ミッドナイトスワンのレビュー・感想・評価
全672件中、101~120件目を表示
人生の滑り台って一度、滑り出すと止まんないのよ。
映画「ミッドナイトスワン」(内田英治監督)から。
LGBT関連の作品と分かっていても、手術の様子や
股間が血だらけの描写には、ちょっと抵抗感を覚えた。
作品を通じて表現されるバレエネタで「オデットですか?
踊りがとても上手だね、お嬢様方。
でも朝が来れば、白鳥に戻ってしまう。なんとも悲しい」を
LGBTと絡めてまとめようとしたけど、難しかった。
作品と関係ないかもしれないが、ニューハーフの同僚が
呟いた台詞が、妙に引っかかったので、メモをした。
遊具の滑り台は、足や手を使って、止めることはできる。
けれど、人生の滑り台は、そう簡単には止まらない。
マイノリティの世界は、生きづらさを感じるだろうし、
まだまだ、それを念頭に生きなければ、苦しくなる、
だから、慎重に生きなければ・・そう教えられた気がする。
滑り出すのも勇気がいるけれど、止まるにはもっと勇気がいる。
生半可な気持ちで滑り出すと、大怪我をするかも・・。
だから、このフレーズが気になったのかもしれないなぁ。
ひとつの不自然で全てが台無し
性転換オペ失敗してなんで治療しないで放置して死ぬわけ?
ラストシーンを感動的にしたいからって無理矢理殺すなよ。
シラケるわ。
美しい!!映画館で観るべき!!
こんな人生って辛いか!ってのを、これでもかってぐらい突きつけられて、押し付けられて、
その隙間に、とんでもなく美しい一瞬が差し込まれる。
それがあるから生きてけるし、人生って素晴らしいって思える。
すごい良かったです!!
特に中盤の2人で踊るシーンと海のシーンは最高過ぎる!!
イチカとリンがめちゃ良かった。
草薙くんは喋ってないときの眼差しがめちゃ良かった。
僕の心が汚いからか、バラエティーに毒されてるのか、
トランスジェンダーの役がどうしてもコントっぽく観えちゃいそうだったけど、ギリ大丈夫でした。TVで集中力なく観てたら危なかったかもと思いました。
集中してみないと勿体ない映画だと思う。
一昔前のドラマとかでのトランスジェンダーの扱われ方って、大体、ギャグ担当&辛い思いしてる分、人生分かってて優しいヤツみたいな感じで、
そうゆうキャラの出し方が好きじゃなかったんですけど、そーゆう嫌だ味は全然なくてよかった。
あの24時間TVの気持ち悪さというか。
ジェンダー関係なく、人間はみんな汚くて悪くて優しくて美しいよね。
ストーリー的に回収してくれないモヤモヤみたいなのが、けっこうあったんですけど、多分、お話を観せたい映画じゃないから!ってことなんだと思います。
見逃し再上映してくれてホントよかった!
泣いちゃうから、1人で観に行くのがオススメです!
かなりよかったけど、、
草薙君の演技が神がかってて、まさにニューハーフを演じていた、あまり綺麗とは言えない部分がリアル。
ヒロインの女の子、やさぐれていて、最初はあまり可愛く感じないんだけど、本当にどんどん綺麗になっていくのが見てとれるのが凄い。
ヒロインの子の才能に惚れこんで、性転換までして母親になろうとする執念はわかるんだけど、お涙頂戴なラストにしたかったような作りにするのはちょっと浅いような、、
あと、親友?の子、半ば無理やり友達になって、百合的なシーンを入れてみたり思わせぶりなんだけど最後まで拾わないし一体なんだったの?ってなる。
性転換した草薙は失敗?してやたらダメージをうけていたけどあんなぼろぼろになってしまうの?目もあまり見えなくなってたような?
