ミッドナイトスワンのレビュー・感想・評価
全500件中、361~380件目を表示
主演に拍手!
演技は良くとも演出に疑問あり。。
思い切り賞賛するには所々荒が目立っていたように思う。演技は素晴らしいのだけれど、説明的な台詞やカットが多すぎて、重要なシーンがギャグのように映ってしまったことにとてもショックを感じた。監督はトランスジェンダーの抱える問題を身体的なところでしか捉えられていないのでは?と思うくらい、精神的苦悩が(描いていない訳ではないが)薄っぺらくしか伝わってこず、エピソードを厳選してでも、同じ人間として丁寧に描いて欲しかった。シスジェンダーとは別の生き物であるという描き方だと、永遠に差別的距離は埋まらないと思う。その点、友人リンは絶妙な距離感でいたので強く印象に残ったし、必要な存在だと思えた。うーん...惜しい....
かなり感じる
過酷な運命
賛否両論あると思いますが、私は感動しました。
難しい題材に取り組んだ監督、スタッフ、俳優陣の皆様に大きな拍手を送ります。
特に草彅剛さんの演技に驚きました。
思いどおりにならない境遇、苛立ちを瞳だけで表現する演技力。
瞳の奥から訴えてくる悲しみや苦しみ。
後半から芽生える母性が宿った温かな眼差し。
見事でした。
最後は草彅さんの演じた凪沙の変わり果てた姿にも度肝を抜かれました。
涙が止まりませんでした。
新人の服部樹咲さんも一果そのものでした。
水川あさみさんの迫力も凄かった。
日本アカデミー賞「最優秀主演男優賞」は草彅剛で決まりでしょう?
第39回の最優秀主演男優賞なんて誰が演じてもイイような演技で取れた人もいたんだから。
演じるを越えて憑依している
凪沙さんと一果ちゃんが教えてくれる
惜しみない愛
惜しみない愛に、まんまと感情をベリッと持っていかれましたわ。
求めるのでなく、理屈抜きで与えてしまうのが愛よね、と。
草彅剛がとにかくすごい。
新人の服部樹咲も魅せる。
なにより、脚本・監督の内田英治氏にやられた!
『全裸監督』の脚本・監督の人やん!
2か所だけ嫌な部分はあって(途中の自殺シーンと、最後の流れ)、きっとここが賛否両論となり、否定派から叩かれることになると思いました。
私は、映画としてのあざとさと理解しつつ、驚かせる仕掛けなのだと容認できましたが、世間ではどうか?
理屈ではなく、二人の役者が醸し出す空気を感じて楽しめばいいと思うのです。
白鳥の湖のストーリーを知っていると、より染みると思います。
心が揺さぶられる映画
初見で心を鷲掴みにされ、小説を読んで朝イチで観てすぐにおかわり。
凪沙や一果が徐々に寄り添い変わっていく姿、りんと一果の危うさ
凪沙の優しい眼差し、心に残るシーンばかり。何度観てもまた凪沙の世界に浸りたくなる。そんな映画です。兎に角 観て感じて欲しい。素晴らしい映画です。
良かった
そして母になる
皆様、いきなり寒くなって参りました。日中は丁度良いですが、朝晩は寒いです。北海道の大雪山系は冠雪が記録されました。
さて本作「ミッドナイト スワン」ですが、草彅剛の渾身の演技が堪能出来ます。と、映画の感想に行きそうですが・・・
私は週刊文春を長い間、読んでいます。辞めたいのですが和田誠さんの表紙を見ると堪らず買ってしまいます。大好きなんです。和田誠。
最近の事です。冒頭グラビアに妙齢の美女。あれ?見た事がある。富永愛?違う!後半のページで、正体が判明。そうです。
草彅剛です❗️
取り上げてくれてありがとう。と・・・同時に複雑な思い。だって文春がSMAP解散のトリガーを引いたのは間違いない。お前だよ!余計な事をしやがって。週刊新潮の中吊り広告をカンニングしやがって❗️テキトーにごまかしやがってよー‼️このセンテング スプリングめ‼️
はっ❓❗️失礼しました。言い過ぎました。
詫びろ、詫びろ、詫びろーー‼️
ごめんちゃい🙏
でもカンニングはカンニング。かもめはかもめ。ダメですよ。
