはどうしたら良いかなど、いろんな事を考えるきっかけになると思います。
一人でも多くの映画ファンに観て頂きたい作品です。
主人公がトランスジェンダーという事で躊躇している方は現在公開されている925秒の映画予告を見てみてください。
また、観賞の際には、是非、エンドロールの最後までご覧ください。
しんどかったけれど、また観たくなる
観終わった直後、その場でわーっと泣きたかった。でも、ものすごくシンとしていて、市松模様に満席でしたが誰も言葉を発しない状況だったので理性で止めました。家族と観に行きましたが、しばらくお互い無言でした。どう言葉にしていいかわからなかった。
LGBTを扱った内容で、かなりきつい、衝撃的な映像もあるんだけれど、当事者の方からするとそれでもソフトに描かれているのだそうです。
印象を3つまで、ということで、泣ける、怖い、と選び、最後の一つを悲しいか幸せで悩み、幸せにしました。
悲しみはある。でも、この映画の根底にあるのはやはり幸せなんだと思ったので。
ぜひ映画館でその幸せを確かめに行ってほしいです。
わたしもまた必ず観に行きます。
美しく羽ばたく。
いろんな母と娘の形
この映画は、トランスジェンダーの苦悩をリアルに描いていると同時に、バレエを通して成長していく少女の物語です。
その一方で、登場するそれぞれの母と娘のいろんな親子の物語でもある。
自分が叶えられなかった夢を娘に託す母と、期待に押しつぶされそうな娘。
思い通りにいかなくて娘に辛くあたる母と、行き場のない気持ちを押し殺している娘。
子供の本当の気持ちをどうしても理解出来ない母と、本当の気持ちをずっと隠してきた子供。
みんな気持ちがすれ違っている…
そして、自分を犠牲にしても娘の夢を叶えてあげたい母と、不器用ながら純粋に身を委ねる娘。
唯一心が通じ合っている母娘、それが凪沙と一果。
草彅剛演じる凪沙と、服部樹咲演じる一果のシーンはアドリブが多かったらしい。
そのためか会話が自然で、ごく普通の親子だった。
二人とも佇まいが凪沙と一果そのもので、目を見るだけで何を思っているのか伝わる。
凪沙が母の顔になっていく様子と、一果が心を開いていく様子の表現が素晴らしい。
二人の演技を超えた演技は必見です。
こんなに泣いたのは「ダンサー・イン・ザ・ダーク」以来
現実が重くのしかかる
先行上映に行ってきました。
トランスジェンダーという難しい役どころを草彅さんが
リアルに演じていた。演じていた、というかそこに「存在していた」。
直視出来ない現実に何度も心痛めそうになるんだけど、
一果が舞うバレエの美しさがその痛さを和らげてくれるほど美しかった。
観終わってしばらく衝撃の凄さに放心状態になったが、
また映画館で観たいと思った。
衝撃が大きすぎる、、、、
壮絶な愛の物語
性別も親も自分で選ぶことの出来ない事に「どうして自分だけがこんな目に」ともがき苦しみ、諦めることで何とか立っていた2人が出会うことで、生きる希望・喜びを感じ始める様がとても美しく切なく心揺さぶられました。
そんな2人を草彅剛、新人服部樹咲がその人物としてスクリーンに居たことに驚きました。
トランスジェンダーの経済状況、生活の糧を得る手段の少なさ、体を維持する困難さなどとてもリアルに描かれていて、まるで凪沙という人物のドキュメンタリー映画のようでした。たくさんの困難をかかえる彼女がどうか幸せになってほしいと願わずにいられませんでした。たくさんの方に取り巻く状況を知ってもらう一助となる映画になるのではないでしょうか。
衝撃的なシーンも多いなか、挟まれるバレエシーンは美しく本格的。
バレエシーンを見るだけでも見るかいあり。
切なくてやりきれない
いつまでも頭から消えない
見終わったあと 放心状態で立ち上がれなかった。予告映像だけでも胸を打つものがあったが
全編はとんでもなかった。
トランスジェンダーの凪沙を演じられる俳優が 他にいるとは思えない。
草彅剛がこの役を引き受け 自然体で演じたことだけでも観る価値があると思ったが、これがデビューという一果役の女優さんが負けず劣らず素晴らしくて その佇まい 眼差しだけで訴えかけるものがあった。
そしてなんといってもバレエのシーンが美しく
ピアノの旋律を聴くだけで自然と涙がこぼれてしまった。
見終わったあと あまりに苦しくて もう二度とは観れないと思ったが 時間の経過と共に あの痛いほどの愛をまた自分の中に刻みたいと強く思うようになりました。
想像を遥かに超えて来た
凪沙と一果の愛の物語
愛するという事
人間賛歌の映画です
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