とにかくところどころでよくわからないシーンが唐突にでてくる(バレエの大会で実の母親が突然現れたり、草薙のところに戻ってきたら完全に壊れてる、金魚がいないのも認識してないレベルになってる理由がよくわからない)
とにかく話を詰め込みすぎてて雑な部分がある
草彅くん、本当好き♡
評判良かったから、ずっと観たかった作品。草彅くんの女装、竹久夢二の絵のような、薄幸の美人で、決してはっちゃけたゲイバーのホステスじゃないところに、妙なリアリティを感じました。
いちかちゃんは表情によって、草彅くんにも似てたし、水川あさみにも似てたし、タッキーにも見えたw
女優としてのカメレオン感、顔が小さく手足が長い少女漫画の等身、演技演技してない台詞回し…オーディションで選ばれるのはこういう子なんだなと納得しながら観てました。
ストーリーは確かにリトルダンサー感はあったけど、チョコレートドーナツも彷彿させたかな。万引き家族、そして父になる…など、血の繋がりだけが親子じゃないというテーマは色々ありましたが、凪沙の役が悲しすぎて、重過ぎました。
少年成長物語好きな私としては、もちろん少女の成長も嬉しかったりしますが、りんちゃん役も悲しくて、そこの救いがほしかったかなと思います。
やっぱりベタでもいいから、ハッピーエンディングがいいな。
最近は一本の映画の中でよく居眠りし何回も途中で巻き戻しすることが増...
草彅剛!
草彅剛さんが凄かった。
観る前は草彅剛ファンが贔屓目に良かったと言ってるだけ
なんじゃないか?という気持ちもあったけど、
全くそんな事なかった。
草彅剛を知らない人でも凄い役者だと分かるような
演技だったと思う。
いちかのために働き始めるシーンなんか、
容姿は草彅剛のはずなのに、えっ!と思うほどに
役に憑依していた。
所作や言葉遣いや表情もキャラクターそのものという感じ
だった。
ただ草彅剛さんの演技は誰もが評価すると思うのだけど、
脚本はやや説明不足な気はしていて、
時間経過して次のシーンとなるのだけど、
その飛んだ時間で何があったかって結構重要なんじゃない?
と思ったり、これってどうなったの?と言うシーンが
結構あった。
いちかちゃんは無口なキャラクターだけど、
それにしても感情が分かりにく過ぎたかなと思いました。
LGBTに理解ある方だと思ったけど、全く何も分かってない
と言う事がよく分かりました。
面接のシーンで「LGBT勉強中です」と面接官が言うけど、
あの悪意のない言葉が1番傷付ける感じ、
あれは自分なんじゃないか?とゾッとしました。
リトルダンサーのように、いちかになれなかったもう一人の
自分を重ねる感じをもっとストレートに見せて欲しかった。
だけど、やはりこの草彅剛は絶対観た方が良いと思います。
偏見。。
話の内容良かったのですが、、
トランスジェンダーの方を描いているのに
逆にすごい偏見があるなと思いました。
ここからネタバレになりますので改行しますが
今時性転換手術を受けて、あんな感染症で亡くなるのでしょうか、、
タイや海外での手術技術も衛生管理も、多分ですが優れていると思っているので
いくら怠けていてあんな事になるのでしょうか。。全体的に悲しく描かれすぎて
そういう部分はあまり入ってきませんでした。
役者は良かった
役者さんは全般に良かった。
草なぎの女としての仕草が過剰にも見えるけど、実際にトランスジェンダーとか女装趣味の人って、女性として見られる事を意識しているから、女性よりも女性な仕草になるって言うからあんなもんかなぁ。一果の表情が変わって行く様も良く撮れている。
ただ、シナリオと演出がどうかなぁ。LGBTの負の部分だけを見せているから、物語の抑揚を感じられない。展開にも無理が有って、シングルマザーの育児放棄で女子中学生が、ほぼ面識も無い母親のイトコ凪沙(草なぎ)に、それも広島から東京と離れていて預けられるのが「えっ?」ってなる。女子中学生を40代男に預けるか?しかも、まだトランスジェンダーと隠しているのに。解説等だと、凪沙が一果を預かるのも養育費目当てってなっているけど、それほどに貰えるかなぁ。
一果にバレーの才能が有ったにしても急成長過ぎる。りんが一果にキスするのも友情なのか、同性愛なのかが分からない。と言うか、りんのポジションを都合良く使い過ぎてるかな。
演技のプラスと、シナリオのマイナスでプラマイ星3。
邦画の新しい時代
母性…