はい。枕終了です。ここから本作の感想です。まずは簡単なストーリーを・・・
トランスジェンダーの凪沙(草彅剛)は新宿のショーパブで働いています。そこに東広島の親戚の娘の一果(服部樹咲 はっとりみさき)が同居する事になります。もちろんお金目当てです。
一果の母、早織(水川あさみ)は水商売。金髪。
元ヤンキー。養育の資格がないと引き剥がされたのです。
水川あさみは凄味が有ります。しかし私はワクワク。何故か?いや切れのある広島弁が気持ちいいんじゃ❗️逆に叱られたい。広島の人はどう思うんじゃろのう。
広島弁は本当にいいのう。「父と暮らせば」で
宮沢りえちゃんが広島弁丸出しで紙芝居をするんじゃ!悶絶じゃ❗️みてくんさい。
草彅剛はSMAP感を消して凪沙になりきっています。近作のだらしない大人感を消しています。せつないのう。でも好きじゃ❗️しかし大事な事は・・・
主役は一果じゃ。虐待を受けて育った子供。喜怒哀楽のベクトルを極限まで抑えて育った子供。しかし・・・一定のラインを超えると爆発する子供。
正直、難役じゃろ。まず、なかなか喋らん。最初の台詞が「嫌じゃ❗️」こっちはズッキューンじゃ!
まあ題名にスワンが入っているんで、バレエが
大切なモチーフになっているんですよ。一果のバレエスキルの上達。表情の変化に注目して下さい。とんでもない!
あっ?この感じ。リハウスの宮沢りえじゃ❗️
大物じゃ❗️
とりとめのないレビューですみません。
読んで頂き有難うございました。
じわっと泣けた
救われないシーンが多くて、場面はぶつ切れ感があるけど、とても良い
服部樹咲の一果役も多少のぎこちなさをぶっ飛ばして良かったけど、草薙剛のぎこちない生きざまの演技が良かった。 自分の人生でつらかったことを思い出してきて、数十年ぶりに泣けてきた。 人生って、思うようにならないな。
鳥肌もの...
この感覚は何なのだろうか?
気が付くと自分で自分を軽く抱きしめている。
心が満たされる感覚と空っぽになる感覚を同時に感じました。
草彅剛さん演じる凪沙らトランスジェンダーの彼女たち、今作で女優デビューとなった服部樹咲さん演じる一果とその同級生りん。みんな「自分の立場に苦しみながら世の中をもがいて生きている」というより「自分という生命を必死で輝かせようとしている」という印象でした。
草彅さんは素晴らしい俳優さんですが、今回はまた別格です。
冒頭お客さんの接待中に照れで頬を両手で覆う仕草を見た瞬間、この作品に取り込まれてしまいました。
本当に終始美しかった。
服部さんも初めての御芝居とは思えないくらい良かった。
凪沙を見つめる目の変化などは形としては簡単だと思います。
しかし、そこからちゃんと凪沙への想いも伝わって来るのですから素晴らしい。
たまに1エピソードの展開が短かったかなと感じることもありましたが、これらは蓄積なのだと思いました。
この作品は過程が最大の魅力ではないでしょうか。
もちろんラストも感動しましたし、綺麗に描けていましたが、そこよりもさらにアルバイトがバレてしまった帰り道や一緒にした夜のバレエ練習、2人の気持ちと過ごす時間が親子のモノになっていく過程に文頭のような2つの感覚がありました。
作中で多かったバックショット。
距離とかではなく「向こう側」、綺麗な後ろ姿なのに痛みや憂いを感じざるを得ません。
ラスト浜辺で踊る一果を見つめる凪沙が「綺麗、綺麗…」と呟きます。
自分もあんな風に踊れる白鳥になりたかったんでしょうね。
草彅さんが自身が出演された作品の中で今作が1番終わってから席を立てなかったと仰っていました。
納得です。
僕も映画館は出たものの、近くのベンチに座り浸ってしまっています。
劇中とエンドロールで流れる渋谷慶一郎さんの『Midnight Swan』が頭から離れません。
今僕の目に映る全ての光景が映画になっています。
美しい
全500件中、361~380件目を表示