ミッドナイトスワンのレビュー・感想・評価
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凪沙ならではの格好良い母性!
草彅さんの演技が好きなので、予告を見た時から見に行こうと決めていた。
今回の、トランスジェンダーという役は難しいと思うけど、草彅さんは凪沙というリアルな人を生んだと思う。
本当に素晴らしい役者。
LGBTに偏見はないつもりでいるけど、実際のところを知らなかった。
今はまだまだLGBTの人が生きづらい社会なのだと知ることが出来た。
「どうして私だけ」と嗚咽する凪沙を思い出すと、数日経った今でも泣けてくる。
凪沙という人が、私の中に隣人のように根付いてしまった。
今後はLGBTのニュースを見聞きする度に凪沙を思い出して心配したり喜んだりするだろう。
本来の自分で働けるのがショーパブだけなんて社会はいけないね。
法律や人の頭が柔軟でないから、子供には中性的な名前をつけた方が良いみたい…と考えた。
実家を出る時の凪沙の、赤いコートの後ろ姿がとても凛々しく、プライドに溢れていて格好よかった。
自然体
何も画のないエンドロールでもう少し泣いてから帰りました。
草薙剛さんは綺麗でしたけどものすごく現実でした。美しい映画ではない。いろいろ考えてしまってエンドロール終わるまで立ち上がれずもう一度泣きました。
イオンシネマは月曜日、誰でも1,100円で見れるんですね。知らなかったのでとてもお得でした。
みんな違って、みんないい。
2回目10月25日
どうしてももう1度観たいと思って2回目鑑賞。
1回目の時は、衝撃的過ぎて、しっかり見れていなかったような気がしたんだけど、2回目見て改めて気付く。
セリフが本当に少ない映画だなぁということ。
それなのに、凪沙や一果やりんやバレエの先生やみんな、苦しいほどに気持ちが伝わってくるのは何故だろう。
それは、凪沙がそこにいて、一果が育っていく姿をリアルに感じ取れるからだと思う。
映画は、フィクションの世界なはずなのに 凪沙に会いたいと思った。
草彅剛は、ものすごい表現者だと思う。
彼自身も言っているが、自分は役者ではないとコメントしている。
本当にそのとおり。彼は、役を演じていない。
その人物と自分を重ね合わせて、その人になるのだ。
セリフはあるけど、その言葉は、その役柄の人物と彼自身の中から出てくるものなので、
凪沙の孤独感や一果への愛情も本物なのだ。
30年近く、芸能人として活躍して、色々なことを乗り越えた上で、
役に自分を素直に重ねて表現出来る草彅さんの人としての純粋さに 改めて感動した。
1回目9月27日
凪沙が、自分の母親から病院行ってと言われた時、「病気じゃないから」と言ったところで、締め付けられるように苦しくなって、涙が出た。
背が低いことや痩せていることと同じくらいの違いでしかないLGBTだということ。
特別に扱われることでもないし、気持ち悪がられるようなことでもない。
でも、現実は、すぐには受け入れてもらえない世界で、生きにくさと戦っていかなければならない。
ネグレストの親のもとで暮らすことも、子供は自分では選べない。
貧困でもお金があっても 自分のことにしか興味のない親との生活は、生きる意味を失いそうになる。
この映画を観て少し救われるのは、一果が凪沙から、生きる世界を見つけてもらえたこと。
草なぎさんの凪沙は、それぞれの人の心に みんな違っていていいんだって思えるような優しさがあった。
予告編は観ずに本編を観てほしい
扱うのが難しいLGBTを扱うからには感動仕上げにしてるんだろうな、くらいに思い、しかし気になって観に行った。
予告編を観ずに映画館に直接行ってよかった。
ストーリーの進行とともに、心の機微をあおる美しい画角が丁寧に散りばめられているのだが、
あらかじめ予告編でそれを提示されるよりも自分で初めて観る、ということがこの作品を鑑賞するにおいては功を奏すると思う。
自分が人生において感じたことのある悲哀、苦悩、どうにもならなさ、逆効果、それらをプチプチ刺して来つつも、
主人公凪沙の純情さを描く、
香りは強いがとてもとても美しい一輪の花のような映画。
邦画がすくなくて。
美しく、せつないだけじゃない。
設定、配役の面白さと一果の演技が─
肉親に自分を認めてもらえないことが一番つらい。
高評価に期待するも、流れの描写が雑で残念でした。。。。
週末レイトショーは、楽天ポイントで『ミッドナイトスワン』
新たな逸材誕生の予感・・・服部樹咲ちゃんの将来が楽しみ!!