何と言っても草彅剛の体当たり、迫真の演技が見どころ。幼い頃から、自分の性に違和感を感じ、苦しみ、広島の片田舎を出て、東京で水商売をしながら一人暮らし。そんな中、再従姉妹のいちかが転がり込んできたことで初めて人に頼りにされ、共に暮らすうちに母性が生まれる。やりたくない仕事もいちかのバレーを続けせようと働くのは親そのもの。結局、本物の母親の元に戻ってしまったことで、自分も性転換手術を行い、女性=母親になろうとするが、無理がたたってしまう。性同一性障害の人は周囲から奇異な目で見られ、病気でもないのに、変人扱い、未だに水商売しか働き先がないなど、問題は多いと感じる。田口トモロヲは分からなかった。
白鳥になれなかった凪沙、なった一果
草なぎ剛、主演男優賞は真っ当な評価である。これは凄い!草なぎ剛以外の誰がこれを演じられるのか、彼でなければ成り立たなかっというくらいはまり役だった。トランスジェンダーの苦悩は「今は白鳥になれた」ような芸能界他で活躍されてる方々が振り返る過去で聞く話でしかなかった。どんなに辛くても今はこうなれた、的な。でもきっと誰もが白鳥にはなれない、そんな闇の部分をさらけ出したストーリー、映像に戦慄を覚えた。女装したら本物の女性よりきれい、な人ではこの役はダメです。(これは草なぎさんには失礼かもしれないが)そして別の闇を抱える一果、凪沙と同類の暗さを帯びながらも見事に白鳥へと成長する、その闇と光を実に見事に演じた。凪沙と同様に彼女のバレエをいつまでも見続けていたいと思う自分がいた。
哀しすぎる
一言「哀しすぎる」。
草なぎさんがトランジェスター役に挑んだ、話題作。
実は簡単に感想が書けない、ずっしり重たい内容です。
子供の頃に気づいた自分の性の違い。
それを背負って街の片隅で生きていた、主人公・凪沙(なぎさ)が。
母親に育児放棄された、遠縁の子一果(いちか)と預かる所から話が始まります。
愛情を受けずに育った一果と暮らすことで。
そこに擬似親子愛が生まれ。
「一果を守りたい、一果が才能を持つ“バレー“をもっと練習させてあげたい」。
そう思った凪沙は、肉体労働に出るけど力がない。
「ヘルメットに名前書いとけよ」と言われたシーン。
ここが私は印象的で、話の転機にもなったかな。
凪沙で生きてきたけど、本当は違う。
凪沙と一果これからは、どうなるのだろう。
途中引き離されても、心はずっと通じている。
ハッピーエンドで終わってほしい。そう願ってみてました。
そうじゃないと・・・。
草なぎさんの体当たりの演技に圧倒。
言葉がないっていうのは、こういうことか。
いやいや、よくここまで演じれたね。
そしてこれがオリジナル脚本というのも、すごいな。
結構重たいのでおすすめ!っていうわけにはいかないのだけど。
機会があったら。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「一人で生きな意見のじゃ、強くならんと」
85点
どこかで見たような場面多い…
雰囲気
草彅くんとイチカ役とリン役の少女が凄く良い。
脚本は既視感とステレオタイプで、目新しいものはなく、またジェンダーの描き方に雑さに嫌悪感が感じられる。
皆さんと同じく、貧困とマイノリティとバレエ繋がりのリトルダンサー、そして少女の儚さと危うさとバレエ繋がりの花とアリスを思い出した。
脚本によって、もっともっと繊細だけれどもハートウォーミング!な作品になったと思われるけれど…
3人の演技と雰囲気で、力づくでそこそこ良作に纏めていると思う。
重いです。
映画として非常に良質な作品だと思います。
ただ共感できるかと言えば
できないです。
泣けてかと言えば、
泣けてなかったです。
自分は多分LGBTじゃないからだと思います。
偏見の目で観ている訳ではないですが、
入り込めない世界じゃないからです。
取材等をしていると思いますので、
現実みが無い世界じゃないと思いますので、
映画を通して少し触れてみたと
思っています。
ただただ 重いです。
ほんと人間の綺麗な面と醜い面
同時進行で見た気分
唯一 共感できたのは
水川あさみさん演じる母親
わかってるわかってはいても
上手いいかない
逃げたい けど
やっぱり そうもいかない
あーーーもうどうせい 言うの‼︎
って感じ
私も娘がいる身なので
わからないわけじゃないです。
私がもしこの作品の世界に入ったならば
私はらんまになりたかった。
久しぶりに見た残念な映画でした
全672件中、101~120件目を表示