「言葉なき2人の目指す居処」ミッドナイトスワン えぴさんの映画レビュー(感想・評価)
言葉なき2人の目指す居処
北野武監督『キッズリターン』以来の鑑賞した後の呆然を味わった作品だった。トランスジェンダー、ネグレクトといった社会的問題を単純にフィーチャーし、共感を誘うものではなく、言葉では通じない2人の行動や言動に視聴者の心を動かした。
途中のお爺さんのセリフ『悲しいのは、夜が明けると普通の白鳥になることだ』といった正に『ミッドナイトスワン』がこの儚くも切なさが、2人を象徴させたのではないか。
草彅剛さんも去ることながら新人女優・服部樹咲さんの感情を体全体で感じさせる演技力に引き込まれるものを感じました。
今年になって映画館で観た映画では1番かも。
0.5点は時間経過がサクッとわからない部分があった所です。
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