元SMAPの中では、ズバ抜けた憑依演技する草彅くんのトランスジェンダーは、不自然なリアルが絶妙!!
水川あさみさんの終盤の嫌悪感・・・マジにキレてましたね!!(๑º ロ º๑)!!
ただ展開が急に飛ぶし、全体的に作りが雑・・・
NHKの夜ドラ枠で、じっくり作った方が良かったような気がするし・・・
最新のシネコンより場末の映画館がマッチする観る人を選ぶ作風は、生理的にダメな人も多いと思うので、オススメ致しません(^◇^;)
美しい映画です
海外でも見られて欲しい作品
たくさんの人に見てほしい映画
先行上映で見て、今日また見に行きました。1回目は泣いたり叫んだり(心の中で)感情が揺さぶられすぎて何日間かひきづってました。
簡単に「いい映画」「感動した!」と言えない重さがあって… こんなに見終わった後何日間も考え思いを馳せていた映画は初めてです。
今日は2回目だったので前回より冷静に見られました。でも前回以上に胸が締め付けられました。是非多くの人に見てもらいたい。世界中で見てもらいたい映画です。
凪沙も一果も演技ではなく、ただ本当にそこに存在していて、いろいろな愛を感じることができました。
説明はなくても表情を見ているだけでその裏のストーリーも感じることができました。
素敵な愛の映画です。
塞がるだけじゃないのですか!?
親族にジェンダーのことは隠し、広島から上京してショーパブで働き独りで生きる主人公が、中学生の従姪一果を預かり巻き起こる話。
シングルマザーの母親から虐待されていた少女を案じる主人公の母親から頼まれて養育費欲しさに渋々一果を預かることに。
最初はまともに口も聞かない一果がバレエと出会い、歪んだ切っ掛けだけど主人公もそれを知り、一果の闇に触れて二人の関係が変わっていくストーリー。
一果役の子は初めてと思えない素晴らしい演技だったけど、主人公の演技がイマイチハマっておらず、主人公そのものにしても一果との関係にしても、どこか作り物に感じてしまった序盤。
そこからの本当に自分のことを考えてくれる人に心を開く様と、何とかしてあげたいという思いは賢者の贈り物とまでは言わないがそういう片鱗を感じさせとても良かった。
しかしながら就職の件から何だか駆け足、ブツ切りで、言いたいことはわかるけれど、ダイジェストをみせられているかの様で、話は判るし面白いけど残念なすがら沁みてこず。
なぜ主人公がその情況に甘んじているのかも良くわからないしね。
エピソードを減らしても良いからもうちょっとしっかり見せて欲しかった。
草彅剛の仕草の妙
トランスジェンダーものを見るといつも思うのだが、女性らしい仕草は女性だから、男性らしい仕草は男性だから自然にしてしまうものだという文化が、映画の底流を流れていて、その文化を役者が越えていく矛盾が面白い。
鑑賞者を、「凪沙は中身は女性だから、当然女らしい動作をする」というふうに思い込ませるために、男性である草彅剛は、女性らしい動作を研究して、映画の中だけであれ見事に再現している。でも、そんなことができるなら、仕草って実は性別によって規定されているのではなくて、自分のジェンダーアイデンティティによって自然に学習したことの表出なのでは?と思わせてくれる。ここにこそ、トランスジェンダーへの奇異な眼差しを和らげてくれるヒントがあるのではないか?悲しい物語だが、この作品でトランスジェンダーへの理解がさらに深まって欲しい。スターでありながら、難しい演技もさらりとこなせる彼だからこそ、多くの人に訴えかけることができると思う。本作を娯楽作品と思うなかれ、マイノリティーへの貢献は計り知れない。
涙がとまらない
全体的に重めなトーンです。
表現は嬉しいも悲しいも、どの場面も断定的にしていない印象でした。各々色んな捉え方ができるなと感じました。
ただそれが『?。意味不明!』と思ってしまうのではなく、ストーリーが理路整然としているからなのか『こうなのかな?』と各々の想像でみれる感じでした。
後半はずっと泣いていました。
目を背けたくなる場面もありました。
ですが今の時代に大切なメッセージが沢山入っている作品だとも感じました。
露骨に否定する大人が結構出てきます。
色々考えさせられました。
主題歌?なのか、ピアノのインストゥルメンタルは各場面にバチッと合っていました。
個人的には田中俊介さんが出演されていて感慨深かったです。めちゃイケで一番体張って頑張ってたよなぁと、懐かしく思い出しました。
ストーリーは、現代版「チャップリンのライムライト」です。でも喜劇仕立てではないけど。